「永遠」を聴きながら、yumenouragawaとしての最初のライブで聴いた「永遠」を思い出していた。あの時は、一人で懸命に鍵盤の上から音を探しながら曲を紡ぎ出していたように思う。それから時を経た今日の「永遠」は、多くの人の助力も受けながら最大限にイメージを膨らませた、本当に素晴らしい「永遠」だった。

yumenouragawa1周年ワンマンライブ。約1年半のyumenouragawaとしての活動、そして前名義「鈴田ねこ」の活動をも含めた、集大成ライブだった。
「DJすずちゃ」の自作曲セットでのDJプレイでスタート。繋ぎが上手くなってるのでは…？そして、アイドル・鈴田ねこの限定復活。このシリアスな歌詞の曲たちでザ・アイドル現場に立ってたのって、すごいな。
そして、yumenouragawa。前半は、長田左右吉氏の演出による、演劇的なパート。ダークファンタジーなシナリオがyumenouragawaの楽曲をより魅力的に引き立てていて、素晴らしい舞台だった。ここでの「永遠」がほんとに感動的だった…。そして後半はバンドセット。MCを挟んだ和気藹々とした雰囲気の楽しいライブ。良曲揃いのめっちゃいいガールズバンドじゃん！これは1回限りというのは勿体ない。また聴きたい！自分が鈴田ねこに嵌まるきっかけとなった「機械仕掛けの秘密」がバンドの演奏で聴けたのはほんと嬉しかった。

月見ル君思フに一人で立ったステージから約1年半。演出でもバンドセットでも多くの人と関わりながらyumenouragawaの世界がより豊かに表現されていて、ほんとに大きくなったなと思った。そしてとても印象的だったのが、共演者として「鈴田ねこ」を選んだ事を語ったMCで、「鈴田ねこの存在が頼もしいと思った」ということを言ってたこと。そうやって肯定された過去があるからこその、今。全ての積み重ねが、今日の素晴らしいステージを創り出したのだと思う。
だから。これから創られるものも、きっと素晴らしい。これからのyumenouragawaの世界、とても楽しみにしています。