かききまなみ2019年リリース作品

2019年のかききまなみのリリースは、CD4作品。去年は怒涛の連続制作があったので、比較的に少なく感じるかもしれないけれど、どれも重要な作品です。

・おもいでのあるばむ3
2017~18に行われた12ヶ月連続制作の作品に、ライブの出囃子としてお馴染みの「夢の中で」、以前TRASH-UPのコンピレーションに収録されていたレア曲「午前0時のお正月」の2曲を加えたアルバム。かききまなみの代表曲が満載されたマストアイテム。ライブでよく披露される曲がたくさん聴けます。(12ヶ月連続制作作品についてはこちらで詳しく紹介してます!)


・夢灯り

祭囃子のようなリズム体と流麗なピアノの響きが印象的な曲。過去の世界と今の時間を繋ぐもの、それが「思い出」。かききまなみ作品にとって重要な、「思い出」を描いた歌。

・生前

実に不思議な歌。まだこの世に生まれていないものの視点、というものを描く想像力。これは離れ業だろう。創作を生業としているからこそ知っている創造の苦しみ、生まれることが出来なかった作品たちの叫び、そのようなものに囲まれて生きるという業の深さから生まれた歌なのであろうか。

・産業廃棄物

インストゥルメンタル曲主体のアルバム。ゆるやかで幻想的な曲あり、ポップで楽しいチップチューンあり、さまざまな形のかききまなみを楽しめる。それでもなにか統一された空気が感じられるのは流石。唯一のヴォーカル曲「宇宙船トロイカ」は、ボードゲーム「トロイカ」の世界を歌った曲。ゲームをやってみるとわかるんだけど、ほんとにゲームの内容をそのまま歌にしている。だけどそれが同時に人生の厳しさ、つらさの表現になっているのが面白い。

上記作品は、ねこわらし通販、そしてライブ会場の物販で入手できます。
「夢灯り」「生前」「宇宙船トロイカ」は最近のライブでもよく披露されています。ライブ曲としてとても映えているし、その日のセットリストの組み方によって聴こえ方が全然変わってきます。機会があれば、この曲たちの魅力を感じるためにライブ会場に足を運んでいただけると嬉しいです!

(追記)
「産業廃棄物」がタワーレコード渋谷店にて販売されます!やったー!!

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