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2023.2.19 かききまなみ例大祭2023「〝すき〟でいてくれてありがとう」

今まで、いわゆる生誕イベントを避け気味で、開催しても小規模なものだったかききまなみさん。今年の「例大祭」は、たくさんの演者さんに囲まれて、たくさんのお客さんが集まった、とても素敵なお祭りになりました。そしてそれは、かききさんにとって、とても大きな一歩になりました。

・DJすずちゃ

入場から開演までの時間帯はちょっとバタバタしてたんでしっかりと聴けたわけではなかったんだけど。それでも耳に入ってくるかきき曲縛りセット、インスト曲までも駆使してて、これはよっぽど好きで深く掘ってないと出来ないDJプレイだなと思いました。かきき愛が深い。

・yumenouragawa

「みえる子だぁれ」のピアノカヴァーが素晴らしかった。イントロでもう泣ける…。輪唱のようにヴォーカルが被る部分どうするんだろ?と思ってたらそこでかききさんが登場して二人で唄う、その演出もほんと良かった。yumenouragawaとかききまなみ、作品に通底する寂しさと永遠を願う心、とても似通ったところがあると思ってる。この日のyumenouragawaのステージも、寂しげな雰囲気の漂うストーリー仕立て。でも最後はハッピーエンドで良かった。最後の曲「真夜中ショータイム」、かききさんが最近出合った音楽仲間と深夜の会話を楽しんでる様を描いてるかのように聴こえました。
前名義の「鈴田ねこ」を発見したとき、この人はかききまなみとの相性が良いのでは…?と思っていたので、今こうやって親交を深めてくれているの、とても嬉しいです。

・津崎真希

つったん、自分がかききさんを初めて知って間もなくの頃に、神田ミーファで同じ日に出演してたのを見た事ある。オタクを鯖缶にケチャさせてて、なんだこれは…?と思ってた。それから時を経てcoco de teaのかきき主催に呼ばれて出演したときに、ああ!あの時の…!と気付いたのでした。長い間同じコンセプトで活動を続けてるの、ほんとすごい。例大祭でも、パワフルでストレートな、声出しで盛り上がるのがめちゃめちゃ楽しいステージでした。シリアス曲の最中も床でブルブルしてる鯖、客席からもめっちゃ気になりましたよ…。

・るなっち☆ほし

るなほしさんとかききさんが出会った伝説の「クソイベ」、目撃してるんですよ…。あれが自分のるなほし初見だった。その後よく阿佐ヶ谷で共演してるのを見たなあ。
なので。例大祭のセトリ、まさにあの頃の雰囲気じゃん…!と懐かしい気持ちになって盛り上がりましたね。
そして、「銀河に願いを」「銀河に願いを2」でのコラボ!エモいにも程がある!これはほんとに感動しちゃった。特に「2」の歌詞。これはきっとるなほしさんの姿とかききさんの姿が重ね合わされたものなんだろうなと想像しました。

・御伽キノコ

大妖怪様!初めて見たのはたぶん国分寺モルガーナ、たぶんかききさんと初対バンの日。和モチーフのかっこいい楽曲揃いで、こういう人が他にもいたんだ…!とびっくりした。その後「致死量実験室」で幾度も共演、そしてキノコさんの重要なイベントにかききさんが呼ばれるようになって何度も大阪に行きましたね。有難いことです。
スラッとした長身を活かしたしなやかな身のこなしと美しい歌声。妖艶な世界。静かな雰囲気から始まり徐々に上げていき、最後の「妖怪パレヱド」でお祭り騒ぎ!本当に久し振りに声を出して「う〜わっしょい!」出来たのほんと嬉しかったな。

・ophelia 20mg

魔女様!ステージの上に妖しい異世界を創る力の強さは唯一無二。そして、東京主催「致死量実験室」。独特の世界を持った表現者ばかりを集めたこの舞台に、かききまなみという存在を加えてくれたのは本当に嬉しいこと。かききさんきっかけでこのイベントを見るようになった自分も、すっかり魅了されました。かききさんの致死量実験室への力の入れ方はいつも物凄いものがあって、この場があるからこその成長があったのではと思います。(力を入れすぎるあまり柵に挟まったり衣装を忘れたり音源を忘れたりもしてましたが)
なので、この例大祭の舞台でイベントテーマの「致死量実験室」を歌ってくれたこと、ほんとに感慨深いです。

そして。御伽キノコ+ophelia 20mgのコラボでの「花ゐちもんめ」…!これはもう本当に美しくて凄かった…。だけど、普通は生誕イベントでのコラボステージと言ったら主役とゲストの演者さんのコラボですよね…?今日の主役、最前列ど真ん中でゲストの二人のコラボを堪能してましたね…。まあ、そんなかききさんのおかげで自分たちもこの素晴らしいステージが見られたので、感謝しなければならないですね…。

・かききまなみ

yumenouragawaさんの「みえる子だぁれ」朗読から始まった舞台。会場を埋める赤い旗と赤い光。新しい歌、懐かしい歌。感極まりそうになりながらも、しっかりと歌い上げるかききまなみ。舞台からだけではなく、会場全体から湧き上がる声。アンコール最後の曲「ノスタルジック≒ホラー」、観客席との声の掛け合いと「らーらーらー」の合唱。本当のノスホラが帰ってきた…!
最高の舞台でした。

新曲「サンクチュアリ」がとても好き。TekeTeke氏による曲。かきき曲にはない曲調と歌詞。だけど、ひと夏かぎりの出会いの永遠性を描いたこの曲は、かききまなみの「座敷童子」の世界を別の視点から描いたものとも言える。これはまぎれもなく、かききまなみの世界。今までのかききさんの作品が人に愛されてきたからこそ、それがフィードバックされて、こういう形での「かきき曲」が生まれた。とても素晴らしい事と思います。


事前の準備から当日のステージ設営にまで加わった守り手(かききファンの呼称)、たくさんの素敵な演者さん。フロアを埋めたお客さん。かききさんは、みんなの力に助けられたと言うだろう。だけど、その力をここに集めたのは、かききまなみ自身。みんな、かききまなみの創る世界に魅了されて、ここに集まって来た。

この日この場所に創られた本当に素敵な世界、これを創ったのは、かききまなみです。

これが、かききまなみの世界なのです。


今までを思えば、この日は、かききまなみにとっての大きな一歩。
それを大成功させたのだから、次の大きな一歩も、きっと大丈夫。

2023.9.16(土)
かききまなみワンマンライブ。
月見ル君想フに、最高の世界が創られることでしょう。

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