昔、サッカーのサポーターブログをやってて、やめました。

大昔の事なんですが、かなり熱心にサポーターブログを運営してました。当時から、考え方の違う人々が「サポーター」という大きな言葉でまとめられてしまう事に違和感を覚えてて、記事内では意識的に「サポーター」という言葉を使うことを避けていたのですが、内容的には、サポーターブログでした。そして、そのブログは、やめました。

大きなきっかけが、ふたつ。

まずは、鈴木淳氏がジェフの監督を務めていた頃、試合前の選手紹介の時に、鈴木氏「だけ」にコールを送らないという応援が常態化してしまった事。簡単に言います。それは、差別的行為です。チームに対する応援とはとても言えません。その頃から、スタジアム一体で応援する、という事に疑問を覚えるようになりました。とても賛同出来ないような行動をする人々と思いを同じくする事など、出来ません。「サポーター」と呼ばれる何者かで在ろうとすることに意義を感じなくなりました。

もうひとつ、決定的だったこと。山形に破れた味の素スタジアムでのプレーオフ決勝。試合後のゴール裏スタンドには、試合前に配られたコレオペーパーが、その場に捨てられていました。物凄い量の紙が。Jリーグのスタジアムで見た中で、一番汚い、みっともない光景でした。そして、それを見た自分は、悲しみも怒りも感じませんでした。ただ淡々と、「ああ、そんなもんなんだ。」と思いました。気持ちが離れていることを実感しました。

そして、次のシーズンが始まるちょっと前に、ブログをやめました。


その後も年間チケットは買い続け、スタジアムにも足を運んではいるけれど。近年は、他に用事があればそちらを優先することの方が多くなってます。一度外に目を向けてしまったら、世の中にはもっともっと楽しいことが他にいくらでもあると気付いてしまいますから。大切な余暇の時間を、不快感を我慢しなければ楽しみが得られないような事に使う必要はないのです。

コロナ禍は全く収まってはいませんが、なんとなく世の中の空気が開放的になってます。それとともに、スタジアムの客席での身勝手な行為について耳にすることがとても増えてます。

それ、応援ではありませんよ。ただ客を減らすだけの行為ですから。

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