2020年、ピューパ!!に出会ったこと

最初に見たのは、2月22日の新宿marble。華奢で可愛い子が一人でステージに立ったので、ソロユニットなのかな?と思ってたら、途中からおそろしく綺麗な子が入ってきた。天音たるとさん、柊ゆいのさん。エレクトロポップな楽曲が自分好みだったので、物販でCDを買って帰った。

柊ゆいのさんの生誕イベントがあるらしいので行ってみようかな、と思っていたら、感染症の影響で飛んでしまった。そのかわりに配信イベントを何度も行っていたのでなんとなく見ているうちになんとなく親しみを覚えてきた。新曲のシングルを毎月リリースしてて、通販で入手する度に、どの曲も完成度高くてかっこよくてびっくりした。ステージ活動がままならない状況の中で、もう一人、詩芽らみさんというメンバーが加わった。

徐々にライブハウスでのイベントが再開されてきて、ピューパ!!のステージを見る機会も得られたので、少しずつ足を運ぶようになった。最初のうちは、やはり新体制を始めたばかりのユニットだな…という感じの不安定さがあったけど、ものすごい勢いでパフォーマンスが上がっていった。特に、歌の力の伸び方がすごかった。11月の天音たると生誕祭での「Ajisai」は本当に美しくて、感動してしまった。

たぶんこれが、出会うタイミングだったんだろうなと思う。不安定な世の中で、新体制を築き上げるスタートに立った時期。このタイミングで知ったから、ピューパ!!のことがより好きになったのかもしれない。

アイドルの世界って、ステージも物販での触れ合いの時間も含めて、幻想だと思っている。幻想だと知って幻想を楽しむものだと思っている。だけど、その幻想を紡ぐのは、人間だ。人間が創ったものだと感じられるから、人間の物語が読めるから、美しいのだろう。

自分はたまたま、ピューパ!!の物語を手に取った。きっと自分の知らないたくさんの現場で、自分の知らない人たちが、たくさんの物語を綴っているんだろうな。きっとそれぞれが、美しいんだろうな。

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