止まらない(批判)ホロライブ、おわらない(炎上)ホロライブ

はじめに

初めまして。ホロライブなんて興味無いね……なんて思っていたら知らずのうち沼に溺れてしまった、しがない一ファンのベルと申します。

今回は私が最近ホロライブに対して抱く考えや印象を記載させていただきました。あくまで、個人的な意見と感情論による内容かと思いますので、客観的な内容でないことはご了承ください。

炎上

ここ最近、ホロライブに対しての批評の嵐を皆さんはご存知だろうか。大きな話題性を持った炎上と言えば、チベット発言、関係者による所属ライバーへのストーカー行為、任天堂含む様々なゲーム配信による著作権問題、また個人的に取り上げたい常闇トワの謝罪動画。細部まで開けば、建築王やメタタグ問題などが存在していた。

これらの問題が俗に言う「アンチ」の的になり、また彼等の言葉には一種の正当性があるが故に、火種として着実に広がりを見せどれもが炎上として成立。(それぞれの問題についての詳細は省略します)

勿論、運営は声明を出すという行為により炎上沈静化を図るが、全ての問題に対して、ではなく一部問題へ声明を出す、という謎の行動をとり、一層アンチに燃料を投下するという連鎖を生み出してしまう始末。また、この流れ(例:炎上→声明→炎上→炎上→声明→炎上)によりファンの中では運営に対して不信感を抱く方も少なからずいた。


募る不信感と下がる信用度

7月22日、「ホロライブは晒し上げをしている」という内容の元、とある画像付きのツイートが投稿された。

問題となっている点は長くなる上に現状真意不明な諸説ある状態なので置いておくが、簡潔に言うと見る人によっては晒し上げに見える、思える、という内容だ。私個人としては言われてみればそう見えるデザインだと感じるが、同時にそれは流石にこじつけでは?とも思えてしまう。

だが、本質的な問題点は晒し上げ云々よりも、こういった粗探しに近い部分さえ簡単に炎上してしまう程度には、現在の運営に不信感を抱くリスナーがいるという点だと私は思っている。

簡単な話、信用度が高ければ今回の画像に対して晒し上げだ、という意見はまずもって生まれないだろう。何故なら、その信用とは「所属ライバーを大切にしているちゃんとした企業」という確信の元、発生するものであるからだ。

この信用を現状ホロライブは大きく失っている。夜空メルのストーカー問題は勿論だが、星街すいせい(以下すいちゃん)のどうぶつの森配信における「収益化は解禁された」という発言も冷静に考えれば、運営側がライバーに虚偽の情報を渡したことになる。

所属ライバーに対して重要な内容を嘘交じりに伝える箱を信用できるか、と問われれば果たしてファンの方達は首を縦に振るだろうか。少なからず私は傾げる。

また、間違った認識をしてほしくないのは「所属ライバーを自由にしている」と「所属ライバーを大切にしている」は全くもって違う。おそらく、上記の意見に対して「でもライバーは自由にのびのびと配信してるよ」という考えを持つ方がいる可能性を考慮し言わせていただく。

戌神ころねが過去に著作権ガン無視で「著作権やばいかな?バレなきゃ平気かな?」というスタンスで配信を行っていた事が何度かある。

これは確かになるほど自由だ、とは思う。本来こういった点は運営から指摘が入り、後々規制が発生するからである。

それをせずに、やりたいようにやらせるのは正に「ライバーを自由にしている」とは思う。

だが、これは果たして「ライバーを大切にしている」と言えるだろうか。ころねに関しては放置した結果、炎上が彼女にまで広がっていた。中には心無い誹謗中傷や対立煽りなども見受けられた。

勿論、ころねに非がある事は承知だが、早くから運営が彼女に対して何かしらのアクションをしていたら、任天堂の件で彼女にまで炎は今ほど広がらずヘイトを溜めることもなかっただろう。

「ライバーを大切にしている」とは所属ライバーの事を思い、彼女達が誤った行為をしたなら放置せず正すこと、だと私は考えている。

そういった観点から言わせていただくと、ホロライブは所属ライバーを大切にしている、とは正直思えない。勿論、全く大切にしていないとは言わないが、少なからず彼女達を軽く見ているのではないだろうか。

長くなってしまったが、このような思考から私の運営に対して信用度は低く、またこれは確信ではないが同じ考えの方もいるはずだろう。

勿論、上記の意見は信用度が低くなってしまった一番の要因ではあるが、他の要因も存在する。

それこそ任天堂含む権利問題やチベット問題、常闇トワの謝罪動画、さくらみこの某アーカイブ削除(著作権絡みによるの無言削除だと思われる)などだ。こういった常日頃、常識の範疇内で問題が立て続けに起きれば、嫌でも運営に対して疑問の眼差しを向けざるおえないだろう。

結局の所、炎上し易い状況に追い込んだのは不信感を大募集していたホロライブ自身である。



信者vsファンvsアンチvsホロコーンvs対立厨

さて話は変わるが、何故ホロライブの炎上は全く沈静化しないで寧ろ掘り返させられるのだろうか。

まず、ホロライブファンには、ライバーの言うことやる事全肯定僕の愛絶対!推ししか勝たん!な全肯定民と、推し事楽しいなエンジョイファン、推すが間違った部分は優しく注意するファン、推すが間違った部分はめっちゃ叩くファン、静観ファン、ガチ恋勢、百合好き、と内訳は多岐にわたる。

しかし、炎上騒動に首を突っ込むメンバーは毎回固定されており大体が全肯定、めっちゃ叩くファン、優しく注意するファンで構成されている(優しく注意するファンは静かにフェードアウト)

結果、全肯定vs叩くファンの対立が発生し、ここに紛れ込む対立厨とアンチにより一層炎上が広がっているのが現状である

対立厨はゴキブリみたいな存在であり、ホロライブが燃えればにじさんじを引き合いに出し、にじさんじが燃えればホロライブを比較対象にする、無意味な者達であり嫌われ者。

アンチはおそらくかつてはホロライブファンだった者達が不信感などを募らせた結果辿り着いた姿だと思っている。

叩くファンは間違ったライバーを正す、というよりかは好きなライバーを潰されたくないために運営を必要以上に叩く方達だと考えている。私はおそらくこれに該当するだろう。

全肯定民は運営だろうがライバーだろうが彼女達の言動全てを盲目的に賞賛したり、好きなライバーが批判されていると知るや否や理由を確かめず擁護する民草である。

(全て個人的な意見)


よく現在の炎上から過去の炎上を見れば分かると思うが、上記の者達は途中から問題を批判するのではなく、誰かの意見を批判し、その批判を誰かが批判し、それを〜を無限ループで続けているのだ。

つまり、ホロライブの問題←全肯定、アンチ、ファンの図式からホロライブの問題/壁/全肯定vsアンチvsファンvs対立厨へと成り立っていると感じれた。

個々の主張に主張を重ねている現状で、果たして炎上は沈静化できるのだろうか。

結局のところ、ホロライブを応援している者達の意見が一致しない限り、この論争は平行線を辿って沈静化などしないだろう。

最後に

時に応援し時に批判をする、というのが正しいファンの在り方だと思っている。勿論、理由のない当て付けまがいの批判ではなく、的を得た批判と、妄信的な応援ではなく、ライバーや運営への感謝や気持ちを込めた応援だ。

当然、好きな物が批判されたら憤りを抱くという感性は理解できる。だが、その批判の中身を確認せずに批評したり、然るべき理由の元指摘されているに関わらず見て見ぬ振りや、運営やライバーは正しいと正当性を主張するのは果たして正解なのか、というのを一度冷静に考えてみてほしい。

応援と肯定は似て非なるものだ。

そして無意味な批判と蒙昧な応援はどちらもVライバーというコンテンツを潰す原因になりかねない。

貴方が楽しんでいるコンテンツを大事に思い、それを推しているなら正しいファンの姿勢を意識してほしい、と私は押し付けがましく思うゆえ。

ファンが真摯に向き合わない限り、運営やライバー達も真にこちらと向き合ってはくれないだろう。

V業界とは運営とライバー、そして私達ファンが存在し初めて成り立つコンテンツなのだから。


ちなみに俺の推しは百鬼あやめ、紫咲シオン、ちょこ先生、るしあ、天音かなた、だ。かわいい。