トランプ大統領のワガママ？前々から言われている通り、彼はビジネスマンであり政治家ではない。そんな彼が、「スパイ行為」という大義名分を掲げて、Huaweiを「エンティティリスト」にリストアップ。

その結果、Huaweiは窮地に立たされています。今は大丈夫ですが、それこそ一時期は「SDカード」や「Wi-Fi」すら使えなくなる可能性があるとされていました。それでも今は「SoC」と「OS」が危機的な状況に。

HuaweiがいかにGoogleと寄り添ってAndroidの開発に貢献してきたのか。スマートフォンのカメラの進化にどれだけ貢献したのか。トランプさんは目先の利益を優先して先のことを何も考えてないのでしょうね。

Huaweiが衰退する=スマートフォン市場の成長が鈍化すると言っても間違いない。それだけ、Huaweiはスマートフォン市場において大きく貢献してきた。

Huawei。つまり中国に5Gの覇権を握られたくない。ただ5Gと私達の生活を密接にするスマートフォンの成長が今後鈍化するのであれば、正直意味がない。

少なくともHuaweiを潰したところで、アメリカがHuaweiと同等の通信機器やその環境を提供することは難しい。つまりアメリカが5Gの覇権を握ってもHuaweiならできた5Gの未来をアメリカでは実現することが難しい。

だからこそ余計に悲しい。そしてアメリカにとって大切な企業であるAppleにも飛び火する結果に。結局トランプさんは何を守りたいのか分からない。

ただどうこう考えても、今後Huaweiがどうなるのか分からない。一つ言えるのは今まで築き上げてきたものを再び取り戻すのは難しいということ。

日本でも「DoCoMo」と「au」からキャリアモデルとして発売される予定だったHuawei製品。でも執筆時点では、実質無期限発売延期の状態となっています。

ただ「Huawei P30」と「Huawei P30 Lite」のSIMフリーモデルは国内で発売を開始。少なくとも「Huawei P30 Lite」に関しては地味に人気。

となると気になるのは「Huawei」製品を今購入するべきなのか。正直ありだと思う。今後「Huawei」は独自OSに切り替えるとしています。この独自OSはAndroidと互換性があるとしても、「Google」謹製のアプリはおそらく使えない。

だとすると、「Android」が搭載されている今の機種のほうが今後希少性が高い。確かにOSのアップデートなど不透明な部分も多い。ただ「Huawei」製品は「Android」をベースとした「EMUI」を採用している。

だとすれば、「Android」を採用している既存機種においても、どのような形かでアップデートすることが可能であると思います。また「セキュリティパッチ」に関しても同様です。

となると、向こう2年程度は安心して使えるはず。一方で独自OSに関しては早ければ、秋に登場する「Huawei Mate30」シリーズでは搭載されるかもと予測されています。

つまり「Huawei P30」シリーズと「Huawei Mate30」シリーズで完全に異なる立ち位置になる可能性が高い。だとすると、「Huawei P30」シリーズが狙い目。

当たり前なのかもしれませんが、特に「ハイエンドモデル」はバランスよく進化しており、逆にこれといった特徴がない。

例えば「Galaxy S10」でみれば、初の「トリプルレンズカメラ」を搭載し、さらに、一段階進化した「有機ELディスプレイ」を搭載していますが、これが「Galaxy」の特徴か。といえばそうではない。「iPhone」も同じです。

アピールしたいところがたくさんあるのはもちろんいいことです。ただユーザーにとっては逆に分かりづらくなる。

一方で「Huawei P30」シリーズの特徴は「カメラ」です。スペックを確認すれば分かりやすいのですが、「カメラ」以外のスペックは正直微妙。でも「カメラ」にかなりのコストをかけているからこそ、分かりやすい特徴として「カメラ」があり、そのイメージも定着している。

「Xperia 1」が「カメラ」と「ディスプレイ」だけに標準を合わせたのも、ユーザーにとって、分かりやすい特徴。その結果が今の売れ行きにつながっていると考えることができます。

分かりやすい特徴を持った機種ほど人気が出やすい。そして選択肢としては「Huawei P30」シリーズが該当する。だからこそこれだけ騒がれていても「Huawei P30 Lite」が売れるんだと思います。

多くの人は「Huawei」製品に慎重な姿勢を見せると思いますが、大きく変化する前に購入するほうが、それこそベストだと思います。

「Kirin」チップに、「独自OS」と新しいものは最初安定しない。となると今までのように安定的に使えるのは、少し先の話になると思います。だからこそ、もし迷っている人がいるのであれば、逆にいまこそが購入するタイミングだと思います。

何かしらの参考になれば幸いです。