見出し画像

7 Payの不正アクセスが話題だけど。サービスが増えるより使える場所が増えてほしい。

日本で発売されるスマートフォンは基本「日本独自仕様」にカスタマイズされる。国内モデルは基本「ワンセグ」や「おサイフケータイ」が搭載されます。一方で「SIMフリー」を購入して、「ワンセグ」は別として、「Felicaチップ」を搭載しているのは、「iPhone」と「Google Pixel」くらいです。

特に「iPhone」に関しては、世界で発売されている全てのモデルに「Felica」チップが搭載されている。つまり海外で発売されている「iPhone」も、国内で設定すれば、「Apple Pay」が使える

先見の明がある「Apple」が「Suica」を使えるようにしたということは、それだけ「Apple」自体が「Suica」を魅力に感じたと考えることができます。ではこの「Suica」が全国で使えるかと言えば、使えません。

「Suica」は「鉄道系」の「電子マネー」ですが、それでも全国全ての駅で使えるわけではありません。「2001年」からサービスが開始し、約「18年」経過しましたが、それでもまだ完全に普及していない。

「駅」で使えないということは、「小売店」ではもっと使えない。首都圏では徐々に使える範囲が拡大していますが、それでも使えない店舗はいまだにたくさんあります。

それなのに、「電子サービス」はどんどん増えていく。「Suica」ももちろんですが客の囲い込みの手段として有効です。最近は各社が「QRコード」を決済サービスを発表しています。「PayPay」とか。

小売店としては、「電子決済」用の端末を準備する必要性がなく、さらに「クレジットカード」のように「決済手数料」が高くないことがメリットです。さらにユーザーとしては、「Felica」チップを搭載した機種じゃなくても、使うことが可能です。

それこそ、「SIMフリー」モデルが多々販売されていますが、多くは「Felicaチップ」に対応していません。となると今まで使えなかった人も今後サービスに登録するで利用が可能になります。

ただ「サービス」が乱立しすぎですよね。結局一時期各社が「ポイントカード」で顧客を囲い込むために、お客さんに「ポイントカード」を作るように促進していました。

だから人によっては、財布の中が「ポイントカード」で溢れかえっている人もいました。今や「アプリ」化したものが多いことからも、財布の中がスッキリした人も多いと思いますが、単純に「財布」から「スマホ」に移動しただけです。

結局何種類も「ポイントカード」や「アプリ」を持っていても、使うところって決まってくると思います。そしてポイントカードに加えて、今度は「電子マネー」が「スマホ」の中に溢れかえってしまいます。

各社が新しく「電子マネー」を発表する時って、全国「○○店」で使えるってその数字をアピールしますが、実際に近所で見ると、大して使える店がない。結局ユーザーにとって、便利と感じるかどうかは、全国「○○店」という数量ではなく、普段自分が使っている店で使えるかどうかになります。

今は「電子サービス」が乱立していますが、いずれは収束すると思います。その際により使える範囲が増えて欲しい。結局現状の「電子マネー」は「ポイントカード」とやっていることが同じであって、「ポイントカード」と同じ結末になると判断することができます。

「小売店」の導入の低さを最大限に活かして、それこそ日本でも最も使える範囲が増えた「電子マネー」が唯一残り、そしてそれがユーザーにとって一番汎用性が高いと考えることができます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?