見出し画像

咲かせるさ 愛の花を

将来自分はどうなっていくんだろうな〜と考える。
この先の世の中や経済がどうなっても大丈夫、自分の力で生きていける!と言えるほどのメンタルも財力もない。背後からやってくるいつもの「漠然とした不安」というものとたたかっている。
ただ、今の自分は仕事で嫌なことがあっても次の日にはケロッとできるようになった。モヤモヤとひとりで溜め込んでしまうことを、良いのか悪いのかわからないけど吐き出して忘れるようにしている。

わたしから出ていったものはどこにいくんだろう。
各駅停車の普通列車に乗ったのか。それとも瞬時に自分の居場所を見つけて快速に乗ることができたのか。もしくは、循環バスに乗り込んで行き場を失ってふわふわと揺られ、漂い続けているのか。
迷い込んだ言葉たちは、優しい愛の手に引かれていったいどこへ。

ちゃんと辿り着けるかな。いってらっしゃい。
でも、もう戻ってこなくて大丈夫だよ。
教えてもらった行き先で、どうかお幸せに。
わたしのことはもうほっといてね。

そんなわたしからお返しできるのは、大きい方の唐揚げを入れたり、卵焼きは真ん中の美味しそうなところを入れたりというたぶん本当に小さなもの。でもこういう小さな幸せの積み重ねが、本当は当たり前になって欲しくない日常を、日常にしてしまうことが嬉しくもあり、怖くもある。


あの日の『花束』と今の『花束』、どちらも同じ気持ちでありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?