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不安は悪い事じゃない。想い系ベンチャーからコンサルへの転身【GCOBインタビュー #3 上野翔】

今回のGCOBインタビューは、昔、一緒に働いていた先輩の会社にてお話を伺いました。
先輩にとっては日常でも、こちらにとっては非日常。自然に自社の会議室に案内してくれた姿を見て、今は違う会社で働いているんだなあ、と改めて実感しました。
それでは、GCストーリーOBインタビュー第3弾です。


上野翔
2013年GCストーリー株式会社に新卒で入社。施工事業のプロジェクトマネージャーとして全国数百店舗のロゴ変更や、什器入替えプロジェクトなどを担当。2017年より施工管理チームのマネジャー。現在はスカイライトコンサルティング株式会社のコンサルタントとして業務改革のプロジェクトを担当している。

想い系ベンチャーからコンサルへ。異なる環境で働くからこそ分かる会社の違い

ーご無沙汰しています。こうして転職された上野さんの会社でお会いすると、また違った感覚ですね(笑)
僕としてはこっちが日常なんでそんなに違和感がないんですけど、そんなものなのかもしれませんね。

ー現在はどんな仕事をされているんですか?
つい最近までは業務改善のコンサルティング案件を主に担当していました。

コンサルティング会社は通常「業界」や「ソリューション」で分かれ、担当領域が決まることが多いです。うちの会社は挙手制で好きなプロジェクトに参加の意志を表明出来るので、割と変わってると思います。 そして今は次にどんな案件をするのかちょうど検討しているところです。

ー 職種や社風も異なるので、思い切った転職だったと思うんですが、きっかけはあったんですか?
友人がエージェント経由でコンサルに転職したのですが、そのエージェントの方がすごいとのことで紹介してもらいました。そのエージェントにキャリア相談のつもりで話を聞きに行ったのですが、ご縁があってそのまま転職した感じです。
「自分は人生で何をしたいのか?」が前提に問いとしてあったので、自分のアンテナが立ちやすい状態になっていたもしれません。

当時から、自分は「人生で何をしたいのか」考えていたんじゃないかなと思っています。
GCストーリーで働いていると、「人生の目的」とか「何のために生きるのか?」を問われるじゃないですか(笑)

ー転職で感じた会社の違いはありますか?
どっちがいい悪いではなく、GC ストーリーと現在の会社は全然違います(笑)
そもそも、業務も異なりますが、一番大きいのは人と人との関係性かもしれません。
転職して感じましたが、 GC ストーリーは人と人との結びつきや、社員同士の距離感は濃いですね。うちもコンサルティング会社の中ではウェットですが、それでも全然違う。

ーどういった部分が一番違いますか?
そもそも全員で集まる機会がそんなにありません。自分の心境を率直に話す機会もそこまで多くないですし、そこはGCストーリーは特徴的だったんだな、と改めて思います。


全く異なる環境に転職してもスキルは役立つのか?


ー 今の仕事とGCストーリー時代の仕事はかなり異なるイメージなんですけど、スキルって役立ってますか?
GCストーリーではプロジェクトマネージャーを経験しましたが、スキルの汎用性は高いと思っています。
ステークホルダーと関係性を構築しながら、コスト、品質、納期のマネジメントを行う経験は何でも使えます。

ー 当時働きづめだった印象ですが、なんであんなに働けたんですか?
成長欲求は一つあります。若いうちから仕事ができるようになると、レベルの高い仕事が きます。そうするとまた成長して、仕事ができるようになって、といういいループを回したいのが根底にありました。
大学院卒だったので、他の人よりも遅れているという危機感もありました。
ただ、結局働き方や価値観は人それぞれなので、あくまで僕の場合は、ですが(笑)


転職してもGCストーリーの新年会へ参加してくれる理由


※転職後もGCストーリーの新年会に参加してくださっています。

ー 今でもGCストーリーの新年会に参加してくれたりするのは、嬉しいですが、なんでですか?
まず、奥さんがいるのは大きいですよね。
※注:GCストーリーで人事を担当している上野(旧姓大嶋)かなえさんと結婚されています。

あと、GCストーリーの人は好きですし、会社として上手く行って欲しいと思ってます。
じゃあ、なんで辞めたんだって話は置いておくとして(笑)
環境は離れましたが、応援してますし、力になれる事があれば協力したいと思っています。

ーこの前はGCストーリーで勉強会も開いて下さいましたよね。
ありがたい事に要望をもらったので(笑)
いい本があったので、その本の要素も交えつつ、勉強会を開きました。
本としては「ドキュメント・コミュニケーションの全体観」を中心に話しました。

ー会社と個人の関係がどんどん変わっていってますし、今後も変わっていくだろうなー、と思いますが、上野さんはどう思います?
プロジェクト的な働き方が増える、とは言われてますよね。僕たちが生きている間は会社に勤めるのとどっちの価値観もあり、明確にどちらかに偏るというよりもグラデーションの配分が変わる感じですかね。。緩やかな変化だとは思います。個人的には、どちらでもいいですがいろいろなプロジェクトに関わって貢献していけるといいなと思ってます。

人として普通の事を、懸命にやっていれば大丈夫


ー「個の時代」とも言われますが、そうした働き方が増えた時、自分が何者なのか明確にする必要があると思います。上野さんは内省の機会は、以前から持っていたんですか?
GCストーリーが自分と向き合う機会を提供してくれていたのが大きかったです。僕自身は元々そこを考えるタイプではありませんでした。今はその機会がないので、自ら心がけてそういう時間を取らないといけないな、と思っています。

今は「コンサルタントとしての業務」と「自分が社会に対してしたいと思う貢献の内容」が近いので、大分考えやすくなっています。GCストーリー時代は少し「目の前の業務」と「自分の将来像」が遠い部分もありました。

ー目の前の業務となりたい像が遠いと、大変ですよね、、
ただ、やりたいことをやってる会社に行けたからといって、結局内容は地味な事はあると思います。今は楽しいですけど、当然ながら泥臭い事だって地味な事だってあります。

そこで言うと、GCストーリーは志を持って働くことの重要性を教えてくれました。おかげで幸せに生きていきやすいし、他の人がどうやったら幸福になるかも考えるようになりました。

本当の意味で「志を持って生きるスタンス」は教えてもなかなか身に着かないし、業績に直結しにくいと思います。
ですので、そこを企業として大切にしているGCストーリーはすごいと思います。

ー仕事で大変な時期もあったかと思いますが、その時に自分を支えていたものはなんだったのでしょうか?
一度仕事を受けたからにはやり切るのが普通だと思っていたのと、成長したいならこれくらい当然かなと思っていた感じですかね。

ーナチュラルに責任感ありますよね(笑)
ストレングスファインダーだと、比較的上のほうではありますね。
嘘つかない、裏切らない、困っている人がいたら助ける。人間として、正しいと思うことをしようと心がけようとしてます。

ー今の時代に「働く」って不安な事も多いと思いますが、そんな方に何か伝えるとしたら、何て伝えますか?
僕も不安があるから頑張れるところがあります。不安は原動力になるので、必ずしも悪いことではないと思うようにしています。
全く不安がない人とか羨ましいですし(笑)

その上で、何かお伝えするとすると、一生懸命やっていれば大丈夫だと思います
自分も懸命に働いた経験が結果として、今の仕事に活きています

そして、たまに他の業界はどうなっているのか、だったり自分の市場価値はどうなっているのか、を考えてみると良いんじゃないでしょうか。
ちなみにここでいうのは憚られますが、転職出来ると思えることも結構不安の解消になったりするので、一度エージェントや友人に話を聞いてみるものよいかもしれません。

GCストーリーで一生懸命やってれば絶対転職出来るだけのものは身につきます。結局一生懸命やるしかないのかい、というお話ですが、個人的にはそれが一番効果的だと思います。

どうしても不安だ、とか一生懸命やれない、という方は、GCストーリーにはストレングスファインダーの認定コーチもいるので、ぜひ相談してみてください笑

文・取材・編集/佐藤政也 写真/長田和真 デザイン・アートディレクション/熊谷怜史

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