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路上ライブ

先週の日曜日に、兼ねてから計画していた路上ライブをやってきた。

発端は去年のエンジニアライブの忘年会で、隣で飲んでいたちなつさんと「一緒に路上ライブでもやりますか」みたいな話になったのが始まりだと記憶している。僕は彼女から誘われたような気がするのだが、後から聞くと自分から声を掛けていたらしいので、実際のところどちらから誘ったのかはよくわからない。飲みの席で酒が入っていたこともあり、お互い路上やったことないしやったらなんか面白そうぐらいの感じだったと思う。

その時は自分にとっての初ライブが終わったばかりで、解放感に浸りながらも今後のことをぼんやりと考えていた。自分はこれまでずっと一人で曲を作ったりしてきたのだが、エンジニアライブでにしこさんと組んで初めて他人と一緒に音楽をやる楽しさや大変さを経験したばかりだった。そしてもしエンジニアライブ2をやるなら、その時はまた誰かと一緒にやりたいと思っていた。

路上ライブも昔から憧れがあった。当時はまさか自分がやるとは思いもしなかったが、夜の街の自由な空気に溶け込んで音楽を奏でている彼らはとても楽しそうだった。たとえ誰も立ち止まってくれなくても、一度くらい彼らと同じ景色を眺めてみたかった。

というわけで、「今年のどこかで一緒に路上ライブをやろう」、「冬は寒いから秋ぐらいが良いよね」、「とりあえず月一くらいでスタジオ入って練習しますか」みたいな流れになり、だいたい一ヶ月に一度くらいのペースでスタジオに入って練習することになった。

自分が下北沢に住んでいて、ちなつさんは西荻窪だったので、下北と西荻のスタジオで交互に練習することになった。最初はすでにある自分の曲に彼女がサックスをつけてくれるところから始まり、後半は一緒に曲を作ったりもした。本当なら曲を提供する側の自分がサックスパートを用意しないといけないと思うのだが、いつもちなつさんが後から良い感じにつけてくれてとても助かった。本当にありがとうございました:)

エンジニアライブでにしこさんとやった時も色々と刺激を受けて楽しかったのだが、ちなつさんとやるのも別の楽しさがあった。たとえば、明るい曲が書けるようになった(笑)。というのは冗談のようでほんとの話なのだが、ソングライティングの幅が広がった以外にも色々と良い影響を与えてもらったように思う。路上ライブのリハーサルで一緒に河原で練習したのも良い思い出である。あの時は暑い中歩かせてしまってごめんなさい!

路上ライブ当日は自分は例のごとくガチガチに緊張していたのだが、いざ駅前に座ると不思議とリラックスできた。予想通りほとんど誰も立ち止まってくれなかったけれど、夜の街で音楽を奏でるのはとても楽しかった。路上ライブ本番は意外なくらいあっけなく終わった。

これからも路上をやるかどうかはわからないけれど、音楽は続けていきたいと思う。少し休んで、また何か新しいことに挑戦してみたい。とりあえず、近々またみんなで音楽をやりたい気持ちである。

自分の今年の目標はプログラミングワークショップと路上ライブだったので、これでどちらも達成したことになる。2019年は良い年でした。2020年もよろしくお願いいたします。

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