見出し画像

2023年12月期 通期決算発表とその裏側で ~意地の上振れ~ 

グラッドキューブ(証券コード:9561)経営企画部 IR担当の太田です。
今回は、2024年2月14日に開示した決算発表について、準備の裏側も含めてご説明いたします。

全ページの説明は長くなってしまうためnoteでは割愛しますが、詳しい内容は決算説明動画や書き起こしレポートをぜひご確認いただけるとありがたいです。

まず、2024年度の事業セグメント変更に伴い、ミッション・ビジョン・バリューならびに会社ロゴを刷新いたしました。

このミッション・ビジョン・バリューならびに会社ロゴの刷新について、昨年度より代表の金島も含めた役職員間で長い時間協議いたしました。
社内から多くのアイデアがでて、役職員一同で自由闊達な議論も行い、最終的には全員が納得し決定いたしました。

決定後の社内の雰囲気は、役職員全員が一丸となり大きな仕事を終えた気持ちとなり、役職員間の「絆」がより一層深まった瞬間でもありました。

今回刷新した、ミッション・ビジョン・バリューは、関西企業ならではのアクセントも入れ、グラッドキューブらしさを前面に出したものとなりましたので、個人的にも非常に気に入っております。

また、このロゴの刷新に込めた思いは、我々が新しく変革していくための決意表明としております。
マーケティングDXとSaaSを主幹とした企業であるという認識から、より幅広いテクノロジー企業に変わっていくとお考えください。

事業セグメントの変更についても、少しふれておきたいと思います。
昨年度までは、「 SiTest (サイテスト)」を提供する SaaS 事業、インターネット広告運用代行のマーケティングソリューション事業、スポーツメディア「 SPAIA (スパイア)」 を開発・運営する SPAIA 事業を 3 本柱とした事業の展開を行っておりました。

今年からは、顧客のマーケティング活動を支援するプロモーション統括事業( AI を搭載しコンバージョン率を向上させるための LPO ツール「 SiTest 」等を展開する SaaS、インターネット広告運用代行)、そして企画提案型の受託開発や医療 DX を提供するイノベーション統括事業を2本柱とし、データ解析力と開発力を強みとした幅広い事業を展開していきます。

特に、プロモーション統括本部の下部組織である SaaS 事業部及びネット広告事業部を統合し連携の強化をすることにより、更なるクロスセル比率を高め顧客単価の向上を図ることができます。また、事業部の統合により人員の一部を新規事業等の他の事業にリソースを割くことができますので、プロモーション統括本部においてはコスト削減が可能となり、高収益の事業へと成長させていくことができるためであります。

これからは、顧客のマーケティング課題解決ならびにスポーツ産業の発展に向けて、加速度的な成長を実現していきたいと考えております。

事業セグメントの変更についても、ミッション・ビジョン・バリューならびロゴの刷新と同様に、議論を重ね決定いたしました。
今までの3つのセグメントでは、幅広いテクノロジー企業へと移行する際、意思決定のスピードや複数の部門が存在する場合はその調整などの弊害がどうしても生じてきます。これらは、スピード感を持って事業を推進しているグラッドキューブにとっては大きな損失へとつながります。

このように、時価総額1,000億円企業に成長することを掲げているグラッドキューブには、事業セグメントの変更は、必然的であると考えております。

当期決算ハイライト(エグゼクティブサマリ)について説明をします。

FY23通期の業績について、当期累計期間における売上高15億2,300万円と修正計画比+1.5%と予測を上回る着地ができました。

少し、内部の事情をお話しすると、FY23の当初の売上高計画は14億8,642万円でした。
2023年11月14日公表の通期修正計画にて、営業利益、経常利益そして純利益を下方修正する結果となりました。これは、代表の金島からも説明させていただいたとおり、人件費・採用費の増加やM&Aなど、グラッドキューブの成長に向けた積極投資が大きく影響したものであります。
実は売上高についても、インターネット広告市場において、世界的なインフレの進行やエネルギー価格の高騰等の影響など景況の悪化を受け、一部既存クライアントにおいて広告費の削減による予算減やインハウス化による離反などが発生するなど厳しい状況ではありましたが、「売上高だけは下方修正をすることができない」と代表の金島の強い思いにより、社内全体もその思いが浸透し、売上高を少しではございますが、15億円(当初計画比 +0.9%)と上方修正をすることにいたしました。

結果としまして、売上高は15億2,300万円と当初計画に対しては+2.3%と上回ることができました。
皆様におかれましては、+2.3%は少ないと思われるかもしれませんが、グラッドキューブにとってはこの売上高+2.3%は「意地の上振れ」でした。

また、営業利益1億4200万円と計画比+19.1%、経常利益1億4300万円と計画比+30.0%にて着地する結果となり、下方修正した計画比ではありますが、営業利益、経常利益そして純利益とも計画を上振れる結果となりました。
これらの利益についても、昨年の11月14日の下方修正発表について社内全体が悔しい思いをしたことから「下方修正した計画に対して、必ず上方修正させる」という思いが、役職員一同の心の奥底からふつふつと湧きあがり、売上を追う部門は更に角度を上げた営業活動を行い、役職員一人ひとりがコスト意識を高めたことにより、経常利益は上方修正をすることができました。
これも「意地の上振れ」をした結果となりました。

今回の決算について、株主の皆様におかれましては、大変厳しいものであったとご認識されるものと感じております。
しかしながら、これは時価総額1,000億円へのプロセスであることと、グラッドキューブが一丸となり、社内の絆がより一層深まり、グラッドキューブが更に強くなれた決算であったと、ご理解いただけると幸いに存じます。

2月14日に公表した「2024年12月期事業計画及び成長可能性に関する事項」で、代表の金島からの説明もありましたが、グラッドキューブは新たな領域にチャレンジしていこうと考えております。
今後発展していくであろうと考えるビジネスに関する開発や、それらのビジネスに関して今後取引を検討している企業との交渉を含め、新しいことを進めております。
これらの事が進展し、ビジネスとして本格的に進めていくことになりましたら、株主の皆様にご期待される企業だと、思っていただけると考えております。

もうしばらく、準備の段階が続きますが、本格稼働の際にはしっかりとリリースし、株主の皆様からご評価される企業へと成長してまいりたいと考えております。

代表取締役CEO 金島弘樹

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
「2023年12月期 通期決算発表とその裏側で ~意地の上振れ~」について、いかがでしたでしょうか。

引き続きグラッドキューブを応援していただきますよう、よろしくお願いいたします。

(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!