ポップンミュージック ハイパー譜面探訪Part1

はじめに

あけましておめでとうございます(?)。Twitter(現X)には浮上していませんが、生きてはいます。
前回の記事でも少し触れたとおり、ある譜面に対して高得点を狙うための攻略……とまではいかない程度のワンポイントメモを書いていきます。
ただし、メモを書く対象はハイパー譜面に限ります。え?EX譜面?その辺に集合知が転がってるんじゃないですかね?
ということで、溜め込んだマイナー気質が破裂した後の残骸の処分場です。残骸を拾い集めて復元すれば、もしかするとEX譜面にも応用できることがあるかもしれません。復元したところで残骸は残骸のままかもしれません。
記事構成は、余談を雑多に含む全般的な話題→ワンポイントメモ的な個別攻略→主観だらけのスコア相場感(不要情報)、の3部構成です。

今回は2本立てでお送りします。

クラシック4

全般

ハイパー譜面では唯一かつ最高難度のLv48。ノーツ数は3桁に留まり密度も低いですが、階段に混ざる2連打とか辛判定とかカリスマ性(?)とかで10年以上Lv48を維持し続けている。
なお譜面の初出は23年前(!)。初出バージョンのCS4収録曲でこれの次に難しいのがボーナストラックREMIX(現Lv33)だし、どうかしている。それより前のバージョンにも一応現Lv41と現Lv41と現Lv37があるけど……全部クラシックシリーズだこれ。どうかしている。

さて、本題。正規譜面は階段をずっと光らせ続けるのが辛すぎるし、同時押しのパターンが2+4+6+8の系統と1+3+5+7の系統の2パターンしかないため、ランダムを掛けるのがスコア狙いの常套手段。
しかしながら意外と当たり譜面のレンジは狭め。「同時押しが2種類とも全COOLで取れる配置」「44〜45小節目の縦連が片側に偏らない」は必須で、「26小節目からの軸がなるべく外側」「7,9と8が逆側に行く」あたりまで付いてくるとより嬉しい。

ランダムを掛けた後のこの譜面の本質は8分軸と2連打になる。特に2連打は9つのボタンのうち7箇所に降ってくるので、利き手と逆側の手でも捌く必要が必ず出てくる。日頃からスパランやって縦連打に慣れておきましょうね。8分軸については26〜29小節が正規でも特徴的だが、33,37小節の7や56,57小節の8の他、”XYXZX”の形が多発する。

個別攻略

譜面画像は正規譜面ですが、コメントはランダムをかける前提で書いています。

幻想即興曲パートはフレーズの頭がほとんど休符でリズムが取りにくく、単発16分しか来ない割には黄ばみやすい。1,2小節目が"XYXZX"的なミニ8分軸になります。
月光パートはランダムをかけても割とゲシュタルト崩壊を来たす。ここも小節頭は休符。
とにかく4個押しを光らせる!押せない配置来たら捨てていいです。
縦連打しっかり。
軸が白黄緑に来ることを祈る(軸の位置は1小節目の最後のノーツで判別可能です)。
軸は8分裏なので深追いはせず、メインメロディに意識を向ける。
リズムが12分から16分に切り替わっていきなり縦連打ラッシュになるここが一番の失点ポイント。
かなり譜面に左右される。2回とも両側に散ってくれることを祈る。
エリーゼのために。50小節目にある、正規系なら気にしない縦連に注意。
トルコ行進曲もちょいちょい縦連が混ざるので注意。
57小節の98トリルが外れたら泣きましょう。
直前の7,8,9がグチャっとしてるところで地味に崩されやすい。
24分ではなく32分なので、4個目のノーツは8分拍には合わない。
24分だと思ってる人、それより1.3倍速いですよ。

個人的なスコア感

99000出せると嬉しい、くらいのイメージ。

嬉しい例。

99kラインはGREAT28個からだが、GOOD幅が広くGREAT幅が狭いため、GREAT-GOODが24-2または22-3くらいで達成するのが標準的か。結構余裕は無い。

ジオメトリック∮ティーパーティー

全般

ポップンミュージックエクラルは24分以上の細かさのリズム、いわゆるジャリ譜面の宝庫で、そのジャリがとんでもない配置でおかれているのがこのジオメトリック∮ティーパーティー(H)。そのスピード、驚愕のBPM188の32分。しかも交互押し。しかも長い。おかげでパフェ達成者はほとんど確認されていません。(ごく少数います)(なぜ)
なお同作には蒼が消えるとき(BPM160の32分)、ダブステ列島恋物語(BPM148の48分) 、3 A.M.ディテクティブ・ゲーム(BPM162の24分)など妙に速い交互連打が散見され、この時期の譜面作成者は”高速に交互で叩くことは容易”と錯覚している可能性があります。

本題。オプションはまあまあなんでもあり。スパラン以外だと91小節でほぼ必ず実BADが出るものの、スパランでも結局は道中の32分や24分や16分や無理押しで実BADが出るケースが多く、両者の善悪は微妙なところ。わたしは道中の安定をとって鏡派閥ですが、全オプションでハイスコアがほぼ同じだったりします。
乱で当たり待ちして、32分が両手を使って交互に叩けるような配置を待つ手も一応無くは無い。直前まで螺旋を叩かされてるので準備する時間がほとんどないけど……。ランダムをかけた時の縦連打の位置は、最速で判別する場合は2ノーツ目が元々の左青、5小節目で初めて叩くボタンが右緑。直前で判別する場合には、長い休憩が明けた直後の2拍目の2つのノーツがそれぞれそのまま縦連打になります。

正直こんな譜面を詰めてる暇があったら他の譜面をやった方が数百倍は有意義(ここでの”有意義さ”は正の値を取るものとします)な上に、正規鏡は信じられないスピードで癖がついていくので、ある程度納得できたらさっさと撤退しちゃいましょう。

個別攻略

鏡譜面の前提で書きます。

こういうのはどこまでどっちの手で取るか決めておいた方がいい
ミラーだと左手が忙しくなる。右手をちょっと出張させたい。
急に3連符系のリズムに切り替わるので注意。
どうせ24分は光らないので流していいです。
表拍がEX譜面とは逆の手になるので注意
(EX譜面の正規とH譜面の鏡が表拍が同じ手になります)
真にむずいので攻略とかないです。
16分と24分が交互に来てはいる。
ここも真にむずい。51小節目の4拍目は地味に32分まで加速しているので、
16分の二重階段くらいの気持ちで叩いてやっと追いつく。
配置が気持ち悪め。2個目の左青・赤は左手にスイッチしたい
3個押し以降、12分から付点8分にリズムが変わっている(ほんの少しだけ間隔が広くなる)。
……が、アバウトでもそれなりに光るので、知らなくてもいいかも。
人間は裏拍から始まる12分を知覚できないため、75小節を4/4拍子で取ると
その後のリズムがわからなくなる。9/8拍子→17/16拍子で数えたい。
切れ目が変なところにあったり24分が混ざったりでリズムが迷子になりやすい。
自分が今何拍目にいるのか、しっかりカウントしておく。
とにかく諦めない。ミシンでもない限り全COOLでは取れないのでちょっとだけ早入りする。
ミラーだと左手の方が負担が重くなるのが実はネック。

個人的なスコア感

全般でも書いたとおりあまり手をかけたくはないので、98000=ランクSを取って撤退するのが最もコスパはいいが、結構シビア。
98kラインは72.3個ながら、実BADもGOODも容赦なく出る譜面なので、GREAT-GOOD-実BADが55-2-4とかが現実的な達成ラインでしょうか。

59-1-3で71個、1.3個分浮いた。
記事を書くために98kを再度出そうとして、結構手こずったらしい。

譜面画像のリンク

本攻略メモを書くにあたって、MIRROR譜面の譜面画像を作ったので置いておきます。なお、変拍子の箇所はわたしの感覚で切っているため、上級wikiの画像とは小節番号が異なります。70~72小節目、作意としては何拍子なんでしょうか……。https://drive.google.com/file/d/17zv1T8E3FOtGfRwVmlC8o7UuC9LJdZEx/view?usp=drive_link

おわりに

EX譜面に行き詰まりを感じたときには、たまにはハイパー譜面を触ってみるのもオススメです。EXから間引いたインスタント譜面から、EXより難しいトンデモ配置まで潜む伏魔殿ではあるので、寛大な心を持って臨むとよりよいです(良譜面ももちろんあります)。
今回は初回ということもあって全般からワンポイントまでボリュームたっぷりでしたが、簡単めな譜面に触れるときはもっとサクッと書く予定でいます。というかこの攻略メモ、構想から1ヵ月以上経ってるし、このボリュームで書き続けたら時間がいくらあっても足りないし……。
それでは、また次の攻略メモで。

書いた人:mia(みあじっく)
twitter(現X):@C7LK_Gealerto


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