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筋の耳打ちは信用するな 7

経済に疎い主婦、げこげこが、
将来の選択肢を増やすために踏み入れた
株式投資の世界。

40代半ばで「オカネ」の勉強を始めました。

「筋の耳打ちは信用するな」シリーズでは、
私が学んだオカネに関することを共有します。

それでは、さっそく…

NISAとは

今回のテーマは、NISA制度について。

そのNISA制度について、
これまで学んだことを書いてみます。

日本人に長期投資を浸透させる

変化や損失が大嫌いで、
不安を大きくしがちな性質を持つ日本国民に
長期投資を浸透させるための制度で、

このNISA制度を、
面倒を国民に押し付ける制度と捉えるか、
個人の資産形成のチャンスと捉えるかで
NISAを使う、使わないも含めて
一人一人の人生の質を変えるほどの
「使い方次第」な制度だと感じています。

儲かったオカネから税金を取らない

NISA枠内で投資して取得したオカネからは
税金を取りません。

つまり、使う人からすると儲け放題なのです。

例えば一般企業の会社員なら、
給料(儲け)が出ても、
そこから、所得税だの健康保険代だの
たくさんの税金が徴収されて、
手元に残るオカネはかなり減っています。

日本は源泉徴収という、
「天引き」制度なので、
国民は毎月かなりの額の給料が
持って行かれていることを意識していませんが、
一度、給料明細を見てみてください。

節約をして、卵の値段が10円違うスーパーに
自転車をこいで駆け付けたりすることが
バカらしくなるほどの金額が引かれています。

NISAは、その「儲け」から、
税金を取られないので、
自分が投資で費やした分の見返り(儲け)は
そのまま自分のオカネとして残るのです。

ただし、損失があっても
その分の税金控除がないので
そのリスクもよく理解した上で運用してください。

つみたて枠と、成長投資枠

現在のNISA制度では、

つみたて枠と成長投資枠という
2つの投資用資産の入れ物が用意されています。

一つは「つみたて」枠、
もう一つが「成長投資」枠です。

つみたて枠は、政府が
リスクが少なめで無難なものを厳選した
投資信託商品の中から各個人が選んで
投資をするための入れ物です。

一方、成長投資枠は、
より広い意味での「投資」が可能ですが、
こちらも長期投資に適した入れ物として
作られているのがわかります。

私はデイトレーダーですが、
もし成長投資枠でデイトレをすると、
一回の売買のたびに枠が使われてしまい、
あっという間にその年の持ち分
「240万円の枠」を使い切ってしまいます。

しかも、翌年にならないと、
240万円の枠が復活しないので、
それ以上デイトレがしたければ、
一般の証券口座で運用せざるを得なくなります。

もちろんその分は、NISA制度は適用外で
課税されるので、NISAを使っても、
そこまで得になりません。

つまり、短期で運用したい投資家には
NISAは向いていないのです。

まずは自己投資

このようにNISAは、
儲けに課税しない入れ物だけ
用意している制度です。

ですから、どの証券会社を使うか、
また、どの対象にどのくらいの
オカネを投資するかは自己判断に
ゆだねているのです。

そこで、大切なのが、
まずは自己投資をして、
自分の「選択」に磨きをかけること。

各個人により、収入の量、
家族の形態、年齢、健康面、
生活の水準や資産、人生の目的や目標は
全く違います。

ですから、
どの証券会社を使うのが自分にはベストか、
どの投資を選ぶのが自分にはベストか、
そもそもNISAを選ぶことがベストかどうか。

それらを自分で選んでいく必要があり、
Aさんが「〇〇証券の口座を使って、
NISAで投資信託、オルカン一択だよね!」
と言っていたとしても、
それはAさんにとってのベストチョイスであり、
あなたにとってのベストチョイスではありません。

自分で自分の人生を選び取るために必要な
自己投資も必要になってくるのです。

自己投資では、「時間」も投資対象。

すぐに情報収集をして、なるべく早く
自分にとってベストの決断をして、
行動に移すか否かも、自己投資なのです。

多くの成功者は言います。
「行動をしないことが、一番の失敗」だと。

まずは、調べてみて、
それでNISAが自分には必要ないと思えば
しないという決断をすればいいのです。

私がデイトレでNISAを使わないわけ

最後に、私がデイトレで
NISAを一切使わない理由を書きます。

一つは、先にも言いましたが、
NISA制度は長期投資にメリットが大きい制度なので
デイトレ向きではないこと。

もう一つは、成長投資枠の
余っている部分はデイトレの利益で
今後埋めていけるようになるのが
目標だからです。

つまり、NISAの成長投資枠を使えば
その取引の利益は非課税にはなりますが、

私は特定口座(源泉徴収あり)で
デイトレをして、その利益分を
NISAの成長投資枠で投資信託で
さらに増やすという方法を選択しました。

ここで注意するポイントとしては、
夫婦でNISA口座で投資する場合、
無収入の専業主婦が、夫の稼いだお金からは
年間110万円までしか入れないことです。

これ以上の額を運用しようとすると、
贈与税が発生するので、
もしそれ以上の運用を考えるのならば、
ご本人個人のお金を運用することを
オススメします。

ちなみに、私の今年のつみたて枠は
ボーナス設定で1月時点でほぼ埋まっていて、
あとは毎月100円だけ入れれば
今年分が埋まる計画です。

成長投資枠もなんとか埋めたいので、
デイトレがんばります。

今回も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。

次回は、投資をする際に
我が家でしたことを書いてみます。

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