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S-212 ブルータス首像

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石膏像サイズ: H.58×W.26×D.25cm(原作サイズ)
制作年代  : 1540年頃
収蔵美術館 : フィレンツェ・バルッジェロ美術館
作者    : ミケランジェロ・ボナローティ(Michelangelo Buonarroti 1475-1564)

ルネサンスの巨匠ミケランジェロが制作した、古代ローマ・カエサル暗殺事件の首謀者ブルータスの彫像です。

ローマのミケランジェロのアトリエで制作されたものですが、その後メディチ家に買い上げられ、現在はフィレンツェのバルッジェロ美術館(Museo Nazionale del Bargello バルジェロ宮殿、ポポロ宮殿とも呼ばれる)に収蔵されています。

バルッジェロ宮殿は、13世紀に市庁舎として建てられたもので、フィレンツェ最古の公共建築物とされています。その後、街の治安を担う“バルッジェロ”と呼ばれる士官のための警察署として使用され、1865年に国立美術館として使用されるようになりました。

ブルータス像の他にも、「バッカス像」「聖母子像」「ダヴィデ像」などミケランジェロの名作群、ドナテルロ作の「聖ジョルジョ」「ダヴィデ像」、デラ・ロッビーア家の陶器彫刻の数々、チェリーニの作品など、ルネ
サンスの名品が多数収蔵されています。

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フィレンツェ・バルッジェロ美術館外観
(写真はWikimedia commonsより)


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