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N-042 ロダン作 永遠の青春

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石膏像サイズ: H.45×W.39×D.17cm(縮小サイズ)
制作年代  : 1884年
収蔵美術館 : パリ・ロダン美術館他
作者    : オーギュスト・ロダン(François-Auguste-René Rodin 1840-1917)

“近代彫刻の父”と称される19世紀フランスの彫刻家ロダンの作品です。「接吻」「考える人」「アダムとイブ」「ウゴリーノ」などと同様に「地獄の門」の一部として構想された作品で、ダンテ作「神曲」の登場人物パオロとフランチェスカの不義の愛をテーマとしています。ロダンの若き愛人となったカミーユ・クローデルとの出会いが色濃く反映されており、甘く官能的なムードが完結された美しい構成でまとめ上げられています。1898年のサロンで発表されると、人々からは高い評価で迎えられ、大理石やブロンズ素材でサイズ違いの様々な複製バージョンが制作されました。

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米国・フィラデルフィア・ロダン美術館収蔵 石膏像(ブロンズ鋳造の元となったもの) (写真はWikimedia commonsより)


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