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パリ・オペラ座の日々1993~1994:6月18、19、20日 Banco、歯痛


6月18日(金)

朝寝坊して、ゆったりオペラ座へチケットを買いに行く。その足でバーゲン前のギャラリー・ラファイエット、プランタンを偵察。ジュンク堂など寄って帰る。毎日バレエが続いていたのでほっと一息。Tちゃんから手紙。
夕方サン・マンデ湖に行く。子ガモが成長して大ガモになっていた。日が長くて10時頃まで明るい。

オペラ座チケット 40F
パン 12F
サンドイッチ 20F
八百屋 10F
八百屋 23F
パン 4F


この日購入しているチケットが二人分で40Fで、普段の600円の席よりさらに安くて一人当たり400円。これは7月初旬の「Danseurs-choregraphes de l'opera de Paris」というプログラムで、オペラ座の現役ダンサーが試験的に振り付けを披露する日なので特別価格。その代わり内容はけっこうメタメタです(笑) 詳しくはまた観た日の日記で。


6月19日(土)

朝から(雪)が歯が痛いとのことで一日うだうだする。夕方(G)実家へ手紙を出すために初めてお向かいのTabacで切手を買ってみる。前から気になっていたBancoというスクラッチくじを購入。5F買ったら10Fが当たって嬉しい。学校がお休みに入ったのか、若者が町をうろうろしている。太陽がいつまでたっても沈まない毎日。

切手 4F
Banco 5F
スーパープリズニック 73F


当時のフランス公営ギャンブルとして一番メジャーだったのがLotoくじです。パリの至る所にあるTabacというタバコ屋さん兼カフェ兼コンビニ的な場所で気軽に購入できました。Lotoは番号を記入して購入する仕組みで(実際には購入したことありません、難しそうだったので…)、もうちょっと気軽なBancoというスクラッチくじもありました。この辺は近年の日本とまったく同じですね。Bancoは気軽に買える分当選金額も小さくて、滞在中に何度かチャレンジしてみました。

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当たりくじは換金してしまうので、こちらはハズレたもの。

画像2

Bureau de tabac(タバ)は、まあどこもこんな感じのお店。簡素なカフェって感じで、カウンター付近にコンビニ的な商品陳列があるのが特徴です。Tabacですから当然タバコ販売、それから新聞(宅配は存在しないので、みんなここに買いに来る)、雑誌、お菓子、水、etc.  この写真にも写っている通りLotoクジも。それから上の方にある緑色の看板で案内されている通りメトロのチケット(カルネ)も売ってます。自動車税の納税証明とか、近隣の湖での入漁料(!)なんてのも扱うと聞いたことがあります(これちょっと真偽が不明だけど…)。たいてい夫婦で切り盛りしていて、地元密着感が半端なくて、よそ者は入っていくのに勇気がいります(笑) 


6月20日(日)

本日も(雪)の歯痛で一日中休息。あまり調子が良くないので、もしかしたら一度日本に戻らねばならないかも。。ぞっとする。唯一ポジティブなのは、窓枠を綺麗にしてパテを貼りなおしたことくらい。


この時期、妻が歯が痛いと言い出して心配しました。結果的に疲れが出て腫れた場所があっただけだったのですが、一時は治療のために帰国するかという話がでるほどでした。今振り返ってみれば一目瞭然なのですが、バレエを観れるのが嬉しくて、とにかく予定を目いっぱい詰め込んで疲れ果てていたんですね。階段から落ちて怪我したり、旅行行ったり、あれこれあるのに、さらに予定を詰め込んでしまって。反省の時期でした。

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