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K-168-2 ナポレオン胸像(大)

石膏像サイズ: H.58×W.30.5×D.26cm(原作サイズ)
制作年代  : 1802年
収蔵美術館 : マルメゾン城、コンピエーニュ城他
作者    : アントニオ・カノーヴァ(Antonio Canova 1757-1822)
      : アントワーヌ・ドゥニ・ショーデ(Antoine-Denis Chaudet 1763-1810)

新古典主義時代を代表するイタリア人彫刻家カノーヴァ作のナポレオン像です。ナポレオン・ボナパルト(1769-1821)は、18世紀末のフランス革命による混乱を収拾、軍事独裁政権を樹立し、後にフランス第一帝政期の皇帝となりました。

この肖像彫刻は、同時代のフランス人彫刻家ショーデ(Antoine-Denis Chaudet 1763-1810)のナポレオン像を下敷きにした作品との情報もあります。カノーヴァの作品としては、他にもナポレオンから直接依頼を受け、製作に6年の歳月を費やしたと言われる「マルスとしてのナポレオン Napoleon as Mars the Peacemaker 1802-06」という巨大な作品があります。

カノーヴァ作 ナポレオン1世胸像 石膏像の原形となったもの 皇帝からSint.Niklaasの街へ贈られたもの (写真はWikimedia commonsより)


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