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N-022 聖母子全身像

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石膏像サイズ: H.102×W.30×D.40cm
制作年代  : 
収蔵美術館 : 
作者    : 


もうすっかりクリスマスシーズンですね。2月からスタートした「石膏像図鑑@note」はこれにて完結です。2015年に私が自費出版した「石膏像図鑑」の内容を少しづつ紹介してきました。

書籍の形でご覧いただけるのが一番良いのですが、一部5000円という価格ですので、こちらである程度でも内容を公開して皆さんにご覧いただければ嬉しいなと思い企画しました。

最初は30くらいだったフォロワー数が徐々に増えて、noteの運営サイドの方からご紹介いただいたこともあって、そこからは週に100人くらいのペースでフォローしていただくようになりました。現在4000オーバーですので当初の予想を大きく上回る成果だったと感じています。

更新頻度は緩やかになると思いますが、今後も石膏像製造業者としての発信は定期的に行っていきます。制作風景、ネットショップのインフォメーションなど引き続き発信してまいります。


それとはまた別に、来年のnote活用のアイデアとして新企画を用意しました。

タイトルは…じゃじゃん🎵

「パリ・オペラ座の日々1993~1994」

唐突ですが、25年前の旅行記を連載しようと思っています。
現在の石膏屋の仕事を始めたのが1994年の春で、それまで会社勤めをしていた僕は、家業を継ぐ決心をするのと同時に、夫婦で一年間の遊学の旅に出ました。27歳の時です。約1年間フランス・パリに滞在し、美術館を見たり、ヨーロッパ各地を旅したりしました。中でも情熱を注いだのはクラッシックバレエの聖地とされるパリ・オペラ座バレエ団の公演を観ることです。一年間の滞在中に50回以上の劇場通いをして、文字通り浴びるように舞台を観てきました。

その時の体験は、後の石膏像職人としての自分にとって血となり肉となる貴重なものでしたが、忙しく過ぎていく日々の中でなかなか自分自身でも整理しきれないような複雑な思いが残っていました。どこかであの体験を文章化してみたいという思いをずっと持ち続けてたのです。ようやくその時が来たように思います。読んでくださる方がいるのかどうか心もとないですが、自分なりにまとめてみます。

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(当時のアパート前での写真。パリ東側のサン・マンデという町です)

一年間の滞在日記ですので、2020年のリアルな日付と連動させてアップしようと考えています。出発の日である1993年3月27日の日記は、2020年3月27日にアップします。たくさんのバレエ公演を観て、ノルマンディー、英国、南仏、スイス、デンマーク、イタリアなどを旅行して、やがて帰国するのは2月27日です。もし逐一読んでくださる方がいたとすれば、2月の準備段階からスタートして、ほぼ丸一年の体験を一緒に体験していただくようなことになります。これは以前ブームになった米国のドラマ「24」になぞらえて「365」だな…なんて自分では面白く思ってるのですが(笑)

海外の滞在日記なんて21世紀の現在ならありふれていることは承知しています。僕たちの体験も「バレエ鑑賞」という部分を抜きにしたらまったく平凡なものだと思います。でも一年間で50回の舞台体験というのは語るべき価値があると思うのです。1993年春~1994年春にかけてのパリ・オペラ座バレエ団のリアルな情報としては、それなりの意味がある文章になるのではと自負しています。

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(帰国直前に観た「春の祭典」 ディアギレフのバレエ・リュスの代表作)


ということで、じつは下書きを4月からスタートしています。が・・・なかなか進まず(笑) 現時点でようやく5月15日の下書きが終わった状況です💦 連載がスタートする2月中にはなんとか下書きを完了させたいんだけど。。。まだ3か月くらいありますから、滞りなく更新していけるようになるべく準備していきます。

来年の2月中に「序章」からスタートしますので、ご興味あればぜひご覧ください。よろしくお願いいたします。


今年一年間お付き合いいただいた皆様にとって良きクリスマスシーズンとなりますように願っています。ではまた来年の2月に。

(石膏屋としての更新はたまにあるかもしれません)


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