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N-023 天使座像

石膏像サイズ: H.56.5×W.24×D.19.5cm
制作年代  : 19世紀
収蔵美術館 : 
作者    : クロード・ミッシェル(Claude Michel 別名:クローディオン 1738-1814)?

18~19世紀にフランスで活躍した彫刻家クローディオン(本名クロード・ミッシェル)に帰属する作品と推定されます。ナンシーで生まれ、リールで幼少期を過ごしたクローディオンは、パリへ出てピガールの弟子となり、その後ローマ賞を受賞しイタリアで修業しました(彫刻家パジューの娘と結婚)。王政下のアカデミズムの王道を歩んだクローディオンはパトロンにも恵まれたくさんの作品を残しました。特にテラコッタを素材とした小作品は有名で、滑らかな肌の質感、細部まで作り込まれた髪の表現など独自の作風です。

英国・ヴィクトリア&アルバート美術館収蔵 クローディオン作 クピドとサイケ 1790年頃 羽根の表現、足の処理などに類似性が見られる。
(写真はWikimedia commonsより)



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