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K-185 ルキウス・ウェルス帝胸像

石膏像サイズ: H.96×W.65×D.30cm(原作サイズ)
制作年代  : 170年頃
収蔵美術館 : ルーブル美術館
作者    : 

古代ローマ、ネルウァ・アントニヌス朝の第5代皇帝となったルキウス・ウェルス帝(Lucius Ceionius Commodus Verus 130-169年)の肖像彫刻です。ルキウスは、有名なハドリアヌス帝の後継皇帝であったアントニヌス・ピウスの養子となり、161年の養父の死後、やはり養子であったマルクス・アウレリウスと共に共同皇帝として即位します。マルクス・アウレリウスが政治的な面での指導者となり、ルキウスは主に軍事面での主導権をとりました。アルメニア王国の奪還、バルティアの大都市クテシフォン、セレウキアの占領などの戦果をあげました。ウェルスが169年に食中毒の症状で死去すると、マルクス・アウレリウスによる毒殺ではないかとの疑いも浮上しました。

ルーブル美術館収蔵 ルキウス・ウェルス帝胸像 石膏像の原形となったもの (写真はWikimedia commonsより)


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