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B-539 カテドラル

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石膏像サイズ: H.64×W.28×D.29cm(原作サイズ)
制作年代  : 1908年
収蔵美術館 : ロダン美術館他
作者    : オーギュスト・ロダン(François-Auguste-René Rodin 1840-1917)

“近代彫刻の父”と称される19世紀フランスの彫刻家ロダンの作品です。“カテドラル”とは”大聖堂”の意で、交差させた男女の右腕がゴシック的な大聖堂のイメージを喚起させる作品です。

ロダンはヨーロッパ各地の教会めぐりが好きだったようで、とくにゴシック建築の大聖堂を見る旅に盛んに出掛けています。そして、そういった経験をまとめて「フランスの大聖堂」という本も出版しており、各地で観た大聖堂のイメージがこの石膏像の中にも宿っているのでしょう。オリジナルはブロンズ、大理石、両方の素材のものがあります。

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パリ・ロダン美術館収蔵 「カテドラル」 1908年製作
(写真はWikimedia commonsより)



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