推薦図書-岡崎に捧ぐ,いつもぼくをみてる 山本 さほ 先生

 note 10,000,000view短期達成作品を私のような凡人が今更語るまでも無いのですが、感謝と尊敬を込めて宣伝させていただきます。重版出来で、宣伝するまでもないですが。
 実はゲームを題材にした『ハイスコアガール』と『ピコピコ少年』があるので、存在を知っているのにスルーしていました。
 地元の図書館で1巻を手にしたのが切っ掛けだったのですが、エッセイとしての素晴らしさに度肝を抜かれました。
 noteって、日産の車じゃないの? PVってプロモーションビデオの略じゃないの? て感じの私が試しにこのサイトのアカウントを作った切っ掛けはこの本があったからです。
 
 中心に描かれているのは友情で、そこに90年代からのゲームや時代の流れが完璧に描かれています。「この世代を知らない人は、想像つくの?」と思う部分もあるのですが、話題性を見る限り杞憂ですね。杉ちゃん(実在する登場人物)も、本当にいい人ですよね。こういう人に出会えていたら人生違ってたんでしょうね。

 私が書く文章は憂鬱の粉末を大さじ3杯ぐらい掬って、お湯の量が少なくて溶かしきれていないくらいドロドロぐちゃぐちゃネバネバしている内容なのですが、この作品には不条理なことがありながらも、友情が中心に描かれていて「こんな親友欲しかったな」と、羨ましくなりました。友情以外でも、深いことが多いです。 
『いつもぼくをみてる』はエッセイ漫画では無くオリジナル作品です。
こちらは子どもの『道徳』の授業として、ぜひ使われて欲しい作品です。ネタバレしないですけど風来のシレンのゲイズとドニー・ダーコを足したような奴が見ているんですが(嘘です。作者さまがきっと昔CGの課題で創造したキャラです。)、なんなんだろーねってとこから始まる話です。
近頃は悪いことをしても罪悪感を持たない人たちが多いですが、本当に残念ですね。

 同い年みたいですけど、作者様を尊敬します。相手のことを全部知りもしないで、”尊敬”なんて言葉をあまり使うべきではないのだけど。
 苦労して漫画家に成ったら成ったで、自由になんでも描けるわけではないと思います。確か水城せとなさんの『メゾン・ド・ビューティーズ』の後書で、”周りに漫画家だと言うと好きなことできていいねと言われるけど、実際は普通の会社員なんかと同じだったりする”そんな感じのことが書かれていました。  
 凄く深くて、印象に残る言葉でした。
世の中これだけ絵や小説を書いていてプロに成れるのは一握りで、成ったら成ったで好きな風に描けるわけではないんです。
(廃れていく漫画家を見たい人は、『零落』著:浅野いにお おすすめします。)
 それでも今回オリジナルで、メッセージ性のある作品を出したところが描いた人の内面が見えるなと、勝手に想像しちゃいました。アンケート結果とか発刊数とかは知りませんが、こちらも読んで良かったと思える作品でした。心無いコメントはスルーして、伝えたいものを描き続けて欲しいと思います。
 
Twitterもやって無かったので知らなかったですが、バズればnoteとかSNSって 世の中への影響力が凄いですね。バズるなんて言葉、最近まで知らなかったおっさんですけど。

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へえー 1へぇ
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山田 葉介

1990年代実体験を一週間テスト連載。スクールカースト形成前の小学生編 1話 https://note.mu/geekmogura/n/n75d2abc95872  連絡用Twitter https://twitter.com/Geekmogura

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