IRIAMでは返礼品やバッジ特典など、ライバーからリスナーに向けてグッズを配る文化があります。

配布されるグッズはおおむね、

• アイコンリングやデジタルブロマイド、ボイスなどデジタルグッズ

• 缶バッジ、アクリルスタンドなどのリアルグッズ

ざっくり以上の２種に分類できます。

グッズの用意は大変で、何をどう用意すれば良いのかは悩みどころ。
特にリアルグッズは製作費用がかさむこともあり、多くの方が頭を抱えることでしょう。

そこでネットプリントを用いたグッズ作成をおすすめしますよというのが今回の記事です。

ネットプリントとは

イラスト、写真などの画像素材をネットから登録し、コンビニで印刷できるサービスです。

対応した全国のコンビニで印刷できるので、このサービスを流用するとライバーが用意した素材をリスナーに印刷してもらうことでグッズとして利用することができます。

登録料は無料。デジタルで製作したイラストなどを登録するだけなので、製作費が発生しにくいのが利点です。

印刷には別途印刷料がかかりますが、リスナーにとっては最も手軽に入手可能なリアルグッズとなるのではないでしょうか。

コンビニごとの比較

各コンビニエンスストアと対応するサービスによって様々な違いがあるので注意しましょう。

セブンイレブン

• 用紙：普通紙、写真、はがき

• 印刷受付期間：受付日から+７日

• ファイルごとに受付番号が発行される

後述のサービスと比べて、
シール紙がない、印刷期間が短いなどデメリットが目立ちますが、
グッズ（印刷物）ごとに配布ができるのは大きなメリットです。

ファミマ・ローソン・ミニストップ

• 用紙：普通紙、写真、はがき、シール紙

• 印刷受付期間：３０日間

• ユーザーごとに受付番号が発行される

こちらのサービスはシール紙が使えることと印刷期間が長いのがメリット。
一方、印刷できるものはユーザーごとの管理になるため、
複数種類のグッズを用意した場合に全種類のお渡しになってしまうところに注意です。

いずれも対応していない店舗があるということは留意しておきましょう。

画像の解像度について

画像の解像度を示す単位としてdpi（dot per inch）という単位があります。これは１インチの幅の中にどれだけのドットがあるかを示すもので、数値が高いほど精細な絵になります。
Web画像でよく使われる解像度は72dpiですが、印刷用データは300dpi以上にするのが一般的です。これより低いとドット感のあるギザギザとした絵が印刷されてしまうかもしれません。
つまりIRIAM用に作ったサムネや、もしかすると立ち絵もそのままでは印刷するには不向きになっているかも。使う素材の解像度は確認しておきましょう。

シール紙の活用

どんなものにしろ、切り出しはリスナーさんの手で行ってもらうので、ちょっと大きめに、間隔をとって並べるのがコツ。

• モチーフを並べたもの

• 手帳・カレンダーシール

モチーフを並べたもの

立ち絵、SD、ネームロゴや、配信中の決まり文句など、ライバーを連想させるものを詰め込んだシールを作ります。
用途はスマホケースやノートに貼るなど、リスナーさん次第。
実用性はあまり考えずとにかくライバーイメージが繋がる素材を並べてみましょう。

手帳・カレンダーシール

手帳やカレンダーに貼って目印にする、小さめのシールです。
１つのデザインを並べるだけでいいのでライバーにとっては作る手間がかかりませんし、上のものより実用的なのでリスナーさんウケはいいかもしれませんね。
小さめといってもあまり小さすぎたり形が複雑だったりすると切り抜きが大変なので、そこまで考えるなら四角形、もしくは円形くらいに留めておくと良いでしょう。

はがきの活用

はがきは紙が厚いので色々使い道があります。

• はがき

• しおり

• カード

• ペーパースタンド

はがき

シンプルにはがきとして利用するパターンです。
年賀状、暑中・寒中見舞いなど時期ごとに作れるのが利点。
感謝状のようなリスナーさん宛のメッセージを書き込んだり。
実用性は考えず、コレクターズアイテムと思って作るのも良いでしょう。

しおり

短冊状に切り取ればしおりになります。
実用性が高いため、グッズとしてはなかなか良いのではないでしょうか。

カード

トレーディングカード風、学生証・社員証風、免許証風のカードや、
ＩＣカードカバーを作るのもいいかも知れません。
既存のデザインをパロディすることになるかと思いますが、元ネタの著作権を侵害していないか、偽造に当たらないようトレスを避けるなど注意は必要です。

ペーパースタンド

アクリルスタンドの紙版、ペーパークラフトです。
アクスタを作るほどでも……という時に使えます。
本当に立つか足（スタンド）部分のバランスを調整するなど作成難度は少し高いです。

写真用紙（光沢紙）の活用

ツヤツヤとした質のいい印刷ができます。

• ブロマイド・チェキ

• 証明写真（風のなにか）

ブロマイド・チェキ

シンプルに立ち絵や一枚絵を印刷します。
手書きのサインやメッセージを加えてみると特別感が出るかもしれません。

証明写真

顔の正面をアップで、縦横比３：４の四角形に収めて並べます。
用途は限定的ですが、後述する履歴書と合わせてグッズにできます。

普通紙の活用

他の用紙に比べて質は劣りますが、サイズが大きいので用途が広いです。

• ポスター

• カレンダー

• メモ・便箋・ToDoリスト

• 新聞・チラシ

• 履歴書

ポスター

壁に貼る、ブロマイドを大きくしたものというイメージ。

カレンダー

こちらも壁に貼るもの。ポスターより実用性のあるグッズです。
更新をかける必要はありますが、前述のシールと組み合わせてグッズ化しやすいです。

メモ・便箋・ToDoリスト

印刷物に直接書き込んで実用するタイプのグッズです。
書き込みが容易な普通紙の特徴を活かしたものですね。

新聞・チラシ

手元で見る印刷物です。
イラスト集、自己紹介記事、期間ごとに配信内で起こった出来事を新聞風にするなど、内容は自由度が高く、個性を出しやすいグッズです。

履歴書

自己紹介。もちろん企業に提出するものではありません。
内容はおふざけでも真面目でも、パーソナリティを最大限表現してみましょう。
同じ事務所の仲間など何人かで申し合わせて作るのも面白いでしょう。

アイデア次第でいろいろできる

長くなりましたが、提案としては以上です。
ここに書いていないグッズアイデアもたくさんあると思います。

アイデア次第で色々と使えるネットプリント。
ぜひ皆さんも利用してみてはいかがでしょうか。

ご協力いただきありがとうございました！

ノヴァール学院所属：文月ミヨルさん
ノヴァール学院所属：朝霧藍子さん