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3月・母と二人暮らし・日記

※今月から、日記部分は公開にしてます

3月1日(金曜)

中野区で一日じゅう台車を押して配達をする、が今の自分の給料を得る手段なんだけど、やってるうちに「これメガネで出来ないのかな」と思ったので、吊り紐を買い、試してみる。朝、目薬で球をしめらせ、そこにコンタクトレンズを乗せる時間って、その先に楽しい用事がないとちょっと滅入る一連なので。2月の末からひとまず三日試す。

意外とできる。ダッシュもぜんぜんいける。だけど鼻あてにふれてる部分に全盛期のニキビの大きさのニキビが出てきた。赤くて。ときどき黄色い汁。やめだやめだ。家に帰ってもメガネなのでダウンタイムがない。こんなことが待ってるとは思わなかった。

日野自動車工場ライン作業~警備員(2014年‐2018年)の自分は出勤するときメガネで、それはよく怒られる職場と自分だったためなんだけど(「今怒られてるのはメガネの自分だ」と思うと健康でいれた)、アストロ運送の横乗りだと走らないわけにもいかないしで、コンタクトレンズだった。
全部は吊り紐でなんとかなったのだな。
稲本みたいな真っ黒に太い眼鏡をつける自分を思い浮かべたこともあった。なのに700円の吊り紐でよかったんだ。けっこうこれは驚きだ。

これこんなに要らないな

3月2日(土曜)

休み。吉祥寺のメルスプランにコンタクトレンズを半年分もらいに行く。眼科健診をしたあとにもらえる方式。ここで接客をしてもらってるときって、なんでか「早稲田大学」と思ってしまう。これは現場じゃなくて今思ったことだけど、短歌が好きでも驚かない。

待ってる間に村上龍の「ユーチューバー」を読む。
今のところ、言い方これでいいのかなんだけどジャンクなもの、の積み上げによる読み味の緊張感がある。

村上龍の新刊の読書は前の「MISSING」くらいから「村上龍って今だいじょうぶなのか」を確認する意味も含まってきたと思う。今のところ、どっち……なのか分からない。正当な感情なのか謎だけど、今のところスリリング。今「もう読むな」と誰かの手が奪い取っていったら「やめてよ」っては言うと思うし。いっぽうの(とでも言うか)、『街とその不確かな壁』は、いま読んでるところなのにべつに人に貸せたし。

調べたら、稲本ってメガネで公式戦でてないっぽいです。
誰かいませんでしたっけ。バンドが黒太いメガネしてた選手……

3月3日(日曜)

パックのりんごジュースを飲んで「甘すぎる!笑 果糖に加糖してやがる」と言っていた。

一人で働いてる時間が長すぎる。

帰ったら母がニラと豚とモヤシの炒めものを作ってくれててテンションが上がる。自分がこれを好きだったことを思い出した。母はすでに奥の部屋で寝ていたので、閉まっていたふすまごしに「お母さんのニラ炒め好きだったこと久々に思い出したわ」と言うと「えーそう」のあと「明日パッチワークサークルの集まりで田原町に9時なんだけど、朝の電車混んでるかねぇ」と返ってきた。

東京の人間嫌いになると思うよーと言う。ヒジとか当ててくるおじさんいるし。とにかく、おじさんには気をつけとくといいかも。やばいのだいたいおじさんだし。ほんとうー。7時半くらいのバスで行こうかね。早めに寝てるわけだし、ちょっと早起きして行ってみてもいいかもね。ってか、女性専用車両とかあるんじゃないかな?

3月4日(月曜)

出勤。母からは8時15分くらいに「着いた」とLINEが入る。だいぶ無沙汰(ぶさた)になってるな。
9時40分から11時半ごろまで配り、図書館で4時間過ごせて、16時から18時40分まで。そうなったとしても出勤しないと補填金を取られてしまう病気やケガにさえハマらなければこんなに良い職場環境もないんだけど。

鷺宮ゆかりの著者コーナーに先崎学の「うつ病九段」の漫画のやつがあったので、単行本のも読んでたし違いを見てみよう、と読んだら涙が止まらなくなる。ほうれい線まで描かれてる羽生さんの絵を初めて見た。

アパートが隣接してるところでそれぞれに1つずつ荷物がある配達で、まちがえて違う方の203号室に封筒をポストインしてしまう。なにか書けるものを、とカバンを探ったらレシートがあったので、事情をペンで書いたあと「お飲み物代です」と300円をおひねりみたいにくるんで、それもポストに入れた。ちゃんとした方の203に移動してくれてたら嬉しいし、それなのに誤配のクレームを入れてきてもびっくりできる。 帰るまでにコールセンターからの電話は無し。

今日から母は4日ほど、沖縄から来てる友達と泊まりつつ遊ぶらしいので、ぜったいいやらしい場面があるだろう「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」のDVDをこれから観る。

3月5日(火曜)

けっきょく疲れて眠ってしまい、腑抜けどもは観なかった。休みの日の起きて1時間以内に観れないと、映画って時間確保の難易度が格段に上がる。

村上龍「ユーチューバー」を読み終える。この本が一冊を通して手渡してくるトーンってつまり、と思ったところで本文が自分から『ウィー・アー・オール・ワン』という曲名を出すことで言ってくれた。英語で。「アローン」みたいな意味でとる「ワン」。ホズ・スキャッグスという人たちの、往年のヒット曲らしい。

「村上龍って今だいじょうぶなのか」のウォッチは、結局こたえが出なかった。村上龍って、「限りなく透明に近いブルー」「コインロッカーベイビーズ」「コックサッカーブルース」「トパーズ」「69」、その他のエッセイ本以外の、大学のときに読んだようなものも、べつにこういう読後感だったような気もしてきた。「僕にとって最高の短編小説」みたいな帯紙で読んだ「空港にて」も、べつに読んでて体温がめちゃくちゃ上がる、というような本ではなく、体温をめちゃくちゃ上げたい、で挑むとすれちがうことになるのに、こっちがそっちに移行できてないだけなのかもしれない。読んでる時間は、心地よかった。お菓子食べてるときよりももう少しだけ嬉しい時間になれるもの、ってなかなか無いからね。忘れがちだけど。


「神大短歌」も読み終えていた。懶い河獺さんの新作が無くて残念だったけど、一首評で短歌だけ登場していて口笛だった。この歌への府田確さんの評が評企画のなかでは一番おもしろかった。

やりたいことがかなりはっきりしてきたようである奥村鼓太郎さんに、 (ぎりぎりマナー違反な言い方になってすみませんなんですけど、「もう金髪ではなくなった」感じを強く嗅いだ)、野生味で押してくる他の同人たちが続く、ような読み味だった。

やりたいことがかなりはっきりしてること、野生味がたっぷりなこと、どっちも同じくらい素晴らしいことだし、そういう好々爺めいた感想が自分の体から出てきたことには自己嫌悪がある。そのような目線で見ていくとまだまだぜんぜん余裕で野生味を格納できてる溺愛さんにおそろしさすらあるし、掃除当番さんというかたも気になった。とんがりつつ、かっちりしている。どういう時間の使い方をしたら、こうなれるんだろう。どういう時間の使い方をしてたら自分は、大学生のときこうなれてたんだろう。

過去号の電子データ読書はこれから。

派遣社員→個人事業主になったので社保→国保となるわけで、その切り替えで市役所に行った。離職票を忘れて退散した前回から、訪庁のやり直し。

社保→国保の切り替えって、切り替えをしてない無保険の月は「払わないで良いよ」「病気にならなかったあなたは賭けに勝利したね」みたいな期間だと思ってたけど、切り替え後の待ち時間で将棋アプリをしていたら前紀伊国屋書店K店にいたIさんみたいな丁寧でシュッとしてる職員さんに「10月~3月ぶんの未納を8万円払ってくださいね」と言われて、その後の将棋



ここで勝てたらおれもめっちゃ大物なんだけどな

Iさん、ほんと丁寧な人だったなー。この世で会い・話す人ってほとんど他人なんだから出力する丁寧さなんていくらでも温存できるわけで「あ、今ケチられてるな」と感じる場面のほうが人生ではほとんどだし、生きてて喰らう悲しみなんてほとんどそこに起因すると言ってさえいいほどだから、Iさんみたいな人を思い出すとほんとうに泣いてしまいそうになるんですよ僕は。

8万! 半年分だししょうがないんだよほんと。払うぞ~~~~~~~~~

3月6日(水曜)

今日は鷺ノ宮じゃなくて都立家政。雨。昨夜の、街灯で三角形に光ってる空中のエリアで降ってる雪きれいだったな。雨の日の台車配達は風邪ひきや荷物汚損がひとまず懸念されるけど、配達に使うスマホの端子が濡れると画面に⚡のマークのアラートが出て充電できなくなるのが大変。

きのうの市役所からの帰りのセリアで養生テープを買っていたので、それでスマホの端子を防ぐように貼る。

朝の集合場所で「濡れるとスマホが自分を守ろうとするじゃないですか、」「それを禁止するっ」と説明していたら笑ってくれて嬉しかった。よかったら皆さんも貼ってくださいよ、と養生テープを配る。

でもこれ、書きながら思ったけどたぶん言い方

眠ってる人にさわると眠ってるなりに自分を守ろうとする/工藤吉生『世界で一番すばらしい俺』

が念頭にあったなと思った。

個数じたいは少ない日。今日もケガなく終われてよかった。
個人事業主は怪我すると病気するとfin(フィン)になるので。

明日と明後日でて、土曜日に休み。

3月7日(木曜)

この日のことは300円ゾーンに書きました

「有料ゾーン」って、ぜんぜん言いたくない。
お金はもらっておいて。もうしわけない。

僕は小さいが、そっちはそっちであんまりだと思ったということ。でも全くありふれてる、なにもおもしろい気持ちにはならない、今日のあなたにも起きてたかもしれないようなこと。

3月8日(金曜)

脱獄に参加する人と、参加しない人とがいる夢を見た。
参加するほうだった。

「脱獄したあと捕まったら刑期ってまた延びるんだっけ…?」と、公民館に貼ってあるなんらかのポスターのお年寄りの絵みたいなハの字眉毛で、腕組みをしながら、脱獄のリーダー(姿は見えなく、声だけ左側から聞こえる)の号令に従っていたので、あのあと失敗してるんだろうなと思う。

人を殺してしまったとか、数学系の科目をまったく頑張ってない期間が4月からなので進級の単位が足りてるわけない夢はあるけど、投獄されてる夢、は初めてみたかもしれない。

刑期が延びるのは嫌だな、という、中にいる人間の気分はしっかり骨身として持てていた。

その夢のあと牛丼屋の夢を見た。「だけど」二つ重なりがブザマ。
これを見た昼、ほんとうに松屋にいった。

母が作ってくれてた白菜・小松菜・かまぼこの炒め物をタッパーで持参してたので、松屋で並牛丼を食べたあと横のセブンイレブンのイートインでそれも食べた。なんか、箸と座るところがコロコロ変わって、へんに疲れた。

帰って、冷蔵庫に残ってたワインを空にしようと飲んでたらコップに三杯分になる。鳥山明が亡くなったことで思い出す大学の寮の先輩が何人かいて、リプライやDMなんかで話したりした。

鳥山明の逝去そのものというよりは、逝去によって悲しむだろう人を思い浮かべることで自分も悲しくなるという感じだったので、することが手につかない、というふうではあまりない。

でも、フリーザを考えた人が、ベジータを考えた人が、水中で撃ったエネルギー弾がゆっくり進むことを「そう決めた」人が、セルを考えた人が、ヤムーを考えた人が、スポボビッチが破裂させられるトラウマのシーンを描いてくれた人が、ザンギャにボージャックにブロリーにプイプイを考えた人が、ギャリック砲を撃つときの構えを考えた人が、もうこの世にいないと思うとボウっとした気持ちに持っていかれそうになる。

家にスーパーファミコンの本体があるので、今はネットでゴーゴーアックマンのカセットがないかを探している。思い出す友達も、先輩もツイッターの面白い人たちもほんとうにたくさんいる。そんなひとたちもみんな、自分が抱えてるこの〈崖にひとりでいる〉みたいな気持ちと戦ったり打ちひしがれたりしてるんだろうか。その崖の絵すら、鳥山明が描いたので思い浮かぶのだ。またピッコロが遠くを見て「まずいな……」と言わされていたような崖……

ちびっことして読んでたころは普通に「ピッコロ」呼びだけど、ある程度年いくと「ピッコロさん」って呼ぶのが楽しくなるよね。ピッコロに敬意を、悟飯として捧げるのが気持ちいいんだろうねあれ。

フリーザの人形を部屋のいろんなところに置いといて、出くわしたら「申し訳ありませんフリーザ様〜〜〜」って謝るのが楽しくて、というかそれしか生きてて楽しいことがない。って書いてた人がいた昔のコピペおもしろかったな。そういう「関連グッズ」を思い出しては触れにいって、ってしてるうちにどんだけでも時間経ってるんだろうな。

何を読もう、

3月9日(土曜日)

休み。レミオロメン聴けず。阿佐ヶ谷の「GION」で人と会う。まえはブランコの席に座れたので(ここを見てたらあの日、楽しかったです)この日は新聞が置いてあるのの真裏のところに座る。ソーダ水の青色と、それがなくなったらハイビスカスティーのあたたかいのを飲んだ。ハイビスカスティーのあたたかいの、なんというか、生命力が北欧のふくよかな女の人のそれくらいにまで増幅されるようなたのもしい味がする。


街裏さんがどんなにおもしろいかという話をしてるうちにあれ? 今日ってR-1でしたっけとなり、え、そうですよとなり、TVerとかで見れるんだろうけど録画データとしてずっと持ちたいので、ちょっと散会しますか、となり、バスで帰る。おしっこ臭いバスだったけど、どこが発生源か首をのばしてクンクン長いことやってても全然分からなかった。前便引継型(ぜんびんひきつぎがた)の透明尿(ステルスおしっこ)かもしれない。

母さんは所沢に同級生がいるということで、日高屋とカラオケに行っていて僕が泣いてる9時ごろに帰ってきた。人と住むとこういうとき部屋から出ていけないがあるのか。

感極まって、ツイッターに「バカリズムが都道府県を持ってたころからぴんくさんはおもしろかった」と書きそうになったところで押しとどまる。さすがに早すぎる。サイクロンZが踊ってたくらいからぴんくさんはおもしろかった。
ノンスタイル石田が、麒麟・川島が副業みたいな感じでサクッと決勝に行ってた年からこの人は僕には一番おもしろかった。矢野号さんもおもしろかった。本当に嬉しい。どちらも、成果物をこのジャンルで引き続き観れることがうれしい。八田荘の岩野さんを観ることができないのが悲しい。

3月10日(土曜日)

イジリやすい奇妙な他者や、イジリやすい……ように愚かしく誇張した他者で笑うことがもうぜんぜん出来なくなってる、と吉住さんとkento fukayaさんのネタに対しては思った。サツマカワさんを見ていると、「この仕事に適正があった人が、この仕事をすることで輝いてる」と思うことが先に来て、ほんとうにいつもいつもおもしろいことを言ってるしやってる人だと思うけど、not for meというか、見てると「仕事中の人だな」ということを思う。

往年のかまいたちや見取り図の漫才にも「仕事中だな」は思うし、前半で言った謎のワードを後半で「〜〜って何ー?」と言ってるときも仕事だなと思うので、プロの領域、にいくと自分と関係ない他の職場の人に見えてくるみたいなことなのかもしれない。
そういうことで言うと、トンツカタンのお抹茶さんは好きだった。ネタ中ではあるんだけど、仕事中には見えないっていうか。

自分でその仕事を選んでおいて、その勤務中にサボってたり・遊んでるように見えてる人たちが魅力的だ。

そういう人もけっこういるよな、みたいなことを思う一方で「それはそうと、私たちはべつにそんなにしょっちゅうおもしろいものに触れて笑ってなくてもいいよな」と思うこともある。自分に最後に残る趣味は読書だなと思うことが増えてきた。それかチップスター。

趣味は読書とチップスター。


わびしいといえばわびしい話。


信号と同じ高さのイートインスペースを見つけた

いいじゃんいいじゃん、と油淋鶏弁当を食べてたら、トイレで「殺すぞ!」と言ってる男と、言い返しているおじいさんの声がした。

3月11日(月曜)

1・4・4・6だっけ、1・4・5・3だっけ、と休憩中の図書館で検索をする。14時50分くらいになってたけど、両手を黙祷の手にして目をつぶる。14時46分。6人がけ席の隅の3つにおじさん(僕含む)がいた。

「木屋町の蟹さんが日記を書いてくれてたらnoteで読むものが増えて嬉しいなー」と先週くらいに思った。

木屋町さんの書くものは城戸さんの書くものくらいおもしろいことがある。

なんか嫌なアゲかたに口調だけど、これは僕の中で「2014年感」みたいなこととつながった体感なのであんまり他人(ときには話題の当事者からのそれも含んだ)の視線などを意識し言い淀むということがない。

911(きゅーいちいち)とか、311(さんいちいち)みたいに、2014(ニーゼロイチヨン)と自分はよく思う。
短歌に文体を分けてくれたのは穂村弘であり斉藤斎藤だけど、考え方の文体、みたいなものはこの年にネットへ様々な出力をしてくれてた人たちから楽しませてもらった記憶でできてると思ってる。2014(にーぜろいちよん)、と思うとき、その準備段階としての2012(にーぜろいちにー)とも思う。「つまようじの先で描いたの?」と親戚に言われるような漫画を本人としてもなぜか描きだした、のような感じだったのじゃないかと予想する、ぼく脳さんがいた。今もいる。こだまさんのブログがバチバチにタイムラインの人々を釘付けにしていた。たかさんの「、」がほとんどなく「。」で絶対に締めない文章にほんとうに心を持っていかれた。たかさんが漫画に人生の時間を使ってる今、こっちのやりかたが余ってる。見かける顔ぶれたちの多くが「インターネットにおもしろいものなんか、タダでは絶対に置いてやらないぞ」な顔つきばっかりになってしまった今、(で、べつにそれでいいし)、木屋町さんの書くものには、2014年に自分がおもしろかったもの、の匂いが残ってて嬉しい。JETさんもうれしい。

日記の中だと、「東口」についてちょっと書くあたりの口調にはげしく、2014年が匂わないですか? 木屋町さんがべつに日記に飽きても、おれはこの匂いを忘れないと思う。

3月12日(火曜)

休み。ほんとに大雨で出かけたくなかった。ラーメンでも、と思ってたんだけど家でスパムと卵を焼いて、ブロッコリーを茹でて、トマトを切って、味噌をティファールの湯で溶いて、母と食べた。

「パン屋で6時~9時の求人が出てて、定年退職したし孫育てもなくなって暇だし、気になる」 「リクルート、ってところで何かをアレしないと応募できないみたいだからちょっと分からない」

とかを言ってて母親にリクルートのアカウント作らせたくないなと思ったので図書館に本を返しながらお店を見てくる。貼り紙、あった。写真を撮って送る。米粉の台湾カステラをお土産に買う。本は、談志の落語論の本、町山智浩の本、こだまさんの「ずっと、おしまいの地」を借りる。借りて読んですみません、を分からないけど北、にむかって思う。

夕食後に「この世にあるケンドーコバヤシの動画って全部観たいな」と思ってちょっとキレてしまい、そういえばにけつッって観覧募集してるんだよな、とホームページに飛んだら3月16日の募集をしてて、やった、と思ったら今日の13時まで締め切りだった。なんか、雨のせいだと思った。

3月13日(水曜)

自分の名前を決めたのは父の姉なんだけど会ったことがなく、「自分は子を持つ気はないから名付けの機会もないと思う」と語っていたその人に父親が頼んだ、って経緯にも聞けなさの謎があってなんかかっこいいぞ……と20年くらい思ってたのに、一昨日にとうとうその人の名前で封筒の手紙が来てしまった。

開けてない。

配達開始前に、みんなでそれぞれの荷物を見てたら「野方カンタービレ」というアパートを見つけた人が「のだめカンタービレじゃん」と喜びだして、すごい、と自分も思う。ここだ!ってなタイミングでもじって、建てたんだ。日本がマジで気楽だった時期のドラマじゃないですか、と言ったら三人とも「けひひひひひ」みたいな笑い声をあげて、自分も部屋で一人で笑ってるときってこういう笑い声してるんだろうなと思った。

3月14日(木曜)

図書館が休館日だったので、休憩の3時間をモスバーガーかドトールに行くか、カラオケに行くかで迷ってカラオケに行く。図書館の静けさに近い場所が、この中だとカラオケだったってのはちょっとおもしろいと思う。

チェーンの喫茶店ってぜんぜん「外」ですよね。
一人でカラオケ。たぶん2015年ぶりとかじゃないかな。

21時くらいにDMで荻窪に呼ばれたから横浜から荻窪に行ったのに、着いたら駅前にいるみんなはもう帰るところで。終電後だったのでカラオケ館に行った。
ポップな話として思い出にしてたけど、なんかぜんぜん大事にされてなくて落ち込むね……  短歌の人ら。

爆風スランプのリゾラバとか歌った。


来月の休み希望の参考にする



そんなんでおれもお金貰いてぇよ


あんまり読めなかった。 やっぱ「その場所力(ばしょりょく)」みたいなのは強いね。「歌うところだしな」と毎秒 読みながら思っちゃった


喉が痛くなった。結論としては、

●歌うときの自分の声、コナンが大人をあざむくときの高さをしてて気持ちが悪い

●キリンジってもうぜんぜん歌えない あの人たち喉と腹すごすぎる 謝りたいくらい歌えなかった

●エレカシはけっこういける

●立つともっと歌える

●自分のヘナチョコな声には「ひこうき」がすごく合う

●甲本ヒロトのものはずごく歌いやすい。そりゃあ天下とるよと思った。
大声を出させてくれる


この人、なんか良かった。好きだな。

そして、「どうせ他人なら前髪が無いほうが感じがいい」と思った。おれもこんなふうになろうかな。前髪がある人が画面に出てくるときのちょっとくどい感じが、この人のときは本当になかった。

スピードとナイフはほんとにいいですね。歌詞もいい。
元気よくしてれば歌える。「傘がない」は「行かなくちゃ」の後が「君の町へいかなくちゃ」って「部屋」とか「家(うち)」とかじゃなくて「町」なのがいいなと思う。「部屋」とか「家(うち)」だと性欲で言ってるっぽくもあるから、と言いたいんだけど、「今までのお前の『会いに行く』がそうだっただけだろ」と思われそうなのであんまり外で言えない。

帰ったら母もパッチワークの集まりで池袋から帰ったところで、作り置きのロールキャベツを出してくれた。おいしかった。
そのあと段ボールをまとめて捨てた。

3月15日(金曜)

マンションに配達に来たけど不在だったのでそうかーーと帰ろうとしたら足元に




「猫の皿」を聞いてるときに頭の中にあるような灰色ぐあいのやつがあって体の動きが止まった


連携がうまくとれてないな

3月16日(土曜)

休み。東浦和に行く。
10年前住んでたアパートを見る。

3月17日(日曜)

鷺ノ宮の、夜は居酒屋…みたいな定食屋さんの店先にいろいろ売ってる。


いさましい


頭の中で飽きるまでやって、買わないことに成功する

でもいつか「今 手元にあれがない……」と思う日は絶対に来ると思う。
これやってる人を見るのもおもしろそう。
次見たらやっぱり買おうかな。

司会をやってる歌会で、どの詠草に票を入れるかをを選んでるときとかにこれをやったり。

これは50円だった。

駒が揃ってるかを図書館で並べて確認した日

3月18日(月曜)

前日から予告されてたくらいの強風の日。たしかにすごかった。

風の日は荷物を少なめにしてくれるらしく、かえってラッキーだった。一日やっても100個いかなかった。140くらいはやるんですかね。通常日だと。台車に三つ積んでる荷物バッグの三つめがたぶん車道に飛んじゃったりして危ないんですよね。こういう風の日は。

もっとガンガン 砂が目に入るかと思ってたから、意外と目薬さしたのも一回だけだし良かった。

「もっとガンガン 砂が目に入るかと思ってたから、意外と目薬さしたのも一回だけだし良かった。」という一日の感想がある




まったく落ちてなかった。

奥に映ってる車の助手席に人が乗ってて、こっちにすごく嫌そうな顔をしてた。映画『バス男』でナポレオンダイナマイトが踊り出したときの客席のアメフト部の男の顔だった。


イートインでニラ食べてごめんね


すれちがうとき細い歩道橋


今日は自分が夜ご飯をつくると前日に言っていたので、お好み焼き。
一瞬 自分が作ってたのがチヂミかと思うゾーン 立派な青さのキャベツ

「一人だとじゅうぶんな広さ」は「二人だとちょっとピリピリするくらいの狭さ」だったらしく、自分がイライラ、イライラしてるのを感じて本当によくない。前付き合ってた人と半同棲だったときも思ったけど、帰ってきた人のために玄関灯のオレンジをつけておくことの意味が理解できない。つけるし。帰ってきて暗かったら。

一緒に住む人っていつも、自分が思ってるよりも一部屋分多く電気をつける気がする。あれなんなんだろう。あと、クモとかいたらタッパーとか茶碗で床にとじこめといて帰ってきたら「捨てて」って言うやつ。恋愛初期だとかわいいから喜んでしまうけど、食べ物をいれるやつだぜ、となる。

一緒に住むと、減点法になり、見張りみたいな自分になるのが自分でも嫌だ。でも使わない部屋の電気をつけておく意味が全く分からない。暖房をきかせておく、とかの意味があるでもない。

母の住む部屋を同じ団地に確保できそうなので、書類を進めていくことに決めた。
母が東京に呼びだされることになった経緯はちょっと語るのがむずかしい。俺のせいじゃないからって「俺のせいじゃない」とか言うとこの一連の登場人物のいる空間の空気がすさむ。

瞬時に。

3月19日(火曜)

300円ゾーンに書きました。この日は3月で最悪の日だったと思う。

3月20日(水曜)

小田原の歌を引きたくて『母の愛、僕のラブ』を探すも家のどこにも無い。
もしかして処分したのか自分。
『母の愛、僕のラブ』を処分。
どんだけ気が立ってたんだ。


Amazonから大きいビニール袋が届いたので(2枚1000円)ようやく布団類が干せる。
団地の最上階って、ハトが糞を落としてくる。
つくづく、金を使わされるトリだ。

3月21日(木曜)

我慢できずにトイレに駆け込んだところを想像してしまうじゃないか

3月22日(金曜)


書きたてだったみたいで、マジックのインキがつやっつやしてた
いい感じだったので撮ろうとしたら、三輪車を片付けたかったっぽい女の人が二階に何…?みたいな顔で上がってきたので「階段を撮りたくて。」と言ったら何も声のないゆがんだ顔で全身を↑、↓と見られた
気合い入ってんなー

明日は休み。朝一で母の入居のための住民票を市役所へ。
北海道いきまでの5連勤前の最後にゆっくりできる休み。

3月28日(木曜)

台車で配送、初の5連勤。いける。

台車を押して走ってると、車から「走ってるね、元気がいいね!」と声をかけてくるヤマトの人が、今日は忙しくないので歩いてやってたら「今日は走ってないね。」と言ってきて次から無視するか大声を出すと決めた。「さすがに元気が尽きてきたか」みたいな笑顔を浮かべやがってよ。

転校生に話しかけてくる奴、って「そうとうに良いやつ」か「クラスに友達がいないことの逆転を図ろうとするやつ」かのどっちかだと相場は決まってるけど、やっぱり嫌な奴だったか。むしろ話しかけてこい話しかけてこい、

「ってかなんでタメ語!?!?!?」

って見取り図の盛山みたいな高さで言おうと思う。明日から三日、北海道。5時起きなので22時までには眠る。死因飛行機(デスリーズン・エアー・プレイン)になりませんように。


3月29日(金曜)~31日(日曜)


空港から家までのあいだに池袋に寄って、永田敬介さん(コーツ)やカナメストーンが出るお笑いライブを見た。

池袋の飲食店の、両方 かたわらにキャリーバッグがある、みたいなお客さんってみんな「あれは運営が悪い」って話してないですか

3月はなんか長く感じた。お得だ。


●以下、画像、あんまり公開で読めるようにはしときたくないこと、合わなかったお笑いの感想●

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