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vsアルビレックス新潟(J2第20節)

06月29日 明治安田生命J2リーグ第20節

鹿児島ユナイテッドFCは、2連戦となったホームでアルビレックス新潟とリーグ初対戦、1-3で敗れホーム2連戦を連勝で飾ることはできず。

会場:白波スタジアム(鹿児島)

来場者数:5,133人(クラブ目標:5,000人)

主審:木村 博之(PR)

☆本日の試合でホーム来場者数30万人を突破!

田中 奏一選手がJ2通算100試合出場を達成!

◇ ◇ ◇

先制も、失点後のリズム掴めず完敗

 これまで通りのテンポでパスを繋ぎ、12分には幸先よく先制点を挙げたものの、前半から圧倒されていた前線のレオナルド、フランシスの対応に苦慮している間にPKで同点とされると、後半に入り前半の課題を修正してきた新潟の前にボールを繋げず。痛いオウンゴールもあり、第7節金沢戦以来の3失点を喫する敗戦となりました。

前半の課題を見事に修正、盤石の勝ち点3

 先制はされたものの、最前線のレオナルドをターゲットに前線へ速いサッカーを続けたことがPKという形で結実。その後は球際やフィジカルでも鹿児島を上回り、終わってみれば1-3という幕切れ。前半の進め方にやや課題を見せるも、後半はカウエを中心にきっちりバイタルを締め、鹿児島の良さを消し寄せ付けませんでした。

鹿児島ユナイテッドFCの基本フォーメーション

フォーメーションは4-2-3-1ベース。これまで牛之濵の務めた左SHに枝本が入り、トップ下にはおなじみの酒本。藤澤は前節に引き続きベンチ外となりました。代わって右SBには第8節大宮戦以来となる田中(奏)がスタメン、さらに薗田が第14節横浜FC戦、負傷で長期離脱を強いられていた野嶽(惇)は第5節町田戦ぶりのベンチ入りとなりました。

前半

 前半から、鹿児島がボールを回し、新潟はボールを持つとまずレオナルドを見て…という展開。鹿児島はとにかくフィジカルの強い外国人に手を焼くので、今日もその対応に苦慮しました。

 一方で、前半は新潟のライン間が間延びするようなシーンが多く、鹿児島の2列目の選手(五領,枝本,酒本)が比較的自由な形でボールを受けチャンスを作る状態。

 6分、最初のコーナーキックはやはりショートコーナー。ワンタッチでサイドを崩そうという狙いが見えました。

 8分、右サイドから田中が高い位置で受け、内側で受ける酒本と五領で崩し、クロスを上げます。流れた先に砂森がフリーで待っており、一旦止めてシュートを狙うもDFが弾き出します。

しかし一転して新潟のチャンスに。依然高い位置を取っていた田中を出し抜き、左サイドで動き出した渡邉にボールが出ます。一気に前線に運ぶと、ファーサイドを上がっていたフランシスに流してそのままシュートに行くも、クロスバーを直撃。鹿児島は持ち味の守備への切り替えに不安を見せてしまいます。

 11分には、最終ラインから一気に前線のレオナルドにボールを付けるとマークの水本と入れ替わり、カバーに入った田中も持ち前のフィジカルで寄せ付けず。こぼれたボールを後ろから渡邉がシュートに行きましたが、わずかに右に外れ得点とはならず。

 特に新潟は鹿児島が攻めている時にボールをロストした時などを狙っているという戦い方。

 14分、PAエリア正面で枝本が受けると、ボールを上手くコントロールしながらDF3人を翻弄。左足を振り抜いたシュートは右ポストを叩きましたが、飛び出したボールを酒本が押し込み、自身今季初ゴールで鹿児島が先制に成功。

 勢いづいた鹿児島は15分、八反田がDFラインと駆け引きをした五領にボールを合わせます。五領がDFを剥がして中に折り返すもブロック。

 23分、タッチライン際でヨンテが相手DFを背負いながらボールを受け、さらに前を向きに行ってファールを貰いました。

 24分、酒本からのボールを、五領がライン間で受けると、スペースを見つけ相手を背負うヨンテに当てます。ヨンテが落としたボールにニウドが後ろから入って来てシュートを打つもDFがブロック。

この辺りのプレーからもヨンテのフィジカルの強さと有効性が非常に良く伝わります。

 25分、酒本からピッチ中央で五領が鋭い楔のボールを受けると、前を向きドリブル。前を走ったヨンテに付け、シュートを狙うもDFが戻って対応。

左のタッチ際でもう一度作り直し。枝本と酒本のワンツーの間に大外を砂森がオーバーラップし、酒本がスルーパスを砂森に通しDFとGKの間に鋭くクロスを入れましたがGK大谷がキャッチ。 中ではヨンテがこぼれを押し込めるような体勢をしっかり作っていました。

 28分、右サイドでボールを引き出した酒本が、ゴールライン際で中を見ると、ゴール前に上げて来るかな?と思わせて、PAエリア前でフリーだったニウドを見つけ鋭くピンポイントで折り返し。さすがの視野の持ち主です。

 その後も鹿児島が新潟ゴール前で層の厚い攻撃を見せるも、ゴールを決めるには至らず。

 そういった中で35分、カウンターの局面でフランシスが前線のレオナルドにスルーパス。付いて行ったのは赤尾。PA内で先に体を入れボールにチャレンジしようとしたのは赤尾でしたが、先にボールに触れたのはレオナルド。結果的に赤尾が倒したという格好になり、PKを与えてしまいました。

 結局、レオナルドがPKを沈めて同点。

 46分、五領がニウドからの縦パスを引き取ってゴール前のギャップに走り込んだヨンテに流し、シュートを狙うもDFが入ってブロック。

ちなみに、直後のコーナーは前節得点を挙げた"GK密集"の形を採りました。主審がセカンドボールまでプレーを見なかったためそのまま前半は終了。

後半

 両チームともHTの交代は無し。

 53分、鹿児島は右からのコーナーを迎え、ショートコーナーを使います。五領がボールを受け左に流れつつシュートやクロスのタイミングを伺いますが、機会なくそのまま左で一度溜めます。中の選手の足元にクロスをいれましたがクリア。

そのボールがフランシスに入り、ドリブルで持ち上がると前線レオナルドへスルーパス。外に流れて、中をスプリントで駆け上がったフランシスが再び中で受けてシュート。ジュンスも飛び出して足に当てましたがボールは無情にもゴールへ吸い込まれていきました。

 フォーメーション変更① 60分

酒本を下げ、最近の鹿児島の起爆剤である田上を投入。

 田上が投入直後にサイドチェンジのボールを受け、ニアに鋭くシュートを打つもGKがパンチング。直後のCKは八反田がダイレクトで非常に質の高いボールを入れて来ましたが触れず。触ればゴールが決まるようなボールですので、この辺を決めておきたい感はあります。

 64分、縦パスを中央で受けたレオナルドは一気にフランシスにスルーパス。砂森が付きましたが、クリアしようとしたのか砂森の足に当たったボールは、ジュンスも前に出て無人となっていたゴールに静かに吸い込まれていき、砂森のオウンゴールが記録されました。

 71分、クイックリスタートから枝本がドリブルで持ち上がり、ここでも3人のDF相手に見事なコントロールでボールをキープし田中へ流してクロス。ファーサイドにハイボールを入れましたがGKがキャッチ。

 フォーメーション変更② 75分

鹿児島サポが待ちわびた、野嶽の復帰。田中に代わって登場しました。

 76分、八反田がピッチ中央から右サイドを上がった野嶽に展開する見事なボールを通すと、切り込みつつファーサイドの田上を狙ったと思われるボールを入れていきます。

 77分、カウエを背負いつつボールを受けたヨンテが落としたボールを枝本が受け、PA内右からファーサイドの砂森へ質の高いクロスを入れましたが、ゴール眼の前での砂森のヘディングは惜しくもバーの左へ。

 フォーメーション変更③ 81分

五領に替えて萱沼を投入。新潟の指揮官・吉永一明氏は山梨学院附高時代の恩師なんだそう。

 84分、左から仕掛けた田上が一度はPAフチで倒されますが粘り、中央で待っていた枝本が引き受け右足でファーを巻いたコントロールショットを放つも、惜しくも右ポスト直撃。

 85分には右サイドで八反田と野嶽のワンツーで崩そうというところ、野嶽がPA右外すぐで倒されファールを貰います。キッカーの砂森はファーを巻いて直接狙うも左へ抜けて行きました。

 その後も鹿児島は新潟のブロックの前になかなか前に進めず、翻って新潟はパスミスやこぼれを突いてカウンターを打つなど対照的な展開。鹿児島は結局新潟の守備の前に効果的な仕掛けを見せられずそのまま試合は1-3で終了。

○個人的MOM○

 3失点を喫するのは、第7節金沢戦ぶり。第1節徳島戦と合わせ3度目、残念ながらすべてホームでの記録となっています。そんなゲームでしたが、調子を上げて来てようやく試合で真価を発揮した。そんな選手である…

枝本 雄一郎 選手

を選ばせて頂きます。金監督が琉球から連れてきた枝本選手はここまで活躍できていませんでしたが、今日はボールのキープ力とドリブル、2度バーを直撃しましたがシュートのセンスも見せ、攻撃のアクセントとなっていました。今後の試合でもこの調子で躍動することを期待しています。

試合後放談

 もっと点を入れられてもおかしくなかったんじゃないか、そんな試合でした。J3鳥取に在籍していた頃から鹿児島を苦しめてきたレオナルドですが、今日も全ゴールに絡む活躍を見せ、新潟の勝利に貢献しました。

ここまでの試合で分かっていたところではありますが、フィジカルの強い外国人選手にめっぽう弱い鹿児島。前線のレオナルド、それをサポートするカウエ、フランシスは強力で前半から違いを生み出していました。

 今日の試合では、CBの間を簡単にレオナルドやフランシスに突破させ、対応が後手になった結果の3失点。1点目はCB赤尾の対人の不安を再び露呈させるものでした。

CBの人選も含めて、再び守備の不安が見えた試合でした。攻撃陣の方は、やれている感はあったと思います。野嶽の復帰や枝本の活躍などポジティブな面もありましたから、更にクオリティを上げていって欲しいです。先制点を挙げた酒本選手も動きが良く、大変良かったと思います。

 最後に、気になったのは砂森ですかね。砂森はここまで琉球戦の終盤の交代を除いて全試合でフルタイム出場を続けています。5アシストはリーグで2位タイの数字であり、鹿児島の攻撃にはもはや欠かせない選手ですが、今日はやや精彩を欠いた感がありました。疲れもあると思いますが、砂森が外れた際の左SBの人選はどうなるのでしょうか。これから夏になりますし、レギュラー級選手の故障、疲労などの際の選手起用も注目です。

試合ハイライト(J LEAGUE 公式YouTubeチャンネル)

次節へ向けて

 次節は前半戦最後のゲーム、アウェーCスタでファジアーノ岡山と対戦します。ここまでは安定した戦いで上位~中位に定着していますが、直近第20節は横浜FCに5-1で大敗。24得点を挙げる一方で26失点など守備に課題がありそうです。攻撃を牽引するのは、現在リーグ得点ランキングで首位(12ゴール)を走るイ・ヨンジェ選手。鹿児島がこの屈指のストライカーをどう止めるのか注目です。

次節情報

07月07日(日) 19:00 K.O.

ファジアーノ岡山<11位/28>

鹿児島ユナイテッドFC<19位/20>

※クラブ名の後<>内は「試合前順位/勝ち点」です

会場:シティライトスタジアム(岡山)


(6/30追記)

・試合ハイライトを掲載しました

・田中奏一選手に関する記録を付記しました

・確定の順位/勝ち点を更新しました


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gem.

鹿児島ユナイテッドFCのファン(サポーター)です。戦術とか細かい話はできないので、書いているnoteはあくまで「試合の記録」です。内容は鹿児島に特化しています。よろしくおねがいします。 たまにカメラネタとかもあるかも。

鹿児島ユナイテッドFC 2019シーズン試合記録

鹿児島ユナイテッドFCの2019シーズンの試合記録を書き留めたものです。。
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