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変化を楽しむ

この半年、よく行くところがあります。それが神奈川県唯一の牧場という謳い文句の服部牧場というところです。
自宅から1時間圏内でそれなりに自然を楽しめて屋外ところから、コロナでなかなか外へ出ることが難しい時から通っていたのです。

ちょうど、昨年10月ぐらいでしょうか?まだそこまで寒くない時期に行った時に出会ったが馬の赤ちゃんでした。生後まだ数週間でしょうか?通常は牧場の一区画に馬が放たれているのですが、そこではなく、母馬と一緒に別室にいて、母馬の奥によくになって尻尾だけがパタパタしていました。動物と言えば犬や猫ぐらいしか見ることがなくなった日常のなかで、しかも馬の赤ちゃんですからその珍しさも伴って、それからはほぼ2月ぐらいまで毎週のようにこちらに通うようになりました。我が家ではペットを飼っていないのもあって、なかなかない機会、動物の成長を見守るのを楽しんでいました。

同じところへ毎週のように通ったので、馬の赤ちゃんの成長をとおして普段関わることがない馬の動きをなんとなく知ることになります。馬は草が大好きで、話されている区画の草という草を食べ尽くしてしまします。柵の外に生えている草を一生懸命柵の間から顔を出して食べようとしたりもしていて、こういう姿にはびっくり。また、草の生えていない冬は常に土の中に埋まっている根か何かを食べようといつも土を足でほっては首を突っ込んでいました。馬の赤ちゃん、数ヶ月間は常に母馬のそばに寄り添っていました。これはみていて微笑ましいですね。哺乳類なので親の真似して草を溜めながらも甘えて母馬のおっぱいを舐めにいく姿も何度も見かけました。また、この自然に囲まれた山並みが見える場所の秋が深まっていき冬になっていき、やがて春が訪れる、この自然環境のサイクルも同時に楽しんむことができます。人々の大半が街に出る前の時代では当たり前に人々が触れて来た景色なのでしょうが、その後の時代に埋まれば僕に取っては珍しい光景ですね。

今日こんなことを書いたのは、春になってから週末には何かと予定が入ってしまし、今日1ヶ月以上にこちらの牧場を訪れたからです。馬の赤ちゃんもすっかり大きくなって、まだ母馬の近くをチロチロいるものの、他の馬との群れの混じったり、餌の取り合いなどもしていて、すっかり大人な感じです。まだ産まれてから半年しか経っていませんが、馬の成長は早いですね。この先もどうなるのか楽しみです。

さて、当たり前なのですが、物事って静止していることはなく、常に動いているのでその瞬間だけ見ても見えてこないことが多いです。これ、私たちが経営診断するときも同じなんですね。瞬間も大切だけれど定点観測してその変化に着目することで見えてくることもたくさんあります。その代表的なものが財務診断です。診断士に支援を依頼すると、多くの場合に数期分の決算書の提示を求められます。私たちは、この情報があればこれまでのおおまかな流れは読めます。毎期の決算は定点で、そこを時系列に追っていくことで定点観測をしているのと同じ効果があるんです。だから、会社の成長を追うことで、財務的な観点から良い点や課題を絞り込んでいくことができます。これ多分経験なんだと思うのですが、自然と自分なりの見方ができてきて、おおかた特徴的なところは抑えられるようになっていくんですね。これには、馬の例でもじっくりその場所を観察していくことで新たな発見があるように、財務諸表を観察していくことで違和感を感じる部分を洗い出すこともできます。そこから、経営者に対して具体的なヒアリングをしていくと「実は・・・」ということがよくおきますね。

観察するって大切だなぁ

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