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投資/暗号通貨詐欺に要注意!素直な情報弱者が騙されやすい現実

普段からアメリカの自宅から日本在住の方々と頻繁にコミュニケーションを取らせて頂いていますが、その中で投資系の話に騙される話をよく聞きます。

私自身はアメリカ在住のせいか、ネットワークビジネスや投資系の勧誘を知人から受けることがあまりありません。

私の住んでいるエリアでは、日本人があまりいないからでしょうか。

しかしポンジスキーム詐欺のニュースは良く聞きます。

さすがポンジスキーム発祥の地アメリカ

・・・いや、違うか💦

ポンジスキームについては別の機会に記事にしたいと思いますが、今回は日本でよく聞く投資/暗号資産+マルチの危険性についてお伝えしたいと思います。

暗号資産+マルチは全部詐欺!

投資系詐欺で多い形態が「投資/暗号資産+マルチ」。

最近ではスズバースも話題に上がっています。

スズバースはその経営陣に名前が知られた人も多いですね。しかもその名前が知られることとなった背景が犯罪関係であることに驚きを隠せません。

そのスズバースをはじめ、アジアンバンク、ビットリージョン、ジュビリーエース、ビットクラブ、など投資/暗号資産とマルチの形態は山ほどあります。

そしてその殆どが経営者の摘発や逮捕、日本引き上げなどで、現在残っている企業はほぼありません

またこの形態の暗号資産やNFTなどの価値が上がったというケースも、ほぼほぼないそうです。

価値が上がらないのであれば、購入しても全く意味がないですし、それどころか、その投資したお金が返金されることはほぼ無いそうです。

これだけを見ても非常に怪しく危険であることは理解できると思いますが、そもそも投資や暗号資産をビジネスとして取り扱うには、金融庁の許可を得て登録を受けた企業しか取引することができないのをご存知でしょうか。

許可なしにその売買はできないのです。

日本の居住者を相手に、株取引やFX取引、暗号資産取引などの金融商品取引業・暗号資産交換業を行うものは、日本の法令に基づき、登録を受ける必要があります。

金融庁ウェブサイト


海外の企業だから日本の法令とは関係ない、と思われている方や、アップや勧誘者からそう聞いた方もいるかもしれません。

これは明らかに違法ですので気を付けてください。

海外所在業者であっても、日本の居住者のために又は日本の居住者を相手方として金融商品取引を業として行う場合は、金融商品取引業の登録(日本の「金融商品取引法」に基づく登録)が必要です。日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは、禁止されています。(違反者は罰則の対象となります。)

金融庁ウェブサイト


また、海外事業者とのトラブルの追求は非常に困難であることも言及しています。

無登録の海外所在業者は、業務の実態等の把握が難しく、仮にトラブルが生じたとしても業者への追求は極めて困難ですので、無登録業者との契約は行わないようにしてください。

金融庁ウェブサイト


有名人や政治家がエンドースしているから安心!?ではない

ネットワークビジネスの勧誘でもこの手の話は多いですね。

芸能人の名前を出し、「〇〇さんもやってるよ!」「○○さんもここの製品を使ってるよ!」など聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

私も以前のネットワークビジネスで何人もの有名人の名前を聞きました。

その後にそのネットワークビジネス企業に入社し、社員として内側から見ることができましたが、その話が事実であったかは確認できませんでした。

有名人や政治家の名前を聞くと、それだけで何だかその投資やビジネスが安全で安心できるような気がしますね。

でもその根拠って実は何なのでしょうか。

そもそもその話が事実なのかもわかりませんし、仮に写真があったところで、その投資やマルチ企業とその有名人との関わりがある、という証拠にもなりませんね。

そしてそもそも、有名人の方は広告塔として起用されているだけかもしれません。

権威のある人たちが絡んでいるからこの投資やビジネスは安全で信じてよい、という話ではありません

実際に有名人や政治家と関係がある、と写真を見せたりしながら勧誘を続けた詐欺事件で有名なのが48(よつば)ホールディングスです。

48ホールディングスの社長の淡路氏は、2023年8月23日に覚せい剤取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されています。

一般的な月利はどのくらい?企業監査って何?これらを知っていれば騙されない

みなさんはこれらをご存知でしょうか?

世界的に有名な投資家のウォーレン・バフェット氏やジム・ロジャーズ氏。

彼らの発言する言葉の一字一句を世界中の投資家が注目し、彼らの言葉一つで株価も変動するほどの人物ですね。

投資のプロ中のプロである彼らの投資利回りは年間10%台だそうです。

一方、一般的な平均的投資利回りは3~7%(投資先によっても変わりますが)とも言われているようです。

そのような中で、投資の勧誘話によく出てくる「月利10%」「年利40%」などの高い利回りをアピールする話は、到底ありえない話であることが分かると思います。

投資/暗号資産などの詐欺から騙されないために

あなたに投資や暗号資産の話が舞い込んだ時には、まずはその企業が日本の金融庁の許可を得て登録しているかを必ず確認することが重要です。

勧誘者はその回答に対して様々な理由を言ってくるかもしれませんが、許可・登録がない場合は法律違反であることは勿論、詐欺であることもほぼ間違いないでしょう。

許可・登録の有無は金融庁のウェブサイトで確認ができます。

SNSなどで、まるで成功体験かのように華やかな生活の投稿を見たり、「絶対に儲かる」、「高利回り」などを聞くと魅力的に感じてしまうかもしれません。

しかし、あなたが汗水垂らして一生懸命働いて貯めたそのお金を、騙されて戻ってこない、ということがないよう、その企業についてや、経営者の履歴や実績を調べることを強くおすすめします

そして何よりも、詐欺に遭わないためにも、知識やスキルを身に付けていくことが大切だと思います。

これに年齢は全く関係ありません。

何も知らなぬままは情報弱者のままであり詐欺はそういった人たちをターゲットにしています。

待ってまーす╰(^^)╯


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