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製作ノート(3)ソウル旅日記

劇団衛星プロデューサーの植村です。

5月の終わりに、韓国・ソウルへ行って来ました。その話を、前回あんまり書けなかったので、改めて(笑)。

ソウルでは、ウンミさんや役者さんたちと打ち合わせをしたほか、会場候補の場所をいくつか下見しました。『珠光の庵』は、いわゆる劇場で上演する演目ではないので(劇場でもできるのですが)、ギャラリースペースなどいくつか見学させていただきました。

長年の経験上、下見の時に見るポイントは決まっていて、広さの把握と、天井の状況の確認(照明などをどのように設置できるか考えるため)、電源と水場の位置などです。

大雑把な計測として、田中さっさんの身長をメジャー代わりにした記録写真。↓

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色々な場所を見ながら、ここで上演するとしたら、どんな感じになるかな・・とイメージを膨らませました。

それから、ソウルにある裏千家出張所にもご挨拶にお伺いしました。

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世界各地に、裏千家の支部があるのは、話には聞いていたのですが、実際にお邪魔することができて、ドキドキでした。
こちらの出張所では、現在、50人くらいの方が茶道を習っていらっしゃるそうです。美しい韓服を着て、茶道されてる方などもあって、すごいいいなぁ・・!て思いました。そんな皆様にも、私たちの作品を観ていただきたいな、ととても感じています。

日本各地で上演するときも同じなのですが、海外での公演を考え始めて、より一層、私たちはなぜその地で上演したいのか、誰に観て欲しいのか・・ということを感じたり、考えたりします。
特に『珠光の庵』を海外で上演するなら、この街に行きたいと思う場所が、私にはいくつかあります。イメージで勝手に思っている、一方的な思いなのですが。そのうちの何箇所かでも、この先、実現できれば・・と願っています。

ソウルには、友達が何人かいます。その人達に観てもらえるだけでも、私にとって、ここで公演をする意味と必要があるんだろうな・・とは、今回の旅でも改めて思いました。
これまで私が出会った方々、劇団員の知り合い、kitaya505さんにご紹介いただいた方、ウンミさんや出演いただく役者さんたちのつながり、裏千家出張所・・。そういった方々に来てもらえたら、『珠光の庵』を上演して、観に来てもらうことだけなら、成功できるだろうという手応えも感じましたが、また同時に、一回公演をしてそれだけ、じゃなあ・・ということも、強く考えました。

これまで私は、劇団衛星でもそれ以外でも、たくさんの作品や公演に携わって来ましたが、『珠光の庵』は、色々なことを感じさせてくれる、とても大切な作品です。

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最後の写真は、ウンミさん・ウンギョンさんと。また次に会えるのがとても楽しみです。

京都に帰ってから気づいたのですが、さっさんと一緒に行ったはずが、一緒に写した写真が、これ1つしかない・・! もうちょっと記録とらなあきませんね。反省しました(苦笑)。


さて。
韓国での上演の前に、まずは日本で、創作と初上演をしたいと計画しています。2020年2月、韓国語版の初演を、京都・KAIKAで行えたら・・と。

【上演予定】
『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語版
日時:2月8日(土)18:00
   2月9日(日)14:00/18:00
   2月11日(火/祝)14:00
会場:KAIKA
料金:2,500円
   特典付きチケット4,500円(LINEスタンププレゼント)

そのチケットを、先先行販売いたします!
お申し込みは、今週金曜、7月12日から受付開始しようと思います! 続報お待ちください!


2019年7月8日
劇団衛星プロデューサー 植村純子

劇団衛星の活動継続と公演の実現に向けて、みなさんのサポートを、ありがたく受け取っております。応援ありがとうございます。