京都夕日(Eri)

書き、喋ります。 「隠れ虐待シリーズ」週間もっとも読まれた作品入りしました。ありがとう…

京都夕日(Eri)

書き、喋ります。 「隠れ虐待シリーズ」週間もっとも読まれた作品入りしました。ありがとうございます! 25歳。エッセイ。弁士。講演、ボイストレーナーの傍らエッセイを書いています。

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更新できてないけど生きてますよ!お喋りを教えたりPV作ったりしてます。書きたい!

    • 10人目のナンパ師

      私はさして美しくないのだが、勤務地の土地柄ナンパの男性に多く声をかけられる。 今日は多いのレベルではなかった。 退勤して職場から出ると間もなく、若い男性から声をかけられた。 そしてあしらうと10歩も歩かずに違う男性に声をかけられる。 「お姉さんきれいっすね!」 「デート行きません?」 「LINEだけでも!」 「お姉さん人気インスタグラマーっしょ?」 「お姉さんYouTubeで見たことあるわー、生めっちゃかわいい」 みんな言ってくることは毎度常套句で一緒だ。 とい

      • 喋りのプロの私が喋れなくなった日の話②~新大久保の串揚げ~

        はじめに 当たり前に外食ができたり、飲みに行けたりしたあの日々がもはや懐かしいですね。 このエッセイの出来事はすべてコロナウイルス流行の前の出来事です。 また町のグルメとの素敵な出会いができる日が1日も早く戻ってくることを祈りつつ、今共にもどかしい思いをしているみなさんと、お店の方々への応援の意をささやかに込めて公開します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 本郷三丁目の手話が公用語のスープ屋さんを後にし、とりあえず本郷三丁目駅へと向かう。 やはり家に帰る気は沸

        • 喋りのプロの私が喋れなくなった日の話①~本郷三丁目のスープ~

          これから生きることを諦めてしまおうかと思うほどの悔しさを、あなたは体験したことがあるだろうか。 私は、その悔しさに生活の全てを支配されていたのである。 私は人生に一度の失敗を、した。 これは、いわば「喋りのプロ」の私が大舞台で大失態を犯し、 家や仕事から逃げるように訪れた飲食店で新しい価値観や人や、ごはんに出会っていく話である。 大失態の内容はあとにして、 それから。 何をしていても、何を考えていても、夜眠るときも、夢の中でも、朝起きた瞬間も 親しい人と笑いながら会話

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        • 「隠れ虐待」と母との記録
          7本

        記事

          お礼

          今年も残るところ1日。 みなさま今年もありがとうございました。 「母に「隠れ虐待」されていたのを思い出した話」からなるシリーズ https://note.mu/gekidou/n/n49bcee8df0b5 を始めとし、noteへの投稿でたくさんの人に作品を読んでもらえた一年でした。 そして自分の書いた文章が、少しだけど誰かの心に影響するんだと思い知りました。 ゆっくりのペースになってしまっている更新。 まだまだ出せていないエッセイが山になっているので、ゆっくりですがた

          怪しい勧誘の女の子に騙されに行ってみた話①

          今から、マルチ商法か宗教かの悪質な勧誘、と踏んでいる人に会ってくる。 たった一度飲み屋のバーカウンターで隣になっただけのその人は、 何故かとにかく私と会おうとしてくる。 少ない情報量で私を誉めまくり、心配してくれ、そして会おうと誘ってくる。 私がどれだけ連絡を無視しても、一応つけた会う約束を何度すっぽかしてしまっても ❤や🎵、☺をたーくさんつけた、優しく明るく思いやりのある言葉で次いつ空いてる?と聞いてくるのだ。 正直、とても気味が悪い。 そんなものは連絡無視してブ

          怪しい勧誘の女の子に騙されに行ってみた話①

          母に会いに行った話(隠れ虐待と母との記録完結編)

          街頭すらまばらな暗闇の中を、各駅停車は南へ南へと走っていった。 家の最寄り駅に着くと、母の車が停まっていた。 いざ母のそこにいる気配を感じるとぐっと緊張した。 あの軽の運転席に収まっているだろう小さな母は、あそこで何を思い、私を待っているのだろう。 私は母の車の後部座席を開けた瞬間に、いや、ドアを開ける動作にちょっと食い気味に言った。 「今回は色々お騒がせしてごめんなさい」 乗り込むために若干頭を下げた状態から、頭を全く上げず、後部座席に着地しながらもっと腰を折る。

          母に会いに行った話(隠れ虐待と母との記録完結編)

          弟に会いに行ってきた話 2019/3/23(隠れ虐待と母との記録6)

          弟に会う口実は、「映画、行こうよ」だった。 その日、午前中は仕事をして、そこから弾丸で弟に会いに行くことになっていた。 弟の住むところの近くの映画館のあるショッピングモールで落ち合うことになっていたが、弟に駅から映画館までの行き方を聞くと、駅まで車で迎えに来てくれることになった。 仕事を片付け、池袋から急いで電車に乗り込む。 途中で鈍行に乗り換えて、後はどんどんと田舎になっていく車窓を延々に眺めることに徹していた。 高いビルがひしめき合っているところから、 ビルはどんど

          弟に会いに行ってきた話 2019/3/23(隠れ虐待と母との記録6)

          私たち姉弟は生まれた時と名前が違う話 2019/3/21(隠れ虐待と母との記録5)

          世の中は新元号発表を目前に沸く中、 私たち家族は平成も始めのころの話を、していた。 「「『隠れ虐待』が母にバレた話」が母にバレた話」の電話の次の日、母からLINEがあった。 電話では前回に比べてパニックを起こしている挙動も少なく、比較的理性的になってくれたと思いきや、もちろんそれで母が穏やかになったわけではなかった。 それは、 「LINEで申し訳ありません」 という世にも不吉な書き出しだった。 正気でないのは内容を読まずとも文章の雰囲気でわかる。その長文をさっとスクロ

          私たち姉弟は生まれた時と名前が違う話 2019/3/21(隠れ虐待と母との記録5)

          「母さん、晩年っていうのかい、」 2019/3/11 (隠れ虐待と母との記録4)

          (前置き:この文章は「隠れ虐待」からなるエッセイの4作目です。同時に舞台作品のレビュー的なことや、筆者の投稿への思いなど綴ったりもしています。純粋に「隠れ虐待シリーズのその後追ってるよ!」という方はこれは読み飛ばしていただいて次の投稿をお待ちください!出てくる舞台作品に関しては投稿日が千秋楽日深夜なのでネタバレ大丈夫なはず・・・) 昨日の夜、たまたまTwitterで公演情報を見つけてからチケットを予約するまで、1分を要さなかったんじゃないかと思う。 私は家族についてのエッ

          「母さん、晩年っていうのかい、」 2019/3/11 (隠れ虐待と母との記録4)

          「隠れ虐待」からなるエッセイを読んでいただき、誠にありがとうございます。 連載をマガジンにまとめました。 なんとか公開を続けたいと思案しております。 どうか、これからも読んでいただければ幸いです。

          「隠れ虐待」からなるエッセイを読んでいただき、誠にありがとうございます。 連載をマガジンにまとめました。 なんとか公開を続けたいと思案しております。 どうか、これからも読んでいただければ幸いです。

          「『隠れ虐待』が母にバレた話」が母にバレた話 2019/3/8(隠れ虐待と母との記録3)

          母は、私のことを名前で呼ぶようになっていた。 前回の記事を公開してから、1週間が経とうとしている。 人生を圧縮したような、記録しきれない色々な出来事があり、時間感覚があまりない。もうじき春がくるということだけを理解している。 結論、 は、即座に母親にバレた。 Twitterを母が監視しているようで、その関係で記事を出そうに出せない状態が続いていた。 溜まっていく一方の記録。 文を書くことうんぬんより、その後の家族への対応と、どうやったら母のネット監視から逃れられるか、

          「『隠れ虐待』が母にバレた話」が母にバレた話 2019/3/8(隠れ虐待と母との記録3)

          「隠れ虐待」のnoteが母にバレた話(隠れ虐待と母との記録2)

          「隠れ虐待」のnoteが母にバレて読まれてしまった。 足らない文章にはなりますが、書きます。 (過去エッセイをお読みでない方へ前提として:私は高熱の病気で入退院をしている。今は元気。また毎日このようなエッセイ的記録をしているが公開はほとんどしていない) それは記事をあげた三日後の夜だった。 私は大学の後輩と二人でお酒を飲むのに、都内の飲み屋街にいた。 その日、母から何本も無言電話がかかってきていた。 何かよくないことが起きているのはわかる。 まさか記事がバレた?いやそん

          「隠れ虐待」のnoteが母にバレた話(隠れ虐待と母との記録2)

          「隠れ虐待」の記事に対してひとつだけ 2019/2/25

          「隠れ虐待」と称した記事を挙げました。 完全に私のもとを離れ、たくさんの人がご意見ご感想を投稿している。 私が何を言ってもという状況だが、それに対して、一つだけ、一つだけ気になることをひっそりつぶやいていく。 「毒親」というのはあくまで文章の枕として使っただけで、私は親を「毒親」だと思っているわけではない。自分の親のことを毒親だとも思っていないし他のなにとも思ってない。そういう一人の人間、と思っている。 親は「毒」ではない。「他人」だ。 一緒に暮らしてきた、関わりの深い他

          「隠れ虐待」の記事に対してひとつだけ 2019/2/25

          母に「隠れ虐待」されてたのを思い出した話 2019/2/22

          「毒親」という言葉も流行っている。 毒なんて、人類みな持ってるものだ。大丈夫! これから、今までの人生で一度も誰にも言ったことがないことばかり書いていく。 重症な記録癖を持つ私が唯一文字にできなかったことたちだ。 これは、母に「隠れ虐待」をされていた話だ。 虐待も、一般的に思う「食べ物を与えられない」「暴力をふるわれる」以外にもいろいろなケースがある。 自分もにたような思いをしてきた、自分が親になって似たようなことをしてしまいそう、そんな人もいるかもしれないと思い、よう

          母に「隠れ虐待」されてたのを思い出した話 2019/2/22

          「自分を取材するNight」レポート

          「自分への取材手帳」2019年度版発売イベント『自分を取材するNight』 参加レポートです。 外苑前にあるピースオブケイクさんの真っ白で洗練されたスペースに集まる20人ほどの女性たち。に、男性はひとり。 人々の目的は、「自分への取材手帳」を監修された、ブロガーのはあちゅうさんによる発売記念イベントだ。 ☆「自分への取材手帳」とは? 仕事のこと、健康のこと、買ったもの、行った場所、観た映画などの質問項目に従って自分のことを書き込むことで、自分の人生に必要なデータを集める「

          「自分を取材するNight」レポート