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クロス貼りで得た教訓

いま、キッチンのDIYをしている。

実は二年前、業者さんにも入ってもらって、二部屋しかない自宅の間取りを変えており。

そのときに壁の珪藻土は自分で塗り、リビングの床は自分で貼って、かなり愛着ある居心地のいい空間になったのだけれど。

予算の都合でキッチンだけ、何もできずに残っていた。

キッチンと言っても狭小住宅のため専用の部屋があるわけではなく、リビングの壁一面分を占めるのみで、だからこそ、リビングでくつろいでいるときにも否応なく目に入ってくる。

ずっと気になってはいたのだけれど、機能面での不満はなく、ここまで何もせずに来てしまった。

ところが今回、突如、手を入れたい欲求が猛烈にわいてきた。

「とにかく、黒にしたいっ!」という、欲求が。

とても抗えそうになかったので、すぐにAMAZONを検索し、キッチンでも使える黒の壁紙で安いヤツを捜した。

すぐに見付かった、45cm幅で10m巻のものが、なんと2,000円!

安っ!

システムキッチンのパネルを変えられるだけの予算はないので、最初はペンキで塗ってしまおうと考えたのだけれど、ウェブでお手軽リフォームの例としてキッチンパネルにベニヤ板を塗装して貼るという方法を見付け。

仕上がりの写真を見て「これだ!」と。

ホームセンターで、ベニヤなんて1,000円もせずに売ってるし、カットしてもらえばまさに塗って貼るだけ。

どうせなら木目も活かしたいので、黒のペンキではなく、ニスで塗ることにした。

で、すぐにAMAZONで発注したものが届いて、まずはクロス貼りから挑戦してみたのだけれど。

「10mもありゃ、十分じゃ~んっ」とざっくり考えていた私は、生まれてはじめてのクロス貼りを完全にナメていた。

あちこちに気泡が入るわ、ヘラで力を入れてこすると、簡単に破れるわ…。

なにこれ、難しっ!

二日目にはだいぶ慣れてきて、目立つところはきれいに貼れたけど、あっという間にクロスが足りなくなってしまった。

しかも一ヶ所だけ、シワが寄ってしまったところがあって「直したいっ!」という欲求に駆られたものの、その日はギター教室があったため時間切れ。

ギターの練習を終えた後、ホームセンターに寄り、ベニヤの切り出しをしてもらって。

そのついでに、足りなくなった黒のクロスを買って(なんと4mで1,800円、高っ!)家に帰って見てみたら「うわっ、はじめてのクロス貼りにしてはキレイに貼れたじゃん!」という感想しかわいてこなかった。

シワが寄ってしまったところはもちろん気になるけど、「こういうとこが愛着につながるのよね」って、無理なく思えて。

いったん時間を置き、頭を切り替えてから改めて見直すことがいかに大事かということを、学ぶことができた。

これは私にとって、あらゆる場面で役立つ教訓だと思う。

二日間にわたってクロス貼りをして、いま、背中がバリバリ状態なのと引き換えとはいえ。

カウンセラーの言う通り、行動すれば教訓は付いてくるもんだ。

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