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五公五民をたとえ10公0民にしても、国が金を出さへんかったら日本は負けてしまうんやで、岸田君。

 英利アルフィヤさんが衆院千葉5区補選で当選してしまいました。衆院和歌山1区は維新に取られてしまいました。「今だけ金だけ自分だけ」の自民党執行部の愚行により、状況はますます悪くなって来ているので、ホンマにニュースを聞くのも辛い毎日ですね。

 そして私は毎日のように岸田くんをアホ、アホと罵っていますが、そんな総理大臣を直接ではないにしても、仕組みの中で選んでしもたんは、実は私ら国民なんやから、ここは反省せなあきませんね。とは言え新聞の見出しは「衆参補選 自民4勝1敗」、とりあえず自民党は安泰、こりゃあ6月解散総選挙も有り得るか?と報道されていますね。

 せやけどよう考えたら、ええ話も少しはありました。立憲民主党、共産党の退潮ですね。いらん奴らが消えて行くのはええことや。ホンマはその代わりに、日本を護る保守系が置き換わらなあかんのに、そうはなってないところが歯がゆいですね。

 そしてその日本を護る保守系、というのが自民党ではないところが悩ましいですね。まだまだ自民党の中に「今だけ金だけ自分だけ」の奴らが圧倒的に多い、と。その利害を代表している岸田くんは、いまだに「増税」をやるつもり満々です。
 藤井聡さんの有料メルマガで今日(4/24)、「<青天井>で成長し続ける諸外国と競争する日本は、<天井>ある国民負担増で対応している限り100%敗北する ~「十公零民」でも税不足は確実である」が配信されていました。そう言えば少し前に「五公五民」の語がネットで騒がれていました。

 ネットメディアの「Smart FLASH」の記事(国民負担率47.5%で「五公五民」がトレンド入り「日本中で一揆が」「江戸時代とどっちがマシ」の声)が「Yahoo!ニュース」に転載されて広まったようです。

「五公五民は、江戸時代の年貢率を表現した言葉で、全収穫量の5割を領主が取り、残り5割が農民の手元に残ることを示しています。江戸時代の初期は四公六民でしたが、徳川吉宗によって推し進められた享保の改革以降、五公五民に。
 大飢饉に見舞われた享保から天明年間には、村役人や富農の屋敷を破壊するような『百姓一揆』が増えたといわれています。
 国民負担率の統計が始まったのは1970年度ですが、実はこのときは24.3%しかなかったんです。20年前の2002年度でも35.0%でしたが、高齢化にともなう社会保険料の増加などで、2013年度に40%を超えました。今後も、大きく減る見込みはありません」(週刊誌記者)

 そして実は、岸田くんは首相になりたての頃は、正しいことを言うてたんですね。国会答弁では「経済成長を実現することで、国民負担率の分母である国民所得を増やしていきたい」」と言うてた、と。そらそうや、忘れもしません、高市さんや河野くんとも競った総裁選で何と「令和の所得倍増」を言うてたんですからね。

 でも岸田くんは結果的にはウソつきになったんですよ。その言葉を念願の首相になったら、いっっっさい封じてしまいましたからね。しかも挙句の果てに「資産所得倍増計画」と、まっっったく似ても似つかぬ意味不明な話にすり替えましたからね。やっぱりアホ、なんですよ。

 周りに言われたまま言うからそうなるんです。この「周り」はもちろん財務省の官僚ですね。「Smart FLASH」は正しく記事を締めてはりました。

 実際のところ、分母となる「国民所得」が倍増するか、労働人口が激増でもしない限り、「五公五民」の状態は変わらない。岸田首相が掲げた「令和版所得倍増計画」は、いったいどこに行ってしまったのか。

 もう何べんも書いて来ていますが、このデフレの30年、もし緊縮、消費増税をせずに、しっかり国家予算を増やして来ていれば、GDPは軽く倍を超して、税収も同じように伸びて来ていたはずですね。ネットで検索したらひと目でわかるグラフがいっぱい出て来ます。

日本は世界で一人負けです。

 いやはや、30年間ずっと間違い続けても誰も責任を取らへん、ホンマにへんてこりんな国になってしもたもんです。今日の藤井さんの話は、たとえ「十公零民」にしたところで、支那が「青天井」で軍備増強をしてるときに、税収だけで予算を作ったところで、ぜったいに負ける、という話ですね。

 そしたら今日(4/24)の「宮崎正弘の国際情勢解題」の通巻第7723号の(読者の声1)(SSA生)さんが、中野剛志氏の『どうする財源-貨幣論で読み解く税と財政の仕組み』(祥伝社)を紹介しながら書いてはりました。

 中野氏は最後に「今後、政府、政治家、マスメディアは(彼らの主張する)財政政策を改め、貨幣と資本主義の正しい理解に基づく正しい財政政策を行う可能性は、残念ながらその見込みは小さい」と(ガリレオ同様)慨嘆しておられます。
私も彼らは学者に値する智賢(知見)を備えているわけではなく、たとえ自分たちの主張は誤りであったと気がついても、(彼らにとっての天動説である)健全財政の呪縛から脱することはできないと思いました。
彼らは今更主張を変えたら職を失いかねぬ立場の(当時の教会関係者のような)人たちであり、「理論の正誤(理屈)を共に模索する相手」にはなりそうもありません。

 いやあ、図星ですね。もはや「財政規律主義」「緊縮増税主義」は天動説みたいなもんで、地動説を認めたら自分らの職がなくなるわけですね。やっぱり今の財務省は、立憲民主党より、共産党より、日本にはいらんのとちゃうか。

【文中リンク先URL】
https://foomii.com/00178/20230424190244108301
https://smart-flash.jp/sociopolitics/223086/1
https://www.mag2.com/m/0001689840


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