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田舎のお仕事さがし-5-

待つ時間はじれったくてもどかしいものです。

「雇用保険の申請に行ってきます」

離職票の届いた私は、雇用保険の申請をするため管轄の職業安定所(ハローワーク)に向かいました。今日までの就職活動の始まりの一歩です。

私の住んでいる地域を管轄しているのは自宅最寄りのハローワークではなく、車で1時間ほどかかる場所にあるハローワークでした。元職場に就職する際も少しお世話になった場所だったのですが、当時は失業保険がどういったものであるかも曖昧で、特に制度を使用することもなく最初の待機1週間の期間に元職場に就職を決めてしまいました。

あの頃とは違い私も年齢を重ねたので、転職活動が厳しくなることはある程度は覚悟していました。ただ、自分の考えていた未来よりも現実は非常に辛辣だったとだけ今回は記します。普通に転職が完了していたようでしたら、私はそもそもnoteで自身の体験談を見せることもなかったからです。

話が逸れてしまいました。雇用保険について一番大事な部分をお話ししていませんでした。ご存じの方も多いとは思いますが、

失業手当は自己都合での退職者へは原則すぐには支給してもらえません。

失業手当を考えて転職活動をするというよりは、早期就職をして再就職手当を狙う方が多いかと思います。私もそれを狙って初期から活動をしてきました。

ただこの再就職手当にもお金をなるべく払いたくない気持ちが透けて見える内容が多々あります。

自己都合での退職者は資格決定日(ハローワークに申請に行った日)から1週間の待機期間満了を待って、そのあとの1ヵ月の間は、ほぼハローワークから紹介された求人での就職でないと手当が出ないのです。

都心部や人口密集地なら多少話が違いますが、辺境の田舎ではほぼ無理ゲーです。一身上の都合で退職した人にうらみでもあるのでしょうか。

私も例に洩れず一身上の都合組だったので、最初1ヵ月はハローワークを中心に転職活動を開始しました。気持ちはこの時点でもう下降が始まっています。

特殊な例として相談員さんに伺った内容では、「ハローワークの紹介で面接を受けて、求人票を出している会社とは違う内容の子会社や、系列の会社なら受け入れられます。と先方から言われ、了承して就職の手続きに窓口に来たら、ハローワークが紹介した会社という項目に当てはまらないため再就職手当の申請が却下された」ということもあるそうです。

今回はここまで。雇用保険や失業保険はたくさんの落とし穴だらけなので、自分で調べるのもそうですが、わからないところは相談員さんや専門の方に聞いて確実性を高めたほうがいいかもしれません。ここまで読んでいただきありがとうございました。また機会があればお会いしましょう。