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田舎のお仕事さがし-4-

ナビを見ても目的地が周囲から隠された場所が多くなった。

「年金事務所の見分け方ってすぐつくの?」

どこの県にも必ず1つはあるはずの年金事務所ですが、自分の住んでいる地域を管轄する窓口が複数ある場合は、申請する内容に対応した窓口のある年金事務所でないと待ち時間が無駄になることもあるそうです。年金事務所ではないですが、窓口を間違えたためにネガティブになった前回の私。

もう同じ轍は踏むまい!と口コミや窓口に間違いがないかを確認しいざ申請に出発…場所がわからない…ナビを頼ろうと電話番号をぽちぽち入力してから車を発進させました。方向音痴というほどではないのですが、やはり初めての場所となると安全性と正確性を最優先にしたい私がいます。入る道路を間違えたり、一方通行道路を避けたりしながら何とか現地に到着しました。

「え、本当にここで場所あってる?」

入り組んだ細い路地の真ん中くらいに立っている建物には、確かに「年金事務所」のかけ看板がありました。ただ何というか綺麗な建物を想像していただけにちょっと汚いな、と失礼ながら思ってしまいました。

狭い駐車場へ車を停め、自動ドアをくぐり受付の女性に書類の申請ができるかを確認しました。「申請は2階ですので、階段を上って2階の窓口へどうぞ」と優しくお話してくださり、私は昔学生時代に上ったような懐かしい階段を上り2階のドア前まで進みました。

申請の書類は事前に書いておいた方が良いのだろうか?と通路に置かれた書類の段とラベルを確認しましたが、自分の申請する予定の書類と同じ名前のものを見つけられず、待合室前の番号札を取り自分が呼ばれるまで見るともなしにテレビの画面を見ていました。

申請自体は窓口の優しそうな女性と10分程度話しながら記入するだけで簡単に終了しました。必要な身分証明書やマイナンバーカード、印鑑なども使う場合があるので忘れてしまうとちょっと手間がかかるかもしれません。しかし、ここでも大型連休の弊害を受けます。

まだ本社が私の退職関係の処理を完了していなかったようなのです。確認が取れればすぐにでも発行できる書類でしたが、まだ会社が未処理のものを年金事務所がどうこうできるはずもなく、後日郵送という形でもよろしいでしょうか?と提案され、お願いしてからその日は帰路につきました。

数日後、離職票が我が家に届きました。

私の今までの努力とは…なぜ君が先に届くんだい離職票。ちなみに年金事務所で申請した書類はさらに1週間以上経てから我が家に郵送されてきました。本当に最後の砦と思って年金事務所での申請はかけたほうが良いかもしれません(今回の私の場合はです)。雇用保険の申請、健康保険の変更や諸々の手続きは離職票で対応できました。

今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。また機会がありましたらお会いしましょう。