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【アルアタ】登場人物紹介_黄泉坂征 その①

『アルカロイドは理想世界アタラクシア幻想ユメを見せるか』の登場人物の個人情報を公開するコーナーです。
が、読まなくても大丈夫です
登場人物に想いを馳せる一助としてお読みいただけますと幸いです。
※1〜2巻の内容が含まれます。ご注意ください。


基本情報①

名前:黄泉坂 征 (よみざか ただし)
生年月日:1890年(明治23年)11月15日

名前の由来:正しい道を行く。
父親の名前である行司(こうじ)にもちなんでいるとかいないとか。
黄泉坂自身は「征」という名前について、自分の歩んできた道を振り返って皮肉だなと思う反面でどこか納得もしている。
三巻(1935年9月)時点で44歳。星座は蠍座。
誕生花の彼岸花の花言葉は「悲しい思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」

身長:179cm
体重:61kg
血液型:B型

黄泉坂辿が生きていて右腕があった時はもう少し体重があったそうな。
(ちなみに弟は178cm/75kg〜)

戦前の日本人の体格とか、そこまでリアリティは追求しない方針だけどちゃんとご飯は食べてほしい。

家族構成:
義弟、形式上の息子(甥)、居候、猫

エクセルで作成したふわっとした家系図

(日野道征と日野道辿が黄泉坂姓になるまでのふわっとした経緯)
兄弟二人の黄泉坂子爵家への養子入りは、肺病を患っていた日野道行司が何かと聡い息子の征を陸大まで進ませてやりたいと亡くなる前に黄泉坂子爵家にお手紙を送ったのが発端。
当時存命だった初代黄泉坂子爵は幼少時に淡い恋心を抱いていた従姉妹のことを思い出し、特に家族に相談もせず「うちで引き取る」とお返事を書く。
その後、弟の辿が生まれ、日野道行司は亡くなる。二人の子と共に残された日野道ユキは初代黄泉坂子爵からの手紙を手に黄泉坂子爵家の門を叩くも、黄泉坂子爵から何も聞いていない黄泉坂家の者たちは彼女を門前払い。勝手に養子縁組を申し出た(赤子も増えてるし)黄泉坂子爵と家族の間で一悶着。
最終的に黄泉坂子爵の勝利(とはいえその頃にはかなり消極的になっていた模様)で日野道征と辿の兄弟は黄泉坂子爵家に入ることが正式に決まるも、日野道ユキが過労で倒れたのと時を同じくして黄泉坂子爵も急死。
生前交わされた取り決めだけが残り、征と辿の兄弟は誰一人として歓迎する者のいない黄泉坂子爵家に引き取られることに……

基本情報②

特技:剣道、勉学
苦手なこと:ダンス(本人談)、絵(自覚なし、画伯)

文武両道、身体強健。頭の使い方に無駄がなく、理解力爆速、記憶力も良い。
ダンスは言っているだけでできない訳ではないが、相手との距離が近いとボロが出ちゃいそうだし、単純に相手に合わせるのが面倒とか思っている。
絵心はない(特に人物画)。
短編『極楽にて』で早乙女に爆笑されるまでは普通に絵が上手いと思っていた。

(以下、FANBOXに掲載の『極楽にて』あとがきより)
最後に、黄泉坂画伯。2巻の最後に、黄泉坂が辿君のために紙で鯉幟を作ってやった、という描写がありました。兄貴お手製の鯉幟を見て、辿君は大層喜んだことでしょう。兄貴は何でもできるんだ、やっぱり俺の兄貴はすごい、とか思ったに違いありません。弟が喜んでくれたから、黄泉坂は自分の絵の腕前を信じていました。自分の絵を見た他の人間が妙な気配を発したとしても、特に気にしませんでした。何たって、弟が喜んでくれた絵なのです。上手だとさえ思っていました。早乙女に「なぁにそれ征君wwwえwww犬と馬と清司君?wwww征君って画伯だったんだwwwww案外可愛いとこあるよねwwwwww」と盛大に草を生やされるまでは。

趣味:特になし。強いて言えば読書(本人は趣味だと思っていない)
余暇の過ごし方:読書(辞書、論文、哲学書)、自省、自己嫌悪、自身の存在について考える

生きづらそう。

好きなもの:弟
嫌いなもの:弟以外、特に弟嫁と鎖々戸の系譜

人間の世で生きるのに差し障りが出るから「普通」とか「まぁ……」くらいの顔をしているだけで、心の動き的には弟以外の自分も含めた森羅万象が嫌い、もしくは全く興味がない。
自分がそういう存在だとは理解しつつも、そういう自分について休みの日とかに考えている。生きづらそう。

外見的特徴(抜粋)

髪色:ロマンスグレー
肌:浅黒い
目:切長、古狼みたいな感じ。人間のものではない
鼻:鼻筋が通っている。横顔を鋭くする要因の一つ
口元:唇薄い。犬歯がやたら鋭い。(八重歯気味、たまにしまい忘れている)

このあたりは父親の遺伝強。
若白髪。十代後半からかなり白髪が目立っていた。
作中では言及していないが生まれながらに心鬼である者は鬼子(生まれた時から歯が生えている)という設定があったり。黄泉坂の犬歯は多分歯並びの問題。
真っ当な人物だった父親に年々似てくる自分の姿を鏡に見ては、何か思うなどしている。

仕草や感情表現の方法

癖:溜息吐きがち。歩くの早過ぎ。会話に「……」が多い
特有の動き等:顔は動かさず目だけ動かして相手を見る時がある。怖い

きっと本人はそこまで意識してやってない。

喜:対弟だと嬉しそうな顔をする。それ以外は無
怒:対弟だとわかりやすく怒っているモーションをする。それ以外はひたすら無口になる
哀:対弟でも出さない。一人のときにそんな雰囲気を醸す瞬間があったりする
楽:対弟だと微笑ましそうな顔をする。それ以外は無

「無」というのは「無表情」ではなく「無感情(そんなものはない)」の意。
弟は自分以外に無愛想な兄のことを「人見知り」だと認識している。
逆に弟相手だとどこまで感情表現してくれるのか。バンザイ、ハイタッチくらいなら弟から求められたらしてくれそう。

イメージ・モチーフ

花:彼岸花、鬼灯
宝石:タイガーアイ、イエロートパーズ、ガーネット
色:黒、深みのある茶色(三揃いの色)、真紅(彼岸花、血)
動物:狼
食べ物:TKG、煎餅(バリカタ)、かりんとう
構造物:鳥籠

※作者が考える、あくまでも「なんとな〜く」のイメージです。
※黄泉坂征個人の主義思想、趣味嗜好には一切関係ございません。
黄泉坂はバリカタの煎餅も口の中ズタズタにしながら食べると思うんだ。

心鬼として

性質:憎悪
能力:心を眠らせる=心の麻痺
心影:蓬髪の剣士

生まれながらの心鬼。
憎悪やそれに伴う不快以外の心の動きを持ち得ないが、弟に関してはそれ以外の感情を抱くことができた。
心影は昔はちゃんとしていたが、喪失を経て随分と酷い姿におなりに。

心域:蓮華のように紅い彼岸花の咲く浅い池
心域の広さ(通常):半径約200m
心域の広さ(潜没時):半径約400m

神経質だから同類の気配に敏感なんだよね(by比良)

〜心域についてのふんわりとした説明〜
心域(通常)→現実世界にいて「何か変な奴が入ってきたな」「あのあたりにいるな」がわかる&近接している相手に影響を与えちゃう(蝋燭の火はちょっとぬくい、触ったら火傷する)範囲。
心域(潜没時)→心影界にいて「(具体的な性質)の変な奴がいるな」「あそこにいるな」がわかる&まあまあ距離のある相手にも影響を与えちゃう(焚き火はあったかい、近づいたら燃え移る)範囲。
異常心域→範囲内にいる奴全員燃えてしまえ。

心域は唯一の救済が失われた時の光景。Kタローの理想世界の裏ver.みたいな……


その①は以上になりますが、その②はさらに読まなくてもいいような、長年にわたり黄泉坂から引き出した質問集(参考:『アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?』)になります。

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