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小さな、そして大きな一歩

作り方を試行錯誤していた温度応答性ゲル。
ようやく確実に作る方法に辿り着きました。
45℃付近で収縮するゲル。
現状では、約15%収縮します。

写真は、向かって左が50℃のお湯に10分つけて収縮させたゲル。
右が収縮前の状態です。
6~7mmくらい縦方向に収縮しています。
厚さ方向と横幅も少し収縮しているので、全体で15%くらいです。
このくらい変化してくれれば、色んなことが出来るんです。
温度センサー付きの動くゲルですね。

最低でも30%は収縮させたいです。
その方法も既に考えています。

作っても収縮したりしなかったり、
温めるとブヨブヨに膨らんだり溶けてしまうことも...。
随分と悩まされましたw

〇温めても溶けない
〇50℃以下の温度で収縮する(35℃くらいにしたい)。
〇手でつかんでも潰れたり切れたりしない程度の強度がある

この条件を満たすのに1年以上かかりました。
そもそも、40℃くらいで溶け始める多糖類を使っているので、
溶けないようにするのが大変でした。

ゲルが溶けることなく収縮したことでスタートラインに立てました。
0が1になった感じです。
1があれば、いくらでも大きくできます。

温度応答性ゲルについては、以下の記事で詳しく説明しています。


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