つかめる!ふしぎ玉(知育菓子)

クラシエフーズさんの「おえかきグミランド」に続いて、
今回も「つかめる!ふしぎ玉」というお菓子を取り上げてみます。
こちらもクラシエフーズさんの商品です。
材料はアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムとあるので、人工イクラと同じですね。

「はじけてジューシー!」
食べるのが楽しみになってきましたw

「ふしぎジュースのもと」と、「ソーダ玉のもと」「ぶどう玉のもと」が入っています。

トレイをはさみで切り離し、水を内側の線までいれます。
一番大きなトレイにふしぎジュースのもとを入れ、スプーンで混ぜます。
説明書には70回混ぜるとありました。
アルギン酸ナトリウムは溶けにくいはずですが、アルギン酸ナトリウムが入っていると思われる「玉のもと」は、70回混ぜると殆どが溶けました。
溶け易さから、人工イクラの半分以下の濃度と思われます。

「玉のもと」をスプーンに入れ、「ふしぎジュースのもと」の中にゆっくり沈めます。

人工イクラよりもアルギン酸ナトリウム水溶液の濃度が低いため、ゆっくり沈めないと形が崩れてしまいます。一瞬、形が歪になりますが、すぐに丸くなります。

二つを混ぜてみました。こんなやり方は載ってないですが、やってみたくなりましたw

「玉のもと」がなくなるまで作ります。
説明欄には、「5分たつと固まる」と書いてあります。

5分後に、トレイのギザギザの部分からすくって取り出します。
取り出しやすい工夫がされているんですね。

プルプルのゲル。良いさわり心地です。
強くつかむと外側の膜がやぶれ、中の液体が流れ出してしまいます。
やさしく取り扱ってあげましょう。

ソーダ味。手がベタベタになるのはご愛嬌。

このふしぎ玉は人工イクラと同様、アルギン酸ナトリウムをカルシウムイオンが橋架けすることで出来ています。「つかめる水」と同じです。

「つかめる!ふしぎ玉」はアルギン酸ナトリウム水溶液の濃度が薄いため、固まるのに時間がかかります。
下図(複雑なので簡略化しました)のように、カルシウムイオンによる橋架け部位が段々と増えていき、固くなります。

パッケージの作り方に「5分待つと固まる」とあるのはこういうことなんですね。
通常、人工イクラ作りで使うアルギン酸ナトリウム水溶液の濃度だと
瞬時に固まり、しっかりしたゲルになります。
その代わり、アルギン酸ナトリウムはなかなか均一に溶けません。
でも、子供たちが直ぐに作って食べるお菓子だと、濃度を薄くしないと短時間で溶かすことが出来ません。
そこで、作りやすくて、少し待てば固まる絶妙な濃度にしてあるんだと思います。
濃度が薄いので、スポイトで乳酸カルシウム水溶液に落下させるのではなく、スプーンに入れて沈ませる方式を取っています。落下させると綺麗な玉になり難いと思います。

ぷよぷよして、噛むと中の液体が弾けて出てくるところも良いと思いました。乳酸カルシウム水溶液に味付けしてあり、中からジュースがあふれ出てくるような感じです。

興味があればぜひ試してみて下さい。料理のヒントにもなりそうですね。

人工イクラについては以下の記事を参照ください。


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