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グァーガムでスライム作り

アイスクリームやソースなどの増粘剤として使われているグァーガム。
SLIME!シリーズのスライムにも使われています。

そこで、グァーガムを使ってスライム作りに挑戦しました。

まずはグァーガムを水に溶かします。
冷水に溶けます。

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粘性のある生クリーム状の水溶液です(写真は2%水溶液)。
溶けたら4%のホウ砂水溶液5mlを加えて混ぜます。

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ゲル化しました。

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ゲル化すると粘りの無い、やや固めのゲルになりました。
引っ張っても伸びません。
弾力があって触り心地も良いです。
ホウ砂水溶液を加えると黄色くなるのは興味深いですね。
おそらく、ポリフェノールによるものと考えられます。
ホウ砂水溶液によってpHが変化したことで、ポリフェノールの構造が変わったと推測されます。

ちなみに、水溶液の濃度を1~7%まで変えて試しましたが、どれも似たようなゲルになりました。
5%以上は水に溶かすのが困難でした...。

ただ、SLIME!シリーズにある柔らかさと伸び、独特の触感はありません。
まったくの別物です。

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「主成分はグァーガム」というSLIME!シリーズですが、
その性質から、洗濯のり(PVA)を入れていると推測。
グァーガムと洗濯のり(PVA)が1:1(固形分)になるよう、洗濯のりを加えてみました。

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そして、4%のホウ砂水溶液5mlを加えて混ぜます。

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お、この感触は!

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適度な柔らかさと伸びのあるスライムができました。
洗濯のりだけで作ったスライムには無い独特の触感もあります。
SLIME!シリーズに近いゲルです。
とはいえ、触り比べるとまだ差があります......。
もっと研究を重ねて追及したいです。

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今回作ったゲルは図のように、グァーガムとポリビニルアルコール(洗濯のり)がホウ酸イオンによって橋架けされ、ネットワークを作っていると考えられます。もちろん、実際には2つの高分子が入り乱れた複雑な構造をしていると思います。

以前ご紹介したバルーンスライムもグァーガムとPVAで出来ていましたが、
柔らかさや伸びは今一つでした。配合量や水の量が違うのでしょうね。
SLIME!シリーズは独特の触感と柔らかさを出すため、かなり研究を重ねて作られていると感じました。

グァーガムとSLIME!シリーズについて触れた記事も載せておきます。


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