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ゲルの研究 個人活動の変遷

小学生の頃から理科が好きでしたが、勉強は嫌いでした。
高校の受験勉強はもっと嫌いでしたw
だから、大学で学ぶ化学は楽しかったですね。
二年以降はほぼ化学のみだったので特にw
研究室はゲルを扱うところを選びました。
研究内容が面白そうだったこと、そこの先生の授業が楽しかったのが理由です。
それ以降、紆余曲折ありましたが、今日までずっとゲルの研究をやっています。

〇第1フェーズ
大学でゲルの研究をした後、就職した企業でもゲルの研究を行う。
製品の改良などがメインだったので、あくまでサブテーマです。

〇第2フェーズ
サブとはいえ、上手く行き始めていたゲルの研究。
しかし、異動により研究から離れる事に...。
そこで、自宅でゲルの研究を始める事にしました。
研究と言っても、ちょっとした遊びのようなものです。

〇第3フェーズ
個人でも本格的に研究したいと思うようになり、研究テーマを設定して計画を建てる。
さらに、個人で学会発表することを思い付く。
発表申請してみると、あっさりと受理されて驚くwww
転職後も個人研究を継続

〇第4フェーズ
実験器具も揃い、3つ以上のテーマを同時進行(もちろん、全てゲルです)。
メインは温度応答性ゲルの研究。でも、身近な材料で温度応答性のゲルなどあるはずもなく、試行錯誤を続ける。
毎年個人で学会発表していると、珍しさから覚えてくれる人も増えてくる。

〇第5フェーズ
ふとした思い付きで始めた蒟蒻の研究。
高分子学会で「蒟蒻の化学」と題して発表したら大盛況。ポスター発表では常に人だかりが出来て周りが見えない状態で、発表時間を30分もオーバー。運営の人に怒られたw

〇第6フェーズ(現在)
遂に身近な材料で温度応答性ゲルを作ることに成功(自分でもビックリ)。
蒟蒻と並行して研究を続ける。

最近は研究発表すると、「先生」と呼ばれることがあり、とても申し訳ない気分になります。相手が著名な方だと特に...
でも、自分の知らないことを知ってる人を、年下であっても先生として接する、その姿勢が周囲から尊敬を集め、多くの実績を残す事に繋がっているんだろうなと思いました。
自分のやってる研究は自分が一番詳しいですし、画期的である自信はありますが、先生はちょっと(^^;)

今年は転職活動のため、まだ一度も発表はしていません。
転職先が決まってないのでなんとも言えませんが、もしかすると今年は7年ぶりに発表件数ゼロになるかもしれないです(毎年発表してる学会は、3~5月に集中してるんです)。
そう考えると、noteをやっていて良かったです。発表する場があるのは大切なことで、研究に欠かせない事だと僕は考えています。
WEB上で学会発表なんてケースも最近はあるようなので、そういう活動が出来たら良いなとも思っています。

読んでいただけるだけでも嬉しいです。もしご支援頂いた場合は、研究費に使わせて頂きます。