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「スライミー」でスライムを作ろう

市販のスライム作製キットを使い、手軽にスライムを作りませんか?
今回使ったのは「スライミー」シリーズ。

「スライミーができちゃう」「メタリックスライミーができちゃう」「ふるふるスライミー」の三種類。
実は、同じシリーズと思って買ったら「ふるふるスライミー」だけ違いました。
まぁ、細かい事は気にせず、開封して作ってみましょう!

まずは「スライミーができちゃう」から。
中身はPVA(ポリビニルアルコール)水溶液と、青に着色されたホウ砂水溶液です。
カップや混ぜるための割りばし等は自分で用意する必要があります。

説明書によると、透明なPVA水溶液を3分の1ほど容器に入れ、そこに少しずつホウ砂水溶液を加えながら混ぜます。
ホウ砂水溶液を少し加えたら20~30秒程度混ぜ、さらに追加して混ぜるのを繰り返します。

好みの柔らかさ(固さ)になったら完成です。

少し固めに作りました。
また、パッケージの横にスライムに付ける目があるので、切り取って付けてみました。

目は三種類あります。口を自作して張れば、色んな表情を楽しめそうですw

続いて、メタリックスライミー。

基本はスライミーと同じですが、ホウ砂水溶液の色が違いますね。

PVA水溶液に入れる前に、ホウ砂水溶液の袋を振ってよく混ぜます。

少しずつホウ砂水溶液を混ぜます。

好みの状態になったら、完成です!

銀色に光ります。メタリックスライミーの名に偽りなし。
今回は入手できなかったので試していませんが、メタリックスライミーにはゴールドもあります。

では、最後に「ふるふるスライミー」を作ってみましょう。

なんと、プラ製の三角フラスコが入っています(フタ付き!)。
ポリシートもあります。
PVA水溶液とホウ砂水溶液があるのはこれまでと同じですね。

付属のポリシートを広げ、その上で作ります。汚れ防止ということですね。

三角フラスコにPVA水溶液を全量入れます。

ホウ砂水溶液を全量加えます(コーラの香り付き)。
後はフタを付けて振り混ぜるだけ。

ゲル化してドロドロしてきたら完成です!

素手で触って問題ないです。実験するときの癖で、つい手袋をしてしまいましたw

コーラの良い香りがします。割りばしでかき混ぜていないので、気泡の少ない、綺麗なスライムになります。
ポリシートの上にそのまま出して遊べるのも良いですね。
コーラ以外に、ソーダやストロベリーなど、色んな種類があります。

ということで、スライムキットでスライムを作りました。
個人的には、分量を調整する必要がなく、割りばしもカップも不要な「ふるふるスライミー」がお勧めです。三角フラスコを使うので、研究している気分になります。
好みの固さに調節したいときは、他のスライミーが良いですね。

詳細は「スライムの化学」に譲りますが、ポリビニルアルコールの水酸基をホウ酸イオンが水素結合(HとO)で橋掛けし、網目構造を作ることでゲル化しています。

ちなみに、メタリックスライミーには「マイカ、酸化チタン、酸化鉄」が入っています。これはパール顔料に使用されるもので、今回は光沢を出すために使われています。

ホウ砂水溶液を作る手間が省けるので、手軽にスライムを作りたいときには良いと思います。


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