見出し画像

ゲル「ハチ公」を見てきました

超福祉展でゲルハチ公を実際に見て、出展者の方と話もしました。シリコンゴムを3Dプリンターで作った型で成形したもので、3Dゲルプリンターではありませんでした(^_^;)

ハイドロゲルで作ると、強度が足りずに展示に耐えられないと考えたので、高強度のシリコンゴムで型から作ったそうです。1日1000回くらい触られる上、ネイルをした人がつつくこともあるので、強い素材である必要があるとのことでした。

僕もゲルをニコニコ学会βで展示しようと考えたことがありますが、同じ理由であまり触らなくて良いものに変更しました。

ゲルハチ公は、撫でたり突くと色の変化や声で反応してくれます。

足の部分もシリコンゲル(厳密にはゴムです)で、こちらも頭部と同様にセンサーが内蔵されていて、触ると反応します。

実はオファーを受けて急いで作ったため、本当は全てシリコンゴムにしたいところが、頭部と足だけになったそうです。

また、カメラで目の前の人の表情なども観察していて、AIで学習をしているとのことです。
作って5日程度なので、人の表情や撫でられることに対して、どう感じているのかまだ分からないそうです。

出展していた山形大学の方は、実際にはゲルから少し離れたもので作られているため少し申し訳なさそうでしたが、あまり細かいことを気にしなくて良いんじゃないかと思いました。
柔らかいゴムをゲルと呼ぶこともあるんですよね。

色々と話す中で、自分がゲルの展示をするときはどうしたら良いか、改めて考えるきっかけになりました。やはり水を含むハイドロゲルを使った展示はひと工夫必要ですね。

読んでいただけるだけでも嬉しいです。もしご支援頂いた場合は、研究費に使わせて頂きます。