見出し画像

日本一わかりやすい“しゃべり口調”ISO9001解説~箇条6~

※ご購入いただいた方には、特典を用意しております。
通常90分30,000円のスポット経営コンサルサービスを無料にて行います。
購入者専用の問い合わせ窓口メールアドレスを記事の最後に専用メールアドレスを記載しておきますので、ご興味ある方は是非ご購入ください。

ISO9001の分かりにくさについて、以前の記事で紹介しました。

ISO9001を教えていて思うこと

その思いに基づき、分かりやすく、しゃべり口調で各箇条を書いていきます。原文は敢えて記載しません。理由は、載せてしまうと難しい言葉が文面に表れてしまうことと、あとは著作権の関係ですね。。(こっちが本音)

この記事では、箇条6 計画 について書いていきます。

この箇条は、経営層から管理層向けの現場に対する計画を具体化するプロセスについて書かれています。もちろん、担当者も知らなければならないことで、このプロセスを知っている担当者が多い現場は意思統一がされているのかなと思います。

※注意点
この解説は、中小製造業の機械加工や板金加工、射出成形、あるいは機械組立の場面を主に想像しているものになります。
※注意点2
かなり噛み砕いて書いているので、多少のニュアンスの違いは勘弁してください。ただ、こう話した方が現場の人はまず分かっていただけるのではないかという私的な思いです。

6 方針やらを実行できる具体的な計画の作り方ってこうですよ!

6.1 会社が考えるリスクとかチャンスに対して具体的に取り組んでいきましょう!

6.1.1 仕事のやり方とか仕組みとかを決めていくにあたって、4.1で明確にした会社の課題とか、4.2で明確にした利害関係者の要求事項とかを踏まえて、a)~d)までの4つのことを取り組んでいく上でのリスクとかチャンスを、会社として決めていきましょう。

a) 会社が考える仕事のやり方や仕組みが、目的を達成できるなって思えるようにするために、リスクとなり得ることは何ですか?チャンスとなり得るものは何ですか?ちゃんと考えて、リスクが何で、チャンスが何、って決めましょう。例えば、ISO導入の目的が、「一品物に対する、要求を超える品質の製品を提供する」だとするじゃないですか。外観の仕上げに対して磨き工程を研磨剤を使ってやるときに、クロムフリーみたいなことが叫ばれ始めたとして、今使用している研磨剤にクロムが含まれていた場合、これは磨き品質に影響を与えますよね。そういったリスクがあるっていうことを決めましょう!って言うことです。

b) 良い影響を大きくするって言うのは、例えば、世界的にカーボンニュートラルの潮流がある場合なんかは、ガソリン車から電気自動車へのシフトが進むわけですね。そんなとき、バッテリー関連部品を製造している企業なんかは、自社製品のニーズがより高まるね、っていうことを把握しておきましょうっていうことですね。

c) 反対に、良くない影響を小さくするチャンスもあるわけです。例えば、紙業界にいたとして、最近話題のマイクロプラスチックなんかがそうかもしれませんね。ストローの紙製品化と言うのは、紙市場の縮小と言う良くない影響を小さくしてくれます。

d) より良くしよう!っていう活動ができるようになるための、リスクとかチャンスを決めましょうってことですね。例えば、改善活動をするための人員確保に対するリスクとして、労働人口の減少とかのリスクはあるかもしれませんね。反対に、人材の流動性の高まりなんていう機会もあるかもしれません。そういうことを、会社として決めておきましょうと言うことですね。

6.1.2 会社としてはこういうことを計画しましょうっていうのが以下のことです。

a) 6.1.1で決めたリスクとかチャンスに対する具体的な取り組みをどうするかを計画してください。

b) 次の2つのことを実際にやるときの方法ですね。それを計画してくださいと言うことです。

1) リスクとかチャンスに対する取り組みは、会社としての仕事のやり方や仕組みの中に取り込んで、仕事の一部として実施できるように計画してください。

2) で、そのリスクとかチャンスに対する取り組みが有効なのかどうかを評価できるように予め計画しておいてください。例えば、人材確保のための求人活動やそのための5S徹底とかがあったとした場合に、〇人採用できた!とか数値目標があると良いですよね。リスクやチャンスに対する取り組みは、自分たちの製品に影響を与える度合いに応じたものにしてくださいね。製品の品質とかに対する影響が大きくないのに、そういうムダに近いところに一生懸命にならないでくださいね。

注記1 リスクに取り組むっていうことはどんな方法があるかって言うと、そのリスクを避けることとか、チャンスを取りに行くために敢えてリスクを承知しておくとか、リスクを根本からやっつけるとか、リスクが生じにくくさせることとか、リスクが発生したときに結果として起こることを変えちゃうとか、そのリスクをみんなで承知して心の準備しておくとか、いろんなことを踏まえて、そのリスクは今は抱えておこうって決めることとか、そんな方法があります。

注記2 チャンスっていうのは、新しい習慣の取り入れ、例えばリモートワークやりますとか、新製品の発売とか、新市場の開拓、例えば、これまで自動車部品やってたけど造船業にも作っていこうとか、新しいお客さまとの取引を始めるとか、新しい協力企業との契約とか、新しい技術の取り入れ、例えば、管理システム入れ替えるとか、会社とかお客さまのニーズに取り組むための良い影響を与えそうな、そして実行できそうなことですね。

6.2 品質目標を決めて、それを達成するための計画を作ってください!

続きをみるには

残り 1,834字

よく分からない! 難しい! つまりどういうこと?! どうやって教えればいいの? そんなISO9001に関する疑問にお答えして、“しゃべり…

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?