見出し画像

1000時間までがチュートリアル?競技タイトルとパーティーゲームの違い

この間、『eGG』でフォートナイトをやってたから、観たんだけどね。
申し訳ないけど、対してゲーム好きでもない芸能人の下手なプレイを見せられてもイライラするだけってことが良くわかった。

フォートナイトって、ただでさえ難しいゲームなのに、出演者のDAIGOさん、生駒里奈さんはFPSすら初心者ってのが丸わかりの動き。
手も足も出ず、簡単にやられてしまって「何このゲーム、つまんない」って言わんばかりの表情になってしまっている。
視聴者って、これ観てフォートナイトやりたいって思うのかね?

ゲームって”こういうもの”って思ってない?

例えば、将棋っていうゲームがある。
駒の動きとルールは皆さんもご存知だと思うが、それすら知らない人に「さぁ対局してください」ってやってたら、どう思う?対局以前の問題でしょ。

その将棋は実力がモロに出るゲームだから、素人がプロと対局しても100パー勝てない。
だからこそ、競技になるわけ。

eスポーツになるようなゲームってそういうものなんだよ。簡単に極めることはできない、深みのあるゲームじゃないと。
なんか、色んなゲーム番組を観てるけど、「ゲームなんてその程度でしょ」って思っているのが透けて見えるんだよねぇ。

例えば『有吉ぃぃeeeee!』については以前書いたけど、ゲーマー田中さんは事前に30時間もプレイして挑んでいる。忙しいのに凄いと思う。本当に好きなんだろうね。
だが、実際はそれでも全く足りてない。
たまに冗談半分で「1000時間まではチュートリアル」なんてことを言うんだけど、それほど間違っていないと思ってる。ゲームに限らず、競技って普通はそれくらいやらないとまともな試合にならないよね。

(ただ、この番組はゲームより演者がメインであり、彼らのトークスキルがあって成立しているので、普通のeスポーツ番組とはちょっと趣が異なる。)

競技タイトルとパーティーゲームの違い

eスポーツに採用されるような競技タイトルってのは、運要素は極力押さえ、スキルの差が出るようなものであるべき。だから、ある程度できるまでに時間がかかるという欠点もある。

だが、ゲームメーカーは今まで誰でも簡単に楽しめるというゲームを主に発売してきた(シングルプレイのゲームは別)。
それを責めることはできない。彼らも商売だから、一本でも多く売らなきゃならないのだ。

だからボタン一つで簡単アクションとか、アイテム使って一発逆転、みたいなパーティーゲームが多く、そのせいでゲームってみんなでワイワイ楽しむものっていうイメージが定着してしまったのではないかと思っている。

もちろん、そういうゲームも必要なのだけど、eスポーツに採用されるようなタイトルとは明確に異なるということだけは理解して欲しい。

ゲーム番組に期待したいこと

プレイはトッププレイヤーに任せ、芸能人はガヤに徹する。『いいすぽ』のスタイルが一番ゲーマーにとっては面白い番組だ。
ただ、これは渋い。まだ一般人にウケるものじゃない。
数字を取らなきゃいけない事情ってのがあるだろうに、これをやるのは大変なチャレンジだと思う。

だから、多くのゲーム番組が芸能人がメインになってしまうのは仕方がないのだが、一つだけリクエストさせて欲しい。せめてeスポーツタイトルが好きな人にしてくれ!

ただゲーム好きなだけじゃダメだ。eスポーツが分かってないと。
「ゲーム好きです!マニアックなゲームも好きで、一番好きなゲームはマリオパーティーです!これってマニアックですよね?」みたいなアイドルとかは違うからな!


…てな事を好き勝手に言っておりますが、eスポーツを取り上げていただけるだけで感謝しております。これからも面白い番組作りがんばってください!

こんにちは。日本の皆様にお知らせがあります。私の活動の援助をお願いいたします。私は独立性を守るため、皆様からの援助のみで活動しております。援助をしてくださる方は少数です。もし皆様が百円寄付してくだされば私はこの先何年も活動を発展することができます。宜しくおねがいします。