見出し画像

「eスポーツでなんかやれおじさん」にコイツを読ませろ/『1億3000万人のためのeスポーツ入門』

先日書いたnoteがちょっとビビるレベルで読まれていた。見れば、どやら有名ぷよぷよプロもリツイートしてくれていたようだ。もちろん、記事中に名前を出させていただいたliveさんもだ。

それで、こんなこと書いといて、俺が寄付してなかったらどっかから怒られるだろうと思って、ちゃんと寄付もしたからな!

ブログ、確認してくれよな!

eスポーツでなんかやれおじさんに気をつけろ

話は変わるが、以下の記事を読んだだろうか?「黒川塾 七十」ダイジェストレポート(前編)である。

色々興味深いことが書かれているので、ぜひ一読して欲しい。
個人的に気になったところは芸能界とeスポーツのところ。浅井企画で「浅井企画ゲーム部」の運営を行っている色摩氏のお話だ。

色摩氏は、平岩氏が冒頭で語った年棒5億円の話と対照的に「『思ったよりお金にならない』というのが実感。

ハイ、実感しちゃった。
だからあんまよく知らないで「なんか儲かりそう」で手を出すんじゃないと言っただろうに。

「浅井企画ゲーム部」については俺も設立当初からちょくちょく配信を見させていただいているが、なんかうーん…なんかうーん…って感じだ。
ぷよぷよ上手かった上仲誠彦氏も辞めちゃったんだよねぇ。芸能界に限ればトップ狙えた人だったんだけど。

色摩氏こそまさに俺の危惧する「eスポーツでなんかやれおじさん」になんかやれって言われた人なんじゃないか、という気がする。もちろん、浅井企画の内情は知らないから邪推だけど。

ハッキリ言っちゃうと、現状、日本においてeスポーツで儲けるのは難しい。まだ元年を迎えたばかりでようやく種から芽が出たくらいの段階だからだ。

eスポーツの現状を知るべし

だが、今のうちから参入しておけば市場が育った時にオイシイ思いができるかもしれない、と考えるのは分かる。そこで是非オススメしたい本がある。それが「1億3000万人のためのeスポーツ入門」だ。
先の記事で名前が出た但木一真氏の本で、執筆陣にはlive氏も名を連ねている。

これはまさにeスポーツの”今”を知るのに最適の本なのだ。これをなんとかしてeスポーツでなんかやれおじさんに読ませて欲しい。できなければあなたが読んで噛み砕いて伝えて欲しい。

データやら情報やらを但木氏や謎部えむ氏がわかりやすくまとめてくれている。さらにプロゲーマーのリアルをlive氏が書き、実際に「eスポーツでなんかやっている人」としてプロチーム「Rush Gaming」を運営する西谷麗氏とテレビ番組「eGG」とプロチーム「Axis」をプロデュースする佐々木まりな氏が参考になる実例を書き、eスポーツでなんかやるにおいて無視できない法律面を弁護士高木智宏氏と松本祐輝氏が書く。

eスポーツでなにをやるにしてもだ、最低でもこの本くらいは読んでおいてくれないと、話にならないぞ。もちろん、将来eスポーツでなんかやりたい学生諸君も読んで欲しいし、別にeスポーツでなんかやる気はないただのゲーム好きのあなたも読んでおいて損はない。

eスポーツでなんかやろうとしているみなさん。最後に言っておきたいのは、俺はみなさんを応援したいってことだ。是非、何かやって儲けてもらいたいと思っているのだ。本当だ。だからこんなことを書いているのであって、決して邪魔をしたいわけではない。

ただ、これだけは分かって欲しい。何をやるにしてもゲームに対する愛が無いとダメだってこと。儲けようってだけでゲームについてなんも知らない、なんてのは見抜かれるからな!
じゃないと何をやっても「なんかうーん…」ってもんしかできないぞ。


ところで、さっきの記事の黒川文雄氏の「プロゲーマー、業界のしくみからお金の話まで eスポーツのすべてがわかる本」だが、これもタイトルから察するにかなり役立ちそうだ。だが実は未読なので、これについてはまた読んでからなにか書きたいと思う。


この記事が参加している募集

推薦図書

こんにちは。日本の皆様にお知らせがあります。私の活動の援助をお願いいたします。私は独立性を守るため、皆様からの援助のみで活動しております。援助をしてくださる方は少数です。もし皆様が百円寄付してくだされば私はこの先何年も活動を発展することができます。宜しくおねがいします。