前回からの続き。

へっぽこスナイパー誕生

壁を作ってに身を隠しつつ、シールドポーションを飲み、包帯を体に巻く。かなりの深手を負ってしまったけど、回復アイテムを落としてくれて助かった。

そうしながら敵の遺留品をチェックしてみると、なかなか良いものもってるじゃない。

まずは紫（エピック）のヘビーマシンガン。これははじめて見た。
撃ってみたい…！
そういう衝動に駆られるが、無駄に撃てば弾は当然、消費してしまうし、最悪は音でこちらを察知されてしまう。ここはぐっと堪える。

続いて、同じく紫のセミオートスナイパーライフル。
これが出たことで次の行動が決まった。
どこかの高台をとり、狙撃しよう。
正直言って、建築勝負になったら、勝てる自信が無い。私にはこの作戦がベストだと思う。

マップを広げ、適当な場所を見定める。
安全地帯のなるべく端が良い。こことシフティ・シャフトのあいだに良い場所がありそうだ。周囲を気にしつつ、そちらへ足を向けた。
しかし、残念ながら、そこにはすでに先客がいたようだ。高台に向け、階段が建築されているのが見えた。もし別のスナイパーが陣取っているなら、戦闘はさけられまい。

だが、こちらにはヘビーマシンガンもある。
また先手をとってこいつをぶち込めば勝機はある…！

私は、しゃがみ歩きで、そろそろと階段を上がる。まずは頭だけを出して、見回してみる。

クリア…。

しかし、木の裏に潜んでいたり、ギリースーツで草に擬態している可能性もある。私は少しずつ、慎重にチェックした。が、やはり誰も居ない。先客はすでにどこかへ行ってしまったらしい。
ま、こんなとこ何もないしね。

ホッと胸をなでおろし、シフティ・シャフト方面をスコープで覗いてみる。敵影は無い。
次に後ろをチェック。
ストームを逃れてこちらにくる者がいるかもしれ…

いた。

高台からのスナイプ

小屋に入っていく背中が一瞬見えた。
スコープを構える。小屋の出口はひとつ。そこを出てくるところを狙う。

初弾命中。
しかし、相手も即座に壁を作る。
なかなか手慣れているようだ。

とは言え、そこは間もなくストームに飲まれる。
ずっと隠れているわけにはいかない。
こちらは動くのを待つだけ。

近寄ってくるストーム。
敵は慌てて壁を作りながら走り出すが、逃しはしない。
2キル目。

だが、彼の遺留品はあきらめるしかなさそうだ。
ちらばったアイテムがストームに飲まれていく…。

この時点で残り8人。
幸運にも、この地点は次の安全地帯にも入った。
このまま、ここで獲物を探すとしよう。

最後のバトル

またシフティ・シャフト方面に振り返り索敵開始。
しばらくは静寂が続くが、遠くに建築物が出来上がっていくのが見える。
あそこで激しい戦いが起こっているようだけど、ちょっと狙うには遠い。
しばし様子見していると、キルログが流れていく。
あと4人。
3人…。

ついに自分を入れて2人。
あの戦いを制した一人と、ラストバトルね。
あれで生き残るのだから、そうとうな猛者に違いない。
手が震える。緊張か、武者震いか…。

その一人が、戦闘の結果として、うず高くそびえ立った建築物からおり、こちらに向かってくる姿をとらえた。
少し遠いが、撃ってみる…？
傷ついているなら、うまくすれば一撃で終わらせられるかもしれない。

これだけ離れていれば、すぐには反撃されないだろうし、思い切って撃ってみよう。
スコープの中心にとらえ、引き金を引いた。

だが、弾は大きく外れていく。
失敗した。距離があるので、そのぶん下に落ちていくのを計算しなければならなかった。
だが、距離があったため、撃たれた方向はバレたものの、こちらの位置までは特定できてない様子だ。

敵はそのまま、近くのレストランらしき建物に入っていった。
あそこで回復を図るのかもしれない。
さて、どうするか？

だが、またしても幸運に恵まれた。
レストランが安全地帯から外れたのだ。
このまま待てば、ストームに飲まれる。出ていかざるを得ない。
どこから出る？
正面の出口が有力だが、壁や屋根を壊すこともできる。どこから出てきても不思議はない。

ストームに侵食されていくレストラン。
敵は、やはり正面から出てきた。
この距離なら外さない。
相手の少し上を狙い、撃つ。

命中するが、相手は生き残った。やはり、回復されていたようだ。
敵は壁を作り、飛び回り、なんとか次弾を回避しようとしているのが見える。
これがなかなかに狙いづらい。
そして、そのまま移動し、ゴミ箱のようなものの裏に身を隠した。

が、それは隠れるにはすこし小さすぎた。
ほんの少しみえる頭部に銃弾を撃ち込む。
飛び散る遺留品。

勝った…！？
勝った！！

完全に運が良かっただけだったけど！
勝ちは勝ちよね！
今夜はお祝いにドン勝だ！

あとがき

くぅ～疲れましたw
もうね、このゲームの醍醐味である建築を一切せずの勝利だったが、まぁ初ビクロイ！ってことでひとつご容赦を。
とにかく、最初のバトルに勝てたのがでかかったなぁ。
先に発見するのが本当に大事。
あと、建築バトルから逃げてばかりもいられない。
練習あるのみですなぁ。

あ、あとこれを書いている途中で2回目のビクロイを達成した。
この記事のトップ絵がそのスクショ。
勝つのが当然、ってくらい、強くなりたい！