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大自然の中、思いっきりテキストを書こうと思ったらなぜかコメダ珈琲にいた

以前、俺がどのようなスタイルで自宅外でテキストを書いているか、というnoteを書いたことがある。
みんな当然読んだことと思うが、念の為、リンクを貼っておこう。

そして今回、前々からやってみたかったことを実践してみた。それは

大自然の中でテキストを書こう

ということである。
ちょうど良いことに、最近なぜか妙に涼しい。8月なのに大丈夫かという気はするが、天候は申し分ない。チャレンジするなら今だ!というわけだ。

俺はキーボードなどをカバンに入れ、前々から目をつけていた良さげな公園を目指した。良さげだったポイントはまず「人が少ない」こと。いたとしても大人が散歩している程度であって、子供が遊ぶタイプの公園はダメだ。

次に「緑があること」。これが無ければ『自然の中で』、ということにならない。遊具が置いてあるような、子供が遊ぶタイプの公園はダメだ。

そして最後に「テーブルがあること」。なぜならテキストを書くからである。

時刻は朝8時。良さげな公園は人気もなく、テーブル席も空いていた。良さげだ。早速、道具を広げ書き始めた。

だが、5秒で限界がきた。

いや、虫がやべぇ!ヤブ蚊が寄ってくる!
あとセミがうるせぇ!

虫除けでもあればヤブ蚊はなんとかなるかもしれんが、セミはどうにもならん。

俺はとっとと道具をしまった。
良さげな公園は虫にとっても良さげな場所だったのだ。

にしても、このまま帰るのはしゃくだ。どっかの店で書こうと思う。しかし時刻は朝8時。やっている店などあるのか…あった。

コメダ珈琲だ。

コメダ珈琲は1968年の創業以来、名古屋を中心に“くつろぎの場”を提供してきた喫茶店だ。昨今は名古屋にとどまらず全国各地に店舗を構えている。

近所にも数件あるのだが、実は入るのは数年ぶりだ。

「一人。禁煙席で」
というと、店員は申し訳無さそうな顔で
「すみません、二人席しかないのですが、よろしいですか?」
と言ってくる。
なにを謝る必要があるのか、こちらこそ一人で二人席つかって良いんですか?という感じだ。

入り口から左半分が禁煙席、右が喫煙席らしく、俺は左側に誘導された。そこで目に入ってきたのはほぼ満席の店内だった。

俺はもう一度、スマホで時刻を確認した。朝8時10分だ。
この時間からこんなに客がいるのか!?

コメダの店内は、いわゆる喫茶店というイメージとはちょっと違う。4人がけのテーブル席が多く、どちらかというとファミレスっぽい。
そして、実際に多くのファミリーが利用していた。朝からだ。

俺は案内された席へ座った。隣は若い夫婦と小さな子供が2人いる。子供がいるので騒がしい。

俺はコーヒーを注文した。朝だったのでモーニングが利用できる。トースト半分とゆでたまご、たまごペースト、あんこのどれかが無料で付いてくるおトクな時間だ。
俺は名古屋風にあんこを頼もうかと一瞬悩んだが、無難にゆでたまごをチョイスした。

待っている間、早速キーボードを叩く。
隣の子供が興味を示したようだ。
「ママー、あれなーにー?」
「お仕事してるんだからうるさくしちゃダメよ」
などという会話が耳に入ってくる。

どうやら仕事中と思われたようだが、申し訳ない。仕事ではない。このくだらんテキストを書いているだけだ。

モーニングセットが来たので一度中断しトーストをかじる。うまい。あと子供がいるので騒がしい。
コーヒーを一口啜る。当然ブラックだ。やや酸味のある子供がいるので騒がしい。
トーストとゆでたまごを平らげたあと子供がいるので騒がしい。テキストのつづきを子供がいるので騒がしい。
子供がいるので騒がしい。

子供がいるので落ち着かねぇ!

いや、子供に文句があるわけではない。コメダとはこういう場所なのだ。はっきり言おう。テキストを書くには向かない店だ。人気が有りすぎる。朝から満席って何?何がそんなに魅力なの?残念だが、もう二度と行くことは無いだろう。

結論。大自然とコメダはテキストを書くには向かない

家に居たほうがまだマシだった…。

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