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第358回:それでも、アルトコインは不滅である理由

今日も元気に上がったり下がったりと、朝から晩まで相変わらず情緒不安定な暗号通貨市場ですが、NY証券取引所のオーナーが面白いステートメントを出しておりました。以下をご覧ください。

参考1)Bitcoin Could be ‘First Worldwide Currency’: NYSE Owner

オーナーって誰やねん、という突っ込みはおいといて、世界のウォール街を支えるNYSEがポジティブなニュースを飛ばしてきているあたり、フェイクニュースとしてみても、ある意思を感じますので面白いところです。

NYSEといえば、仮想通貨取引に関する新会社を設立するというリリースも出ておりました。これは表現がかなり具体的なので、現実化しそうな話です。

参考2)ニューヨーク証券取引所のオーナー企業、仮想通貨の新会社設立 11月からビットコイン先物取引も

何度か本稿でも触れてまいりましたが、やはりNYの金融チームがこれだけ可能性のある暗号通貨市場を無視するはずもなく、大人の参戦が待たれていたこの界隈にとっては、非常にポジティブなニュースとなったのではないでしょうか。

一方、ICOは今年前半は調達が快調であるとニュースを賑わしておりましたが、遂に6月、7月はやや失速のニュースが出ておりました。2つの記事を参照ください。

参考3)2018年の1月~5月のICO調達額が2017年の2倍に、ICOへの期待は未だに高い

参考4)◆6月以降、ICOによる資金調達額は大幅に下落◆

確かに振り返っても、体感で、今年1月~5月までの暗号通貨市場の熱と、6月以降のそれは明らかに異質なものでありました。

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