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第368回:中国発、世界恐慌が来るとすれば、ブロックチェーン新時代到来の重大な兆しとなるであろう

10月第二週は、世界を見渡しても、凄まじい一週間でした。

NYの夜間市場で発生した暴落を皮切りに、日本市場も強烈な下落幅を思いっきり被弾し、約3営業日ほどで最大幅2,000円超の下落を演じました。

未だに何がきっかけなのかは解説されておらず(まあそもそもマーケットのクラッシュ理由は全て後付ですが)、かたやトランプさんがFRBのスタンスを否定したことからトランプショックという向きもあり、かたや台湾市場が安値をつけたので中華ショックという向きもありで、なんだか未だによくわからない下落です。

金曜日はあまりに下げすぎた反動でダウも一部戻しましたが、底打ちをしたのかはまだ判断がつかないところです。ただ振り返ってみると、暴落の兆しは、米中貿易戦争の過激化に続く、以下のニュースあたりからやや香ってきていたなと感じます。

参考1)中国「一帯一路」に誤算 親中政権の敗北相次ぐ

我々が東南アジア攻略最重要地域と意識して拠点を置くマレーシアでも、親中政権であるナジブが倒れ、マハティール氏がトップに返り咲きました。

昨今、確かに親中政権の敗北が続いてはいるものの、『一帯一路』のクリティカルなニュースとして広く宣伝されてしまうということは、中国の内部パワーバランスが崩れつつあるか、あるいは米側が仕掛けてきているかどちらかかな、と思った矢先に、こんなニュースが入りました。

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