「VALIS二次小説 理想が欲しくて」あとがき&重要なお話

皆さん初めまして、ジェネレータ𓆩 ✧ 𓆪と申します。本日は、「VALIS二次小説 理想が欲しくて」のあとがきと、私の人生にとって非常に大切なお話をさせていただきたいと思います。
かなりの長文となりますが、最後まで読んでいただけますと幸いです。

重要なお話では、私の現状やこの作品に込めた想いなどを、個人情報が特定されない程度に載せます。


1.二次小説を書こうと思ったきっかけ

まず初めに、私が二次小説を書こうと思ったきっかけについてお話しようかなと思います。

私が二次小説を書こうと思ったきっかけは、KAMITSUBAKI STUDIOの花譜さんの2nd Album「魔法」が発表された時です。

当時の私はとにかくKAMITSUBAKI STUDIOの二次小説を書きたいと思っており、何か良いネタはないか、どうしたら面白いストーリーが創れるかを常に考えていました。そんな時、収録曲の最後にある「世界線は分岐する(Instrumental)」という曲のタイトルを見て、「これの逆をやろう!」と思いました。

KAMITSUBAKI STUDIOが世界線を分岐させるなら私はその逆、創り出した世界線を収束させようと考えついたのです。

以上が、私が二次小説を書こうと思ったきっかけです。



2.二次小説の構想

二次小説を書こうと思ったきっかけについてお話したところで、私が現時点で思い描く二次小説の構想についてお話します。

私の頭の中では、本来幾つかの段階を順番に進行させることで完成する予定で、KAMITSUBAKI STUDIOの二次小説を複数執筆する第一段階、それらの世界線を収束させる第二段階、後ほど説明するシリーズ「終わりの世界線」を描く最終段階。さらに、番外編として第二段階の「収束した世界線」と「終わりの世界線」の主人公達が戦う「世界間大戦編」に、各「終わりの世界線」の主人公同士が争う「裏の戦争編」があります。



3.「VALIS二次小説 理想が欲しくて」とは何か?

次に、「VALIS二次小説 理想が欲しくて」とはどんな作品であったのかについてお話します。

「VALIS二次小説 理想が欲しくて」(以下、「理想が欲しくて」)とは、元々は上記でお話した「創り出した世界線を収束させる」(以下、「世界線を収束させる」シリーズ)という内容を達成した後に書く予定だった、「終わりの世界線」というシリーズ最後の作品として投稿予定だったものです。

「終わりの世界線」というシリーズは、「世界線を収束させる」シリーズの裏シナリオ的な立ち位置として構想したもので、シリーズ全体を通した特徴として、必ずバッドエンドになることが決まっているというものがあります。

私は作品を書くにあたって、作品全体のテーマとして主人公に大きな特徴を設定することをこだわりとしています。このこだわりは、私の性格や考え方といったものを採用していて、本作品に於けるテーマは“失敗”と“妄想”です。作品の流れとしては、“非正規の方法で意図せず裏世界に紛れ込んだ主人公がVALISを初めとした様々な人物達と出会い、やがて自身の『最後の理想』をかけて『正史の軌道を望む者達』と衝突する”といったものとなっています。

“失敗”とは、「必ずバッドエンドになる」というシリーズ全体のテーマの他に、後でお話しますが、「どうせ何をやっても失敗する」という私の経験則からくる自己評価(思い込みという意見でも構いません)に依るものが込められており、“妄想”とは、続けてきた努力や順調であった筈の過程に反して最終的な結果が大失敗に終わってしまった時、「自分が過ごしたあの時間は全て妄想だったのではないか?」という疑心暗鬼な心理状態に陥ってしまう意味が込められています。



4.新塚想詩について

次はエピローグにて登場した、新塚想詩にいづかそうたについての解説をします。
新塚想詩とは、私、「ジェネレータ𓆩 ✧ 𓆪」の中の人が転生した先の存在であり、本作品の主人公である「フェイ」のオリジンという立場が与えられている人物です。

順番に説明すると、新塚想詩には「ジェネレータ𓆩 ✧ 𓆪」の中の人、つまり「何処かに居る一般人A」が、これまでの記憶を全て保持したまま生まれ変わった存在という設定になっています。

新塚想詩とは、ある意味私という人間そのものであり、その魂に宿った能力によって偽りの肉体を得た姿が「フェイ」なのです。
この設定は、VTuberという存在をそのまま活用しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?