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はじめの1勝【WEホーム開幕戦】

2023年11月18日、長野Uスタジアムを会場に、
2023-24WEリーグ第2節
AC長野パルセイロレディースvsサンフレッチェ広島レジーナ
の試合が、14時03分キックオフで開催されました。


スタジアム外

ホーム開幕とあって、この日の長野はイベントが沢山。

「マイ&エム歓迎企画」として、この日の試合はタイ王国推し。
スタジアムに一番近い出店がタイ料理。ムーピン(豚串焼き)やトムヤムクン(タイ料理の代表的なスープ)をいただきました。トムヤムクンは辛さ控えめで爽やか系。個人的にはもっとガッツリ辛くても良かった笑

Uスタ近くからオリンピックスタジアム手前までは「バリアフリースタイル ルルカ」さんプロデュースの「レディパルシェ」開催。多くのお店が並び、食べ物やハンドメイドアクセサリー販売、芝生ではダンスなどが行われていました。

ちょうどお昼時。昼食は、松本市の「焼肉ハウス大将軍」キッチンカーで「大将軍牛丼」900円。牛肉がボリュームあって美味しかったです。欲を言えばボードの写真と比べて玉ねぎが少なかったくらいか。野菜も欲しくなるお年頃。

ダイヤモンド会員が入る駐車スペースは空いてましたが、無料スペースの方はイベントに来る人でほぼ満車。

西側の山は、雪が舞っているようにも見えました。

スタジアム内

入場

スタジアム内は寒いものの、雪は降らず。

メンバー発表のボード。
前節からスタメン4人入れ替え。驚いたのはボランチ2人入れ替えとDF5人。3バックでもやるのかと思ったら、実際は奥津選手を前に一列上げての4-5-1。CBに奥川選手と橋谷選手、右SBに岩下選手。試合後の監督・選手コメントでも分かる通り、後述する広島のサイド攻撃対策でした。

長野Uスタジアム限定販売「七五三レディースキーホルダー」。
いつもの銀色の袋に入ったガチャ方式。応援4選手は川船選手だけ入手できなかった…。岡本選手、長江選手、風間選手は確保。
試合1時間前くらいには完売。限定販売と書くからにはリバフロの販売は無し、次の新潟戦はもうないかな…。
あと、その横にユニフォーム柄のガチャ売ってたけど…。HPとかで何も告知されてなくない?新体制発表会で発売されていたアクリルのユニ+ネームとはまた違うものみたいです。

お散歩

お散歩が始まってしまったので、メインスタンドに戻って着席。
福田選手と菊池選手(多分)が話しているのは、広島の鈴木ヘッドコーチ。2018年から2年間はINAC神戸レオネッサの監督で、福田選手は当時の所属選手でした。

再びグッズ売り場へ

千曲キューティアンズのダンスが始まった頃、グッズ売り場に選手がいるのを察知して再び移動。先ずは長野県出身の中村選手と稲村選手。

メインスポンサー「HOKTO」さんコラボのパルカレー販売促進。成田選手が一生懸命呼び込み。しかし断トツで声がデカかったのは、GK伊藤有里彩選手。メインスタンドまで余裕で聞こえてました笑

キューティアンズのダンスの音楽に合わせて踊る、成田選手・中野選手・稲村選手。

奥でグッズ宣伝もしていた伊藤有里彩選手。こちらも長野県出身。先輩の中村選手と。

パルカレー5個セット(写真入り)が最後のひとつと言われ、購入(ちょろい)。カップ戦のスタメン写真かな?サインは多分岡本選手。

試合前

練習

いつものようにGK先行練習開始。

広島もGK先行→長野より先に全員出てきて練習開始。広島サポさんは結構大勢来てました。カップ戦を制したことで応援も勢いが。ただ、拡声器のハウリングが多め。意図的?

パルセイロレディースも全体練習開始。

上空の風はかなり強め。ただ、試合への影響はあまり感じませんでした。

広島スタメン。

JAグリーン長野

この日はJAグリーン長野さんが冠スポンサー。唐木代表理事専務のご挨拶もありました。
JAグリーン長野プレゼンツの試合と言えば、真っ先に思い出すのが2021年11月14日。相手はこの日と同じサンフレッチェ広島レジーナ。0-1ビハインドからロスタイムだけで五嶋選手の直接FK、瀧澤千聖選手の決勝ゴールで試合をひっくり返した記録にも記憶にも残る試合。その千聖選手は広島に移籍してしまいましたが、この日は骨折治療中かメンバー外。もしかしたら上(関係者席)来てるかな…。と私含め数人かすかな希望を持っていましたが、試合後も出て来なかったのでいなかったのかな…。

選手入場後

タイ王国大使館臨時代理大使ロムデジ・ピサロポン氏へ、マイ(タニガーン)選手とアム(ナッタワディ)選手から12番のユニフォーム贈呈。時間の関係か挨拶は無し。

JA恒例のリンゴ贈呈。
以前「赤くなってないリンゴを贈っている」という声がありましたが、広島側に贈呈されたのは「シナノゴールド」という赤くならない長野県オリジナル品種です。

そういえば奥津選手、昨シーズンは円陣の時にずっと立ち上がってたけど、今年は腰を落とすようになってました。

前半

女子日本代表に追加招集され、結果を残した中嶋淑乃選手。
中嶋選手と言えば、2020年のなでしこ2部時代の長野vs鴨川。中嶋選手のドリブルを捕まえきれず、2つのPKを与えて敗戦。あの頃からドリブルは凄かったです。この日は中嶋選手をどう抑えるかが試合のポイントに。

広島のFW高橋選手とマッチアップする橋谷選手。リーグカップで試合復帰はしてたけど、リーグ戦、また先発に限ればほぼ2年振りかな。

CB奥川選手とGK梅村選手は前節に続いてのスタメン。前の試合以上に繋ぎを徹底してました。

この日は右SBとして中嶋選手と対峙した岩下選手。
そこに、右前方の奥津選手、右CBの橋谷選手、或いは中盤中央の選手も加わり、常時2人以上で警戒していました。
岩下選手のサイドはあまり見たことがありませんが、結構理に適っているなと感じました。昔、野口美也選手が右SBに入ってうまく回ってた時期があったけど、それの進化系的な。

右の守備に人数掛けると他から崩されそうですが、この日は中盤の菊池選手、福田選手、そしてやや前に位置する伊藤めぐみ選手も攻守に動き回り、スペースを埋めていました。あと、攻撃時のボールを受けに行く動きが以前より頻繁に&初動が速くなったように感じました。この辺は、敗れたベレーザ戦からの反省を活かしつつ継続してきた形でしょうか。

勢い余って広島の渡邊選手(松本市出身)を倒した川船選手。
渡邊選手はあまり長野県の印象はないかもしれないですが、工大福井付属高校から日体大を経て広島に加入。前述の瀧澤千聖選手らと共に世代別代表の常連でした。

悔しがる宮本選手。
開幕戦ではメンバー外でしたがこの日は先発、FWと言うよりは左サイドからのドリブルでチャンスを作っていました。

福田選手は、開幕戦リザーブも出場は無し。
この日は先発フル出場、中盤の底から長短のパスで試合を作っていました。

両チーム最多となる4本のシュートを前半の内に放った川船選手。
やっぱFWはこうでなきゃ。とりあえず最優先はシュート。なのでシュートゼロだった後半は反省材料にしてください笑

前後半通じて安定していた広島のGK木稲選手。
2年前の大逆転の時も先発していて、その時は不安定なイメージがあったけど、この試合ではさすがカップ戦覇者の守護神でした。

こちらも長野県同士、中盤で渡邊選手と伊藤めぐみ選手(諏訪市出身)のマッチアップ。中嶋選手を抑え、中盤でも優勢だった長野が広島をシュートゼロに封じるも、得点は奪えずスコアレスで前半終了。

後半

後半は長野ボールでキックオフ。

菊池選手がCKから直接狙うも(多分)GK木稲選手がパンチング。

バックパスが弱くなったところを川船選手が狙う大チャンスがありましたが、木稲選手が間一髪ブロック、こぼれ球を市瀬選手がクリア。

中嶋選手は前半に続き徹底マーク。

左から宮本選手がドリブル突破からのクロス。これを中央右で奥津選手がヘディングシュート。枠には飛んでいましたが木稲選手がセーブ。

中嶋選手を抑えるタスクもあり、かなり疲弊してきた右サイド。
奥津選手に代わり鈴木選手、足が攣った岩下選手に代わり長江選手とリフレッシュを図る廣瀬監督。この辺の交代も予め想定されていたそうです。

徐々に広島も鋭い攻撃で長野のゴール前を脅かす回数が増えてきた79分、宮本選手に代えて長身のタニガーン選手を投入。左サイドに鈴木選手、右サイドに川船選手がスライド、タニガーン選手が前線の中央に。

80分、右サイドで相手からボールを奪った川船選手がドリブルで切り込み、クロス。

中央のタニガーン選手の頭上を超えてファーサイドに飛んだボールにヘディングで合わせたのは、伊藤めぐみ選手!これが決まって、開幕戦に続く2試合連続ゴール。貴重な先制点。

ホーム開幕戦の入場者数、1,404人。ちょっと少ないかなあ。
因みにですが、過去5年のホーム開幕戦入場者数は以下の通り。

  • 2022年 1,182人(10月、仙台L)

  • 2021年 1,957人(9月、ベレーザ)

  • 2020年 781人(8月、ハリマ)※

  • 2019年 2,275人(3月、新潟L)

  • 2018年 3,005人(3月、ベレーザ)

(※2020年はコロナの影響で7月開催、2節まで無観客。8/1の第3節が有観客でのホーム開幕戦)

長野がロスタイム5分も凌ぎ切り、1-0勝利。
後半、シュート5本を打たれた(長野は7本)もののクリーンシート。中嶋選手にはドリブル突破を許した場面はあったがシュートは0で抑えました。

試合終了後

試合終了後からずっと泣いていた福田選手。
後に「嬉し涙ではなかった」と本人から語られていましたので、安堵の涙ですかね。

インタビューは、決勝ゴールを決めた伊藤めぐみ選手、アシストの川船選手、廣瀬監督。

日体大同学年トリオ。

JA「ウーマンオブザマッチ」に選ばれたのは、決勝ゴールの伊藤めぐみ選手。シナノゴールドが贈られました。

バックスタンドからゴール裏に挨拶、勝利の舞。伊藤選手と、この日誕生日で完封したGK梅村選手が前へ。なぜかゴール裏から催促され監督も笑。記念すべきリーグ戦初勝利だからかな。

右足アイシングの為、鈴木トレーナーにおんぶしてもらい移動する橋谷選手。髪型が被ってることもあり兄妹にしか見えない笑

最後はタイ国旗と一緒に記念撮影。

休む間もそこそこに、今週は連戦。
祝日となる11月23日木曜日14時には、アウェーでセレッソ大阪ヤンマーレディースとの対戦。向こうにとっては通過点だったろうけど、長野にとっては忘れることのない悪夢の2019入替戦の相手。因縁の一戦、見に行きたいけど厳しいかな・・・。
11月26日日曜日には、ホームでアルビレックス新潟レディースを迎え撃つ一戦。キックオフ17時。これはひどい。長野県民と新潟県民だから耐えられるとでも思ったのか?いくら屋根があっても寒いものは寒い。この試合観戦予定の皆さんは防寒装備をガチでしてください。私は行かれないの確定してますが…。

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